在学生、卒業生の声
在学生の声
多様の学びと経験を生む地域との深いつながり
県大は地域との結びつきが強く、フィールドワークや地域との交流を通して地域活性化について学べるので、地元福井の発展にどう貢献できるのかを学びたくて進学しました。経済学科ではお金の流れや世界の経済情勢などに特化して学ぶと思っていましたが、意外にもいろんな授業を受講することができ、自分の興味や視野が広がっていくのを実感しています。短期留学を経験したことで今は海外にも興味が湧き、3年次からは中国経済学のゼミに所属して学ぶ予定です。先生方との距離が近く、仲良くなれるのも県大の特徴です。学生チャレンジスペースという、大学の敷地内で飲食などの事業にチャレンジできる活動に先生から声をかけていただきました。学生会館の一部をリニューアルし、学生たちが気軽に集える場所作りに、先生方と一緒に取り組んでいます。
将来は海外に関わる仕事に就くのが目標。県大で得たさまざまな経験や、何事にも挑戦する姿勢、思考力を活かしていきたいと思っています。
福井県立金津高等学校出身(女性)
地域密着型の学びを地元福井の発展に活かす
地域活性化の活動に興味があったこと、また、仮想空間での株取引に触れた経験から経済にも興味があったことから、経済を学びながら、地元福井についても学べる県大を選びました。生産管理論についてのゼミに所属し、企業の技術継承をテーマに研究を進めています。ゼミのみんなで議論することで、他の学生の考え方や新しい知識を取り入れることができ、より多くのことを学べています。地域と強く密着している県大では、福井県に関係する講義やフィールドワークも多く、地元企業の経営者など外部講師を招いた講義などもあり、地域活性化に繋がる学びもできています。一般教養の授業やサークル、部活動では、他学部や県外出身の学生とのコミュニケーションも多く、彼らの声を聞いて福井の良さを改めて実感することもありました。卒業後は製造関係の職に就きたいと考えています。県外出身の友人との出会いから学んだ県外の良い点を福井に取り入れたいです。県大で学んだ経済学的な知識はもちろん、物事の考え方なども将来的に活かしていけると思います。
福井県立鯖江高等学校出身(男性)
自分の選択が未来を作る!それが大学生活の醍醐味
生物資源学科は、微生物や植物の遺伝などの分子の世界から、植物の生態といった環境の領域まで、生物について多方面から学ぶことができます。もともと生き物全般が好きだったことに加え、少人数教育で指導が手厚いこと、最新の実験設備が整っていることにも魅力を感じ、本学科を選びました。所属する研究室では、体の老化の原因となる物質AGEについて「AGEの形成を阻害する食品の探究」をテーマに研究しています。現在は、実験計画の立て方や考察の仕方、結果のまとめ方など、実験の基礎を学んでいる段階ですが、しっかり身に付けた基礎は就職後にもきっと役に立つと思います。
専門教科はもちろん一般の科目も充実しており、自分の興味・関心を広げることができるのも県大の魅力です。高校とは違い、大学では履修する講義や所属する研究室などを自分で選択することができるので、将来の可能性は自分次第。それも含めて、大学生活を楽しんでください。
福井県立金津高等学校出身(女性)
人と深くかかわりながら「農」を総合的に学ぶ
本学科は農業、福井県の食文化・環境・経済・農政など幅広く学ぶことができます。理系の内容も丁寧に教えてくれるので文系出身でも安心してください。企業や地域の方が特任講師として授業をしてくださることが多く、多岐にわたる話を聞けるのもとても面白いです。専門的な知識だけでなく、実践に基づいた生きた知識・経験が得られる学科だと思います。1学年30人前後なので、ソーセージ作りの実習や畑などは学年全体で行い、男女問わず全員と関わりながら学びます。4学年合同で行う創造農学科恒例の収穫祭では、先輩後輩との距離もグッと近づきました。先生方も親身になって一人一人に寄り添った指導をしてくださいます。同級生に先輩後輩、そして先生方と、困った時にすぐに相談できる相手がいるのは心強いです。
授業で梅シロップや味噌などを手作りし、季節ごとに旬のものを使って自分で作り、美味しくいただく楽しみも知りました。“季節・環境に合わせた食を楽しむ”豊かな人生を、今後も続けていきたいと思っています。
