オランダで発行されているPlant nutrition courier(ニュースレター)で低カリウムメロンの研究(生物資源科学部、浅尾俊樹 教授)が紹介されました

 慢性腎臓病により人工透析を行っている患者さんは厳しい食事制限をされています。その中でもカリウムは多くの食品に含まれ、特にメロンのような高カリウムのものは口にはできない、食べてはいけない食品のひとつです。島根大学では世界で初めて、慢性腎臓病患者さんのために「低カリウムメロン」の研究開発(特許取得)を行いました。この度、オランダで隔月に発行されている、植物栄養に関する国際的なニュースレター、Plant nutrition courier で腎臓病患者向け低カリウムフルーツや野菜に関する日本の研究が掲載され、島根大学が研究開発している「低カリウムメロン(しまね夢メロン)」が3論文(メロン2,イチゴ1)とともにその中で紹介されました(黄色部分)。

 植物の低カリウム化に関する研究は人間の健康という視点から注目されています。

 今後は低および高カリウム・サツマイモ(特許出願中)の生産について研究を進めて行く予定です。

論文等については下記URLからご覧いただけます。
https://www.plantnutritioncourier.nl (ニュースレターのHP)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0304423813005049?via%3Dihub (養液栽培の培養液中カリウム肥料濃度を低下させることにより、大きさの変わらない、カリウム含量を43%低下させた低カリウムメロンの生産が可能であることを明らかにした論文)
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpls.2018.01382/full (パーライト培地を用いた養液栽培でメロン開花後、培養液中のカリウムを除くことで低カリウムメロンが生産できることを明らかにした論文)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hortj/86/1/86_MI-113/_article(イチゴの水耕栽培で培養液中カリウム濃度を低下させると果実中カリウム濃度が約23%低下することを示した論文)




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(Plant nutrition courier編集者Gert van den Berg 氏の許可を得て掲載)
(Posted with written permission from Plant nutrition courier editor Mr. Gert van den Berg)

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