栄養健康学科 卒業生の卒業研究が国際学術雑誌に掲載されました!
本学シーボルト校栄養健康学科の昨年度卒業生・澤近美彩さんの卒業研究をまとめた論文が国際学術雑誌「Reproductive Medicine」に掲載されました。この研究は昨年度の栄養健康学科卒業研究発表会においても優秀賞を受賞しています。
論文タイトル:IL17A Suppresses IGFBP1 in Human Endometrial Stromal Cells
著者:Susumu Tanaka, Misa Sawachika, Namika Yoshida, Kensuke Futani, Hiromi Murata and Hidetaka Okada
掲載誌:Reprod. Med. 2024, 5(2), 43-56; https://doi.org/10.3390/reprodmed5020006 (registering DOI)
URL:https://www.mdpi.com/2673-3897/5/2/6
ヒトの子宮は、本来なら母体からは異物として認識され排除されるべき受精卵(父親の遺伝子を持つため同種異形となる)を受け入れることが出来ます。また一方で、外敵である病原微生物は排除するという2つの相反する特徴を持ちます。子宮でのこれらの制御がうまく行われることで受精卵の着床が成功しその後の胎盤形成が進むわけですが、本研究において、これらの調節に関与する新規の因子(インターロイキン17D)を世界に先駆けて発見しその機能と共に報告いたしました。この新たなターゲットの発見により不妊症や不育症の改善につながっていくことが期待されます。
本研究は関西医科大学医学部産科学婦人科学講座・村田紘未講師・岡田英孝教授との共同研究であり、令和4〜5年度長崎県立大学学長裁量教育研究費、ならびに日本学術振興会科学研究費(21K09480、21K09529)の助成を受けて行われました。
論文タイトル:IL17A Suppresses IGFBP1 in Human Endometrial Stromal Cells
著者:Susumu Tanaka, Misa Sawachika, Namika Yoshida, Kensuke Futani, Hiromi Murata and Hidetaka Okada
掲載誌:Reprod. Med. 2024, 5(2), 43-56; https://doi.org/10.3390/reprodmed5020006 (registering DOI)
URL:https://www.mdpi.com/2673-3897/5/2/6
ヒトの子宮は、本来なら母体からは異物として認識され排除されるべき受精卵(父親の遺伝子を持つため同種異形となる)を受け入れることが出来ます。また一方で、外敵である病原微生物は排除するという2つの相反する特徴を持ちます。子宮でのこれらの制御がうまく行われることで受精卵の着床が成功しその後の胎盤形成が進むわけですが、本研究において、これらの調節に関与する新規の因子(インターロイキン17D)を世界に先駆けて発見しその機能と共に報告いたしました。この新たなターゲットの発見により不妊症や不育症の改善につながっていくことが期待されます。
本研究は関西医科大学医学部産科学婦人科学講座・村田紘未講師・岡田英孝教授との共同研究であり、令和4〜5年度長崎県立大学学長裁量教育研究費、ならびに日本学術振興会科学研究費(21K09480、21K09529)の助成を受けて行われました。