福井県立武生東高等学校出身(女性)
水圏にまつわる多彩な学びでやりたいことを見つけて
魚類について学びたくて進学しましたが、魚類だけでなく藻類や微生物、水産経営、食品保全など幅広く学ぶことができるので、学ぶうちに新しいことに興味が湧いてきてとても楽しいです。実際に私自身も、実験を通して関心を持つようになった食資源利用学研究室に所属しました。魚肉タンパク質の冷凍保存時の品質制御や加工技術について研究したいと考えています。船に乗ったり試料採集で生き物に触れたりと、フィールドに出て自然と触れ合いながら学びを深めることができるのが本学科の魅力です。専門的な学部だからこそ釣りなどの趣味が合う友人も多く、学業以外の面でも充実した時間を過ごせます。外に出て活動するのが好きな人はきっと楽しめる場所だと思います。
水圏について学びたいと思っている人はもちろん、興味はあるけれど将来やりたいことが明確でないという人も、ここで様々なことを学ぶ中で自分に合った分野を見つけることができると思います。豊かな自然に囲まれた小浜で、大学生活を満喫してください。
愛知県立豊橋東高等学校出身(男性)
マーケティングの視点から地域の水産業を盛り上げたい
養殖業のマーケティング戦略に興味があり、地元が好きだったこともあって本学科を選びました。本格的な研究に取り組むのはこれからですが、今は情報科学の切り口から水産業のさまざまな研究を行う先生のもとで、養殖業の知名度を調べるアンケート調査を手伝っています。この先データをマーケティングにどう活かしていくのか、学ぶのが楽しみです。将来は地域の水産業を盛り上げ、地域活性化につながる活動に取り組みたいと考えています。グループでの実験や学外へ出てのフィールドワークなど、本学科では体験しながら楽しく学ぶことができます。1年次のフィールド演習で、しじみを獲ってストラップ作りをしたのはとても印象に残っています。さまざまな体験を通して、座学で学んだことの理解が深まっていくのを実感しています。
先生との距離が近く、気軽に質問できる雰囲気も魅力です。できたばかりの新しい「かつみキャンパス」で最先端の技術を楽しく学びましょう。
福井県立若狭高等学校出身(女性)
五感を使った実践的な学びで理解を深める
幼い頃から生き物が好きで、高校時代には友人と釣りをして魚に関心を持つように。そのうち海洋資源の回復や環境について学びたいと考えるようになり、養殖に特化した本学科を目指しました。将来は日本近海の資源回復の研究に携わりたいと考えています。現在の栽培漁業(人為的な環境で育てた稚魚を放流し、成長した魚を獲る漁法)では、生態系ピラミッドの上の方に位置する魚種のみが放流されています。しかし十分なエサがなければ放流の意
味がないので、海中の一次生産者となる植物プランクトンを増やす研究をしたいと思っています。研究室配属は3年次の後期からなので、今は前段階として先生の研究の見学や手伝いに励む日々です。
本学科では養殖に必要な知識や技術を座学だけでなく実験・実習などで体を動かして学ぶことが出来ます。面白かったのは、伝統的なアユ漁法のさぎり漁体験。獲ったアユはアユ料理屋で食しました。色んな体験をして経験を積みたい方、ぜひ一緒に学びましょう!
埼玉県立春日部高等学校出身(男性)
経験を糧に患者さんに寄り添った看護を
小学生の頃に手術を受け、幼い私に寄り添った看護に心動かされた経験から看護師を目指すことに。少人数教育に加え、社会福祉学科との共通関連科目で視野を広げられることに魅力を感じ、県大を選びました。悩みや不安には先生方が親身に相談に乗ってくださいます。教科書だけでは得られない、豊富な実践経験に基づくアドバイスをくださるので、自信を持って看護に臨めています。一番興味があるのは、手術前後の患者さんとの関わりを学ぶ「急性看護学」。子どもの頃の手術の経験があるからこそ、改めてその大切さを実感でき、新しい発見もありました。看護を受けた側としての経験を活かして、将来は急性期病院で患者さんの辛さに寄り添える看護をしたいと思っています。
一般教育科目や部活では、県外出身の学生や他学部生との交流を通して多様な知識を身に付けることができます。学業と部活の両立は大変ですが、その分大学生活は充実しています。県大は“したいことが叶えられる大学”です。一緒に夢に向かって頑張りましょう!
