環境理工学群
「理と工の相乗効果」で総合力を身につける
数学的手法や実験的手法、データ解析などを用いて自然界の根源を探る「理学(Science)」と、世界の合理的理解に基づいて人や社会の役に立つ技術を開発する「工学(Engineering)」。環境理工学群では、理学による深化と工学による進化の両方を分野横断的に学ぶことで、理学的知識と工学的センスを兼ね備えた「総合力のある人材」が育つことをめざしています。

時代を拓き、次代を担う人材を輩出する
優れた技術者、研究者を育成するためには、恵まれた教育・研究環境が必要です。本学には最先端の測定機器が配備されており、これらの機器を日常的に使いながら理工学教育と研究を行っています。こうして得られた結果を基にディスカッションを重ねたりプレゼンテーションしたりして、専門性、行動力、論理的思考力、問題解決能力、コミュニケーションカなどの総合カを培います。製造業や公的機関の専門職・技術職など広く活躍できる人材を輩出します。ゼネラリストの資質を備えたスペシャリストをめざす
「環境」をキーワードに、物理学、化学、生物学分野の多彩な領域で融合的研究・教育を推進してきた環境理工学群。「環境数理」、「化学」、「生命科学」、「マテリアル工学」の4専攻体制で、理工学の学びを支援します。はじめに各分野の基礎を幅広く学修し、学年とともに専門性を高めていくカリキュラムで、分野の枠にとらわれない知識と深い専門性の両方を身につけます。「2つの武器」で未来を拓く

融合化・学際化が進む現代の理工学では、複数分野の専門知識に基づいた応用力が不可欠です。環境理工学群では、4つの専攻の中から自由に「主専攻」と「副専攻」を選んで、2本立てで学べる体制を整えています。「2つの武器」を持つことにより、卒業後の可能性は大きく広がります。
理科教員と併せて、学芸員の資格も取得できる
本学永国寺キャンパスから徒歩圏内にある高知城歴史博物館、高知みらい科学館と連携し、理系学芸員の養成課程を提供しています。大学における従来のカリキュラムだけではなく、「博物館資料保存論」や「博物館展示論」などの科目では、連携した2つの機関で実践的に学ぶことができます。学芸員の資格をもったユニークな理科教員への道をサポートします。大学院での学びに向けて可能性を広げる
環境理工学群では、大学院に進学する学生が増えています。学士課程の4つの専攻と大学院の4コースが直結した6年一貫(早期卒業生は5年一貫)カリキュラムによって、学びをさらに高度化・専門化させていきます。研究活動で得た高度な専門性やプレゼンテーション能力、研究の方法論に関する知識が将来の可能性や選択肢を大きく広げます。
応用物理専攻

物理学を基礎に、材料科学、デバイス工学、シミュレーション物理などの応用物理学を学びます。幅広い融合分野への物理学的素養に立脚した展開力を身に付け、製造業を中心とした様々な業界の企画開発、製造、技術営業部門などでの活躍が期待されます。
応用物理専攻
機能化学専攻

有機化学、無機化学、物理化学、高分子化学など化学分野の基礎科目をベースに、新規な機能性材料の開発やその基礎原理の解明に必要な知識を学びます。化学分野を超えて物理・生命科学分野などの他分野にも跨がった最先端の研究・開発を実践できる人材をめざします。
機能化学専攻
生命情報専攻

生命現象のさまざまな階層や局面で機能する生命情報のしくみとそれを読み解くための技術を学び、社会の持続可能な発展に貢献できる広い視野をもった人材の育成をめざします。
生命情報専攻