在学生の紹介
先生から頂いた言葉は未来の自分へのヒントです
看護学部4年(女子学生)看護学部のカリキュラムは、バラエティーに富んだ教養教育科目で自分という存在を探求しながら、人間の発達という視点で編成された専門教育科目に進んでいくことで、自分を客観的に見る力と、患者さんの人としての背景を理解する力がつくようになっているのだと思います。例えば、2年次に履修した「舞台芸術」(演劇)の先生は、「問題解決を焦る前に、その不安な気持ちを置くイスを用意してごらん」とおっしゃっていました。自分の不安を直視できずに、患者さんの不安を受け止められるだろうか・・・・・・一見、看護の仕事とは直接関係のなさそうな授業の中で先生から頂いた言葉に、はっと今、気づくことがあります。実習先で、処置を焦るあまりに、行動に気持ちがついて来ていないとき。
早く解決することばかりを考え、患者さんの表情や、仕草を見落としてしまっているとき。そんな今の私に、先生はずっと前から、ヒントを用意してくださっていた気がするのです。
授業を通して成長を実感
看護学部3年(男子学生)先日の「生涯発達看護学各論V」の授業では、年齢や職業、病気の容態などが予め設定された仮想の患者さんに対していかに看護を行うかを学生同士がチームに分かれて話し合いましたが、ものの数分間のうちに十数個の項目をチーム内でまとめることができ、自分でも驚きました。2年次に同じ課題を扱ったときは的確な意見がなかなか出せなかったので、授業を通して看護の視点が身についてきていることが実感できました。2年次、3年次という時期は、演習や専門科目各論の授業で憶えることがたくさんあったり、レポートの課題も急に難しくなったりしますが、それを理解できるところまで達すれば、看護の面白さが味わえるようになる学年でもあると思います。僕は同級生のみんなから助けてもらうことの方が多いので、あまり偉そうなことは言えないですが、それでも自分なりの成長を目指して頑張りたいと思います。