国際学術雑誌誌「iScience」に研究成果が公表されました

植物の栄養検知と代謝制御の新しいメカニズムを解明

 本学総合人間科学講座の谷川美頼特任助教と前田達哉教授は、コンスタンツ大学・基礎生物学研究所の磯野江利香教授との共同研究により、植物の栄養に応答した代謝制御においてFYVE1/FREE1が重要な役割を果たすことを発見しました。FYVE1/FREE1がアミノ酸の一種であるグルタミンを検知し、代謝制御の中心をなす分子TORC1の活性化に関与することを明らかにしました。本研究により、植物における栄養応答メカニズムの新たな一面が明らかになりました。今後、植物の栄養応答メカニズムの理解を深め、将来的に作物の生産性向上や環境ストレス耐性の改善につながることが期待されます。

 本研究成果は、国際学術雑誌誌「iScience」に日本時間8月26日に公表されました。

論文情報

論文タイトル:
FYVE1/FREE1 is involved in glutamine-responsive TORC1 activation in plants

DOI:
10.1016/j.isci.2024.110814

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