図書館・研究機関

図書館について

山陽小野田市立山口東京理科大学の教育研究の基盤施設として、大学の基本理念を実現するため、図書館の「使命」を掲げ、その達成に向けて定めた「目標」を着実に実行します。図書館は、学習・研究における創造発現のパートナーとして、その役割を果たします。

図書館の使命

・学術情報・資料、研究成果の収集・整理・保管
・学習・教育研究のための利用要求に対する効果的な情報提供
・知的情報資源の活用による地域社会との連携・協力と生涯学習支援

使命達成に向けた目標

・学問的雰囲気と活気に満ちた学習環境と利用者中心の図書館サービス
・利用者にとって居心地がよく使いやすい魅力的図書館
・自立した学習へ導く図書館環境と学術情報・資料の提供
・教員・学生・職員のための情報資源へのアクセス手段の提供
・ネットワーク社会における情報アクセス環境を確保した機能的図書館
・情報資源への適切なアクセスを保証する協力プログラムへの参画
・地域社会との連携・協力と生涯学習支援のための開かれた図書館
 

研究機関

教員・学生はもちろん、一般の技術者・研究者も利用可能

研究機器センターには、研究に欠かせない大型の測定装置が設置されています。教員、大学院生、学部学生の研究活動で利用します。民間企業や公的研究機関の技術者・研究者も利用可能な地域社会に開かれた施設です。

研究機器センターの詳細はこちら

多元同時蒸着装置
原子サイズからミクロンのオーダーで薄膜を形成する装置。電子材料の開発や薄膜成長技術の研究開発や、集積回路(IC)、半導体メモリ、磁気記録媒体などの基盤技術の研究に用ます。

熱分析装置
試料と基準物質の温度を変化させ、質量変化及び基準物質との温度差の測定や吸熱・発熱を定量的に測定します。また、試料の温度を変化させながら、圧縮、引張り、曲げなどによる試料の変形を測定します。高分子材料、有機材料、セラミック、食品などの特性評価に利用されています。

顕微赤外分光光度計
赤外光を物質に照射し透過または反射した光の強さからスペクトルを測定します。赤外スペクトルは分子の形や原子間の結合の強さを反映した分子固有の形をもち、物質の同定に利用します。本装置は顕微鏡を備え、単結晶や繊維などの微小領域を透過、反射、ATR 法を用いて分析できます。

紫外可視分光光度計
紫外から可視領域の光を物質に照射して透過または反射した光の強さからスペクトルを測定します。吸収した光エネルギーから、その物質の電子状態に関する知見が得られます。本装置では、溶液、固体粉末および薄膜などの多様な形態の試料を透過、拡散反射、全反射法で分析できます。

高性能光電子分光分析(XPS)装置
金属、半導体、高分子等の表面にX線を照射し、元素組成の分析、電子状態の解析を行う。半導体デバイスの微細な構造部分の評価にも活用されています。

核磁気共鳴(NMR)装置
超伝導磁石の強磁場中で試料料液にラジオ波を照射し、特定の原子核(1H、13Cなど)の磁気的環境を測定します。機能性材料や医薬品、生体高分子などの有機化合物の分子構造や運動状態を原子レベルで解析することができます。5 号館と6 号館に合計3 台が設置されており、オートサンプラーを用いた連続自動測定による効率的な分析が可能です。

走査型プローブ顕微鏡
プローブ(探針)を金属、半導体などの試料表面上を走査することで、微小領域の表面形状や物性を測定します。探針と試料間で検出する物理量によって、原子間力顕微鏡(AFM)や摩擦力顕微鏡(FFM)として利用します。

レーザラマン分光光度計
半導体レーザーの光を試料に照射してラマン散乱光を分光。レーザー光を直径1μmまで絞ることで、試料の微細な部分のラマン分光が可能であり、半導体や超高温材料の研究などに用いられています。

多機能粉末X線回折装置
X線を物質に照射し、ナノオーダーで物質の結晶構造を解析。合成した物質が目的の物質になっているか確認できる。半導体、磁性体、誘電体などの研究に活用されています。

電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)
固体表面のナノスケールの超微細な形態や組織構造を最大80 万倍で観察できる高性能な電子顕微鏡。半導体、太陽電池、セラミックスなどの材料の形態評価に活用されています。

ストップトフロー分光測定装置
反応液を高速に混合した後、瞬時に流れを止めて、その後の可視・紫外領域の吸収スペクトルなどの変化を高速で測定できます。酵素反応などの非常に速い反応速度の測定や短寿命中間体の検出が可能です。

電子スピン共鳴(ESR)装置
磁場中に置かれた試料にマイクロ波を照射することで、物質中の不対電子の量や種類、相互作用の様子を調べます。電子材料や高分子材料の物性評価から、食品の劣化や生体内反応の解明まで、幅広い分野で利用されます。

高周波スパッタリング装置
φ3"ターゲット電極を3基備え、薄膜及び多層薄膜作製を目的とした実験用二極スパッタ装置です。

分光蛍光光度計
蛍光指紋での食品分析、有機ELや液晶などの工業材料分野、水質分析等の環境分野、蛍光試薬の構成や開発などの製薬分野、細胞内カルシウム濃度測定などのバイオ分野など、さまざまな分野での蛍光分析に用いられます。

強力X線回折装置
半導体や金属などの無機物や高分子などの有機物の結晶性の粉末や薄膜の試料にX線に照射し、得られる回折情報から結晶構造の同定、結晶子サイズなどを測定します。本装置は、高出力X線源をもち、薄膜の面内測定も可能です。

高速液体クロマトグラフ質量分析装置(LC-MS/MS)
大気圧イオン化飛行時間型質量分析装置(LC-TOF/MS)
ガスクロマトグラフ高性能飛行時間型質量分析装置(GC-TOF/MS)
HPLCあるいはGCで分離した物質をイオン化し、その相対質量電荷比を連続的に測定することで任意の保持時間でのマススペクトルを得ることができます。アジレント社製6470Triple Quad LC-MS、日本電子社製AccuTOF 4GLC-plusおよびAccuTOF GCXの3機種を設置しています。

地域連携センターの主な業務

本センターは山口東京理科大学の基本理念に基づき、地域文化の向上及び地域活性化のための事業を地域と協働して企画・立案・実行し、地域貢献活動を組織的に遂行することを目的としています。

・地域社会の諸活動や地域課題に対する支援
・民間等との共同研究及び受託研究の支援推進
・地域連携及び産学連携に係る情報の収集及び発信
・生涯学習事業の企画立案及び実施
・社会のニーズに対応したリカレント教育の企画立案及び実施
・初等・中等教育段階における生涯学習事業の企画立案及び実施
・工学部・薬学部研修制度全般の企画立案及び実施
・上記目的を達成するために必要な取り組み

※詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.socu.ac.jp/laboratory/regional-collaboration/index.html