T類(情報系)デザイン思考・データサイエンスプログラム2年の学生がSIGNATE Student Cupの学生部門で優勝

松本大樹さん(T類(情報系)デザイン思考・データサイエンスプログラム2年)が、2024年8月1日(木)〜9月1日(日)にオンラインで 開催されたSIGANTE Student Cupにおいて、学生部門で優勝しました。

本大会は、10万人以上の人材が登録するSIGNATEが主催する国内最大級のデータ分析、AI開発コンペティションで、学生・社会人ともに共通の課題で順位を競います。
今回は、旅行会社のデータから生成されたデータを用いて、旅行パッケージの成約を予測するという、合成データ固有の難しさに加えて、データ件数が少なく、精度を出すことが極めて難しい課題でしたが、松本さんのチームは、社会人も含めた総合で1123チーム(1671人)中、7位の好成績でした。

松本さんは「情報工学工房」の仲間とともに日々腕を磨いており、その経験が今回の成果へと繋がりました。
本工房は、情報理工学域のどの学年の学生も履修できる通年の選択科目で、テーマを主催する教員のもと、工房の形式で学生が主体的に学ぶ場となっています。松本さんの所属するチームのテーマが「Kaggleに挑戦する」(担当教員:岡本一志、原田慧、松野省吾(情報学専攻))で、世界的なデータ分析コンペティションプラットフォームであるKaggleで良い成果を出すことを目指し、初心者の1年生から経験者まで、お互いに刺激を与えながら学んでいます。

2024年9月21日(土)にオンラインで開催された表彰式では、解法のプレゼンテーションと質疑応答が行われ、松本さんの解法も発表されました。

松本さんのコメント:

今回は、データ数が少なくモデルの性能評価にとても気を使う必要があったのですが、信頼できる評価指標を自分で設定することができ、大きく順位を伸ばすことができました。前学期中に学んだことを試したいと思い参加しましたが、結果を出すことができてとても嬉しいです。
工房では、チームを組んで難しいテーマに取り組む経験を数カ月間に渡りできたため、間違いなく自分の力になったと思います。 今後も、今回の結果に満足することなく、幅広い分野のコンペに積極的に取り組んでいきたいと思います。



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