在学生、卒業生の声
在学生の声
実践形式の講義で地域経済をより深く学ぶ
地元の敦賀市を盛り上げたい想いが、地域密着型の県大入学の決め手でした。「地域活性化」の講義では、自治体と協力して県内事業者を取材し、現場の生の声が聞けるなど、実際に地域社会に関わりながら学ぶことができます。また「日本経済史ゼミ」では、歴史学全般のテキストを使用した輪読や、史跡や寺院のフィールドワークを行っています。知らなかった史跡や観光資源を知ると同時に、ゼミ仲間との意見交換で新しい考え方に触れられるのが魅力です。
オムニバス形式の講義では、毎回先生が変わるので、多様で奥深い学びに面白さを感じています。県大ならではの実践形式の学びを通じて地域の経済と活性化の知識を深め、将来に役立てていきたいです。
福井県出身(男性)
フィールドワークでさまざまな地域課題に注目
「企業マーケティング」を学びたくて入学。県大はフィールドワークが多いことに加え、他学科との交流や経済以外の魅力的な授業がたくさんあるのが気に入っています。特にフィールドワークでは、地域課題である少子化やシャッター街の観光地に注目し、他大学生との合宿や現地視察などを行いました。現状を目の当たりにすると同時に、企業マーケティングが地域マーケティングにも活かせることを実感しました。これらの学びから、将来は地域の課題を解決できる人材になりたいと考えています。また、ゼミ対抗の研究発表会「ゼミコン」では、『北陸新幹線 持続的な観光の提案』をテーマに発表し、最優秀賞を受賞。福井のことをフィールドワークで深く学べた成果だと思っています。
石川県出身(女性)
学会やセミナー発表でもっと成長していきたい
高校時代から得意な生物を、県大で深掘りして研究中です。仲間との議論では多くの発見や驚きがあって、自分に足りない部分を補えるほか、個々の考えをクロスさせることで意外な学びに発展するところが面白いです。セミナーや学会に参加する機会が多いのも県大の特徴の一つ。当然、勉強や発表準備は大変ですが、それ以上の達成感があります。今は遺伝学関連の学会発表に向けて頑張っているところです。
先生は「学生ファースト」で考えてくださる方ばかりで何でも話しやすく、講義やゼミもパワフル! 県大は自分の得意分野をレベルアップできる環境だと実感しているところです。これからもいろいろなことを吸収しながら、人間的にも成長していきたいです。
福井県出身(男性)
県内就農を目指し果樹栽培を勉強中
梨農家を営む父に憧れ、県大で農業を学んでいます。四季を感じながらキャンパス内で果樹栽培や収穫ができるのは、創造農学科ならでは。今は、果樹の専門知識や剪定などの実技を学びながら、覚えたことを実家の農園で実際にやってみることもあります。在学中の目標は、自分が就農する果樹を見つけることで、加工ができるかどうかも就農には重要だと考えています。果樹以外にも、稲や小麦、野菜などの植物や食品加工、微生物、環境、林業など、幅広い内容を専門的に学べるのがこの学科の魅力です。自分がやりたいことを追求するもよし、県大に入学してから見つけるのもよし。意志が強いほど研究に身が入るし、なりたい自分を実現できると信じています。
福井県出身(男性)
学業や「海友会」を通じて地域交流も深める
魚釣りや潮干狩りの経験を通じ、海洋関連への関心が高まり入学。海洋の幅広い分野の中でも、食資源について学んでいます。例えば、魚の練り物であるかまぼこをテーマに、実験で弾性を調べたりしています。日々の勉強以外にも、2年次からは学生で構成する「海友会」に所属し、仲間と一緒に大学祭や学内イベントなどを企画・運営しています。地域の方とも盛んに交流し、地域内で県大ができることや役割を考えながら、さまざまな情報を発信しています。
愛知県出身(女性)
失敗さえも楽しめる環境で将来は魚の研究者に