福井県立羽水高等学校出身(男性)
お互いを高めあえる居心地の良い環境
人の役に立つ仕事がしたいと思い、カリキュラムが自分にマッチしていた本学科を選びました。社会福祉士と精神保健福祉士の2つの国家試験受験資格と教員免許状を取得できるのも決め手でした。アットホームな雰囲気で先生も学科の仲間たちも大らかな人が多く、とても居心地の良い環境です。ソーシャルワークに必要な面接技術や制度等を学ぶ中で、言語化はソーシャルワークに必須のスキルだと実感しました。自分の無意識の価値観に気づくことができるので、今後もしっかり言語化していきたいです。また、社会福祉には「ストレングス」という、人の長所や強みを生かす支援方法があります。短所は言い換えれば必ず長所になると気づき、自分を好きになれました。素敵な考え方をもっと広めたいと思っています。
ボランティアサークルでは様々な年代の方と接し、コミュニケーションの楽しさを知りました。周囲のみんなが勉強だけでなく、留学やサークル、アルバイトなどを頑張っていて、
そんな雰囲気が自分にも合っているので、県大を選んで間違いなかったと思います。
福井県立武生高等学校出身(女性)
卒業生の姿
”理論通りにはいかない”そこが経済の面白さ
放送局の営業として、番組やCMのスポンサーを集める仕事をしています。商品や企業イメージを発信するための効果的なメッセージやターゲット層を分析し、それに合わせた提案を行っています。日本全国にCMを流すスポンサーとのやり取りを通して、最新の社会情勢や消費動向をいち早く肌で感じることができ、とても刺激的な毎日です。ゼミではマクロ経済学、政治経済学を中心に、経済理論が実際の社会でどのように使われているかを学び、経済政策に対する理解が深まりました。実際の社会では必ずしも理論通りにいくわけではなく、そこが面白くもありました。これらの学びを経て、日々変化する経済の動きに対して感度を高められたと思います。
県大ではゆったりとした時間が流れ、自分のペースで勉強や趣味に取り組めるので、興味のあること、好きなことに素直になり、熱中してください。それがいつか自分の人生の軸となり、物事を選択するときに大きな役割を果たしてくれると思います。
福井放送株式会社
2020年度卒(男性)
人生を豊かにする新たな学びに出会える場所
「将来の選択肢を広げられる」と、県大の卒業生だった高校の先生の勧めで県大に進学しました。所属していた会計のゼミでは毎回異なるテーマでディベートを行い、多様な考えに触れながら知識を深め、コミュニケーションスキルを身に付けました。歴史や資本などさまざまな視点から身近な企業を調べ、みんなで議論をしたのが、面白くて印象に残っています。製造業の企業を選んだのは、授業で学んだ会計学を通して製造業に興味を持ったのがきっかけ。現在は情報システム管理室で社内システムの開発や管理業務に携わっていま
す。社内の人との関わりの中で感謝の言葉をもらえると、会社に貢献できていることを実感します。
県大では専門の学びの他にも、人生を豊かにしてくれる学びに出会えます。タイの歴史や文化を研究する一般教養のゼミでタイを訪れ、ホームステイをしながら見聞を広めた
のは忘れられない思い出です。高校での学びをより一層深めたり、新しい分野に興味を持ったりできるのが大学です。楽しい学生生活にしてください。
倉茂電工株式会社
2015年度卒(女性)
主体性を発揮して研究の楽しさを実感!
目には見えない小さな微生物が医薬品や発酵食品を作り出し、私たちの生活を支えています。それを講義で知って関心を持ち、今の職場に就職を決めました。現在は、生産技術研究所で医薬品原料やアミノ酸製造の工業化に向けて、より大きな規模で安定して微生物を培養できるプロセスの検討を行っています。良い結果が得られると直接製造プロセスに反映されるので、責任とやりがいがあります。応用微生物学研究室では、放線菌という微生物が作り出す二次代謝産物の生合成機構の解明に取り組んでいました。実験やディスカッションでは学生一人一人の考えを尊重してくれるので、主体的に取り組むことができ、研究の楽しさを実感できました。ここで培った積極性は現在の仕事にも活かされています。
高性能な機器を研究室単位で保有し、実績のある若手の先生も多いので、県大の研究力は今後も伸びていくと思います。研究に没頭したい方にはこれ以上ない恵まれた環境です。学生生活に関しても先生方が相談に乗ってくださるので、安心して4年間を過ごしてください。
協和発酵バイオ株式会社
2020年度卒
大学院生物資源学研究科 博士前期課程 2022年度卒
(男性)
研究を通して突き詰めて学ぶ面白さを実感
水産加工品の製造・販売を行う会社で品質管理を担当しています。1年次の授業で企業見学に訪れ、学んだことを活かして地域活性に関わることができそうだと思い、今の会社に就職しました。製品の微生物試験や現場の衛生管理を行い、クレームや異常が発覚した場合は原因究明と対策を徹底し、改善に努めています。学生時代はアオウミウシとシロウミウシの食性と生殖について研究しました。ウミウシの食性は解明されておらず謎が多いのですが、飼育しながら環境を変えて行動パターンを観察することで、シロウミウシが食べている海綿を特定することができました。膨大な情報を整理して正確に伝える難しさ、目的達成のための準備と計画の重要さを学び、分からないことを突き詰めて学ぶ面白さを知ることができました。
フィールドワークや部活動