beverage

[名詞]飲み物、飲料
飲料が飲みたい!ビバ0時!(野口英語)
【語呂物語】Beverage→
この単語を見ると、私は「杉崎ビバレッジ」を思い出す。
杉崎というのは、私の高校の大先輩である。私と同じ塾に通っていた。
私の塾には飲食ができる部屋があった。冷蔵庫、電子レンジ、水道、給湯器が無料で使える。おまけに講師の先生が生協から食べ物を仕入れてきて、100円、200円、とこれまた安値で売って下さる。しかし、飲み物はあまり用意されていなかった。夏になると、これが結構辛い。
そこに目をつけた杉崎先輩は、地元の業務用スーパーでこれでもかというほど贅沢にジュースを買い、冷蔵庫の一角で紙コップ一杯50円で売っていたのである。恋と勉強に疲れた夏の後輩たちにはこれはありがたく、ジュースは飛ぶように売れた。これが「杉崎ビバレッジ」と呼ばれるようになる。夏期講習の期間は1日一回、正午に飲料の入れ替えを杉崎先輩を中心に先輩たちが行っていた。ジュースが飲みたいときは、「ビバ0時!」と思って自分で買うのを我慢していた覚えがある。
そういうわけで、私にとってはBeverageというのはただ単に飲み物というだけではなく、青春の1ページを思い出す単語である。ちなみに先輩方は大半浪人した。だが一年後には全員、第一志望に合格したらしい。いい時代であった。
No.1:飲み物、すべらじ、大学に(る)
物語