「saya suka Merayu!」

留学期間:2016年4月〜2017年3月

【私の留学体験記 From マラヤ大学】

 マレーシアは1年中温暖な気候で、主にマレー系や中華系、インド系さらに少数⺠族の⼈々が暮らす多⺠族国家です。⾔語や宗教も⺠族によって違い、お互いの⺠族を理解し合いながら共存しています。

 私が通うマラヤ⼤学は⾸都クアラルンプールに位置し、12の学部で構成され、東京ドーム約80個分の広⼤な敷地(学内に森もある!)でのびのびと学習しています。そんなマラヤ⼤学での⽣活は⼀⾔で⾔うと「Interesting」でカルチャーショックの連続です。

 まずマレーシアのお国柄は良い意味で「ゆるい」です。例えば銀⾏で従業員3⼈中1⼈が働き、その他2⼈が⾳楽聞きながら踊ってたこともあります。最初は唖然としましたが、この「ゆるさ」を持った陽気で優しいマレーシアの⼈が私は好きです。それから、もちろん真⾯⽬に働いてる⼈もたくさんいます!笑

 マレーシアは⼈⼝の6割がイスラーム教徒です。そのため豚⾁やお酒が含まれる醤油などは学内に持ち込めません。また学内の⾄るところにお祈り施設があります。さらにイスラーム教の開祖である預⾔者ムハンマドが聖地メッカに⼊城したのが⾦曜⽇だったことから、学内の施設の多くが⾦曜⽇の午後には閉店します。イスラーム教が⽣活の中で切っても切り離せないものであることを肌で感じました。

 ⽇常⽣活ではシャワーは⽔しか出なかったり、雷が寮に落ちて⽕災報知器が2時間鳴り響いたり、朝起きて部屋を出たら、蚊の駆除で辺り1⾯に煙がまかれて、⼀⼨先も⾒えなかったり、⽇本ではありえないような笑える経験もあります。またマラヤ⼤学は留学⽣向けに様々なイベントがあります。私はIpoh food tripに参加し、マレー料理や中華料理を味わいながら、⾊々な国の⼈と交流が出来ました。この他にもホームステイやフィールドトリップなどのイベントがあります。

 留学は慣れない海外での⽣活なので、もちろん苦労することが多いです。しかしその中に必ず「楽しさ」や「驚き」があります。皆さんもマレーシアで⼀⽣ものの思い出を作りませんか?

2016年12月
大澤 可奈(観光産業専攻3年次、静岡県⽴清⽔⻄⾼校出身)