魚好きが高じて、将来の夢は魚の研究者。高校時に養殖への関心が高まり、県大を選びました。座学も実習も実験も、とにかく面白い毎日。アユの採卵からの人工授精は失敗の連続でしたが、自分の力で実験できるのが楽しくて、充実しています。授業は少人数制、先生もフレンドリーでアットホームな環境なので、何事にも積極的に挑戦できます。現在研究中なのは、高水温に強いサバ。小浜市の「よっぱらいサバ」など地域活性化にも役立てたいです。
埼玉県出身(男性)
実験や実習が楽しい!アユの「魚道」を研究中
水族館が好きで、海の生物を学びたくて入学。養殖でさまざまな魚に触れ、実験や実習は楽しく、漁協の方の話は面白くて役立つ知識や情報ばかり。今はアユを研究中で「魚道」に興味津々です。3年夏には2週間、仲間とフィリピンの養殖研究施設へ。日本とは違う設備を見学でき、刺激になりました。当科は実験や実習が多く、先生との距離も近いのが特徴です。興味があるテーマを深く学べるし、専門の先生も多いので、4年間で思う存分、納得がいく研究ができますよ。
長野県出身(女性)
仲間と助け合いながら看護のプロを目指す
将来は手に職を付けられる一生の仕事をと考え、地域看護に特化し、養護教諭の受験 資格も取得可能な県大を選びました。1年次の「基礎看護技術」や「解剖生理学」は看護の基礎ですが、学ぶたびに内容も難しくなっています。しかし、2年からの演習や実習につながる大切な内容なので、わからない点は先生に聞くなどして理解を深めています。先生方のサポートも手厚く、親身になってくださるので、とても心強いです。看護学科は座学に演習、実習と盛りだくさんでスケジュール管理も大変ですが、助け合える仲間と一緒に乗り越えられる雰囲気があります。まずは目標に向かって前進、そしてレベルアップ! そう考え、行動しながら、忙しくも充実した学生生活を送っています。
福井県出身(女性)
社会福祉を学ぶことは、人生を見つめ考えること
悩みに寄り添う仕事に就きたいと思い、社会福祉士の資格合格率が高い県大へ。「地域福祉」について関心が高まり、地域のつながりが希薄になるなかで、どう地域づくりを進め、地域共生社会を実現すべきかを深く考えるように。地域で支え合えるよう、住民の方々に働きかけるのも、社会福祉士の重要な仕事の一つだとわかりました。ゼミでは認知症を学び、フィールドワークや施設見学もあります。社会福祉を学ぶことは人生を考え、人生に変化をもたらしてくれることでもあると思うようになりました。
また、多彩な講義科目が揃う一般教育も気に入っています。語学や歴史、スポーツ、植物など面白い科目があって、視野や思考力が広がっていくのを実感しています。
岐阜県出身(男性)
卒業生の姿
「金融論」から学びが広がり将来進む道も見つけられた
高校生の頃から経済に興味があり、県大で「金融論」を学びたくて入学しました。「金融論」は学ぶほどに奥深く、貧困や消滅都市など社会学への興味も広がり、さらに先生のアドバイスもあって、経済全体を俯瞰して見ることができるようになりました。なかでも貧困については、各種制度や不安な感情に寄り添い支えていく重要性を学びました。その学びが保険業務にもつながっています。お客様一人ひとりに合わせた対応は簡単ではありませんが、お金の大切さを学んだ自分だからこそ、伝えられる言葉やサービスがあると思っています。
県大には個性豊かな先生が多く、やりたいことへの支援も手厚い環境です。自分に合った道に出会える4年間になるはずです。
損害保険ジャパン株式会社
2023年度卒(女性)
ゼミでの学びや経験が今、仕事現場で生きている
絶縁テープに代表される自社製品の安定した品質管理をはじめ、お客様からの問い合わせや困りごとの対応などに従事しています。安心して使用いただけるよう、時には製造部と対策を考えて提案することも。解決した時には、特にやりがいを感じます。在学中は生産管理のゼミで、製造工程の勉強や企業見学を通じ、ものづくりの魅力と面白さを学びました。“三現主義(現場・現物・現実)”を意識する重要性を、今まさに納得しながら実践しているところです。
県大には多くの制度や支援があり、それを基に多様な経験や挑戦ができます。先生方も親身になってくれ、交友関係も広がり刺激も得られました。そんな貴重で濃厚な4年間は間違いなく今の人生の糧になっています。
