看護福祉学部

看護福祉学部の特長

看護学と社会福祉学の融合

看護学は保健・医療を対象とし、社会福祉学は生活・福祉を対象とします。両学科では「人の健康と生活」という共通のテーマを追求します。すなわち、人を健康と生活の両面から広くとらえ、高い専門性と倫理観を習得できます。

地域や国際交流による豊かな人間性と社会性の育成

地域住民との積極的な交流や、看護や社会福祉における実地経験を通して社会の一員としての自覚を養えます。また、米国の大学との定期的な人的交流を通して国際性を育めます。

デジタル教育技術の積極的活用

看護学科と社会福祉科に共通の実習シミュレーションシステム導入とICT利用による双方向性の遠隔教育を効率よく取り入れ、感染や天災時でも持続的な質の高い学修を維持できます。これは、座学と臨地実習の架け橋ともなります。

学びのポイント

情報通信技術(ICT)を活用した演習により臨床判断能力を培う

看護学の演習・実習で「多職種連携ハイブリッドシミュレータ」や小児シミュレーター「Sim Junior」をフルに活用しています。シミュレーターに搭載されている多様な事例を用いて、看護の専門的知識の活用能力と臨床判断能力、技術力の向上を目指します。

地域高齢者と交流しコミュニケーションの土台を築く

1年生前期に開講される「健康生活支援演習」では、地域高齢者と世代間交流を行います。この演習を通して入学後早い段階から対象理解・関係性構築のためのコミュニケーション能力を身に付けることができます。交流後は地域住民の生活と健康の課題について、グループワーク・発表・ディスカッションを行い、学びを深めます。

病院、施設、地域、在宅の場で看護の実際を学ぶ

看護学実習では、病院、施設、訪問看護ステーション、地域包括支援センター、県・市町の行政機関など多様な現場で、対象者のライフサイクルや健康レベルに応じた看護を実践します。実習を通して、豊かな感性、倫理観、個人・家族・地域住民の多様なニーズに対応できる実践力が身に付きます。

看護におけるマネジメントや研究の基礎を学ぶ

4年生開講の「看護マネジメント実習」では看護の現場におけるリーダーシップやマネジメントについて学びます。「卒業研究」では研究のプロセスを踏むことにより研究の基礎を学び、看護職に必要な科学的思考力と看護の専門性を探求する態度が身に付きます。

学びのポイント

看護学科との共通関連科目により医療・保健の知識も修得

健康の概念や病気・障害の特性を知っておくことは、社会福祉士や精神保健福祉士が相談・支援活動を行ううえで極めて有用です。
看護学科との共通関連科目により、実践で役立つそれらの知識を幅広く得ることができます。

少人数教育できめ細やかに学修指導

徹底した少人数方式で指導します。多彩な専門分野の教員が学生の個性を尊重しながら、福祉現場での実習から卒業研究、資格取得まできめ細やかに学修指導を行います。

社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験受験資格、教員免許状の取得

社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験受験資格を取得することが可能です。さらに教職課程を選択すれば、高等学校教諭一種免許状(福祉)を取得することができます。