学長挨拶
暮らし・いのちに寄り添う看護の探求、新たな夢を実現できる大学
本学は2002年4月に単科の看護大学として開学し、質の高い看護人材:看護師・保健師・助産師を養成してきました。建学の精神に「ゆうゆう・くらしづくり」を掲げ、健康・看護の面から県民の暮らしづくりに貢献しています。地域の人々との交流を大切にし、地域とともに発展する大学です。2022年4月には創立20周年を迎え、開学以来、1683名の卒業生を輩出しています。2006年4月に大学院看護学研究科(修士課程:現前期課程)、2018年4月には大学院博士後期課程を開設しました。学部教育から大学院博士前期・後期課程の学修環境が整い、一貫して看護を探求し続けることができます。大学院前期課程では研究論文に重きを置く研究コースのほか、高度実践看護師である専門看護師(Certified Nurse Specialist : CNS)コースがあり、がん看護学分野と老年看護学分野を開設しております。また、2024年度には大学院前期課程に助産師コースを新規開設する予定です。
第一線で活躍する看護師・保健師・助産師はもちろんですが、看護教育者や研究者、看護管理者などご自分のめざす夢、新たな夢に挑戦し、実現できる大学です。
新型コロナウイルス感染症は私たちに多くのことを教えてくれました。通常の生活、家族や友との語らいや交流は、かけがえのないことであると気づかされました。がんなどの病にかかった患者さんの多くは皆さんが体験した「通常に暮らすこと」の尊さを実感します。
看護職はいのち、個人個人の大切にしている希望や思いに寄り添い暮らしを支えます。患者や地域住民の身近にいて、いのちを助け、健康な暮らしを支え、誕生・出産、病気やケガ、死を迎えるひとの人生に寄り添って支える世の中になくてはならない価値ある専門職です。
どんな困難な状況にあっても、人々の希望の光になれる看護専門職をめざし、本学では看護の基礎知識・技術や考え方の礎、生涯学習の起点として学ぶ力を育成します。魅力ある「新潟学」など豊富な科目を開講しています。
新たなことに挑戦したい、仲間をつくりたい、看護を探求したいと思う皆さん、豊かな自然環境と歴史ある上越市で学生として、看護を学ぶ旅にでかけてみませんか。
臨床経験と研究・教育力の豊富な教員および親身になり共感できる教職員が一丸となって支援していきます。
令和 5年5月吉日
学長 神田 清子