日東シンコー株式会社
2016年度卒(男性)
自身の経験を伝えながら生物への関心を高めたい
県大では生物以外にもさまざまなことを学び、視野が広がりました。4年次の学会発表では研究を深める楽しさや他分野との交流が自分の力になり、発信することの重要性も実感することができました。その経験が今、教員として活かされています。高校での授業は、生物がどの分野でどのように応用され、役立っているかを具体的に話すことで興味関心へとつなげたり、分からないことは生徒と一緒に調べるなど、自分の経験も交えながら進めています。正しい知識と情報と共に、生徒には生物の面白さをもっと伝えていきたいと考えています。
大学は視野を広げるところ。県大の生物資源学科は多分野を知り、自分の得意や好きを見つけられるよい環境だと思います。
福井県立羽水高校
2023年度卒(女性)
在学中に法人を設立学生と地域を結ぶ存在に
「食」に特化した学びを探していた頃、創造農学科の新設を知りました。先生方は学生の挑戦に寛容で熱心、しっかり伴走してくださいます。そのおかげで「同世代との挑戦を実現したい。地域とのつながりを濃くしたい。ならば、地域でやろう!」と、在学中に法人を設立。学生ブランドを生かして、キッチンカーで「食で感じる幸せ」を伝えたり、地域イベントに参加しました。現在は、あわらのツアーガイドや県産農作物の加工品の発信など、福井の食を伝える活動も続けています。最近では農家とのつながりがさらに増え、後輩の相談にのったり支援ができることも喜びになっています。大学の4年間はあっという間。考えるよりまずはチャレンジ、行動してみてください!
一般社団法人 あわらConnect 代表理事
2023年度卒(女性)
深く学んだからこそ福井の魚の魅力PRに尽力
小さい頃から釣りが趣味。県大で魚や養殖の学びを深め、その知識を地元で役立てたくて県の水産職を選びました。今は県内外で、福井の水産物のPR業務に励んでいます。あらゆる魚の知識や情報を発信できたり、現場の漁業者と漁や養殖の話ができるのは、県大で学んだ大きな成果です。業務上、お世話になった先生とやりとりすることもあり、新たな学びが多く、良い刺激になっています。
今後も県大で学んだことを活かし、大好きな福井の水産物PRに尽力するつもりです。
福井県農林水産部
2023年度卒(男性)
訪問看護で実感する多職種連携の大切さ
訪問看護職を選んだのは、患者さんの自宅でご本人や家族の悩みに向き合うケアがしたいと思ったからです。就職後、病院での研修や勉強を経て現場へ。最初は不安でしたが経験が自信になり、患者さんからの感謝の言葉が喜びにもなっています。ステーションは24時間体制、平常時は1日5〜6件の訪問、夜勤もあります。やりがいと責任を感じながら、日々の仕事に向き合っています。訪問看護とは、看護だけではありません。疾患があっても患者さんが持つ力を活かしてできることを考えたり、環境を整えたり、多岐にわたります。それには、多職種スタッフとの連携が不可欠。在学中、社会福祉科と一緒に福祉や精神関連を学んだことが、今の現場でも活かされています。
光陽訪問看護ステーション
2021年度卒(女性)
子どもたちの成長を見守り支援する仕事にやりがい
入学前は「福祉=介護」というイメージでしたが、県大の授業や現場実習を通して、子どもからお年寄りまで、障がいや医療など福祉にある多様なニーズを学びました。4年次の精神保健福祉士の実習で、障がい福祉の仕事に就きたいと思うように。現在は、障害のある子どもたちの成長・自立をサポートし、安心して生活できるようご家族や職員と一緒に考え支援中。子どもたちの成長に驚きつつ、できることが増えることに喜びを感じる日々です。そして、彼らの卒業 後の進 路では、在学中に学んだ「人とサービスをつなぐ」ソーシャルワーカーの役割を果たせるよう努めています。県大では仲間や先生方と一緒に、幅広い社会福祉の世界に触れてみてください。
社会福祉法人足羽福祉会 足羽学園
2021年度卒(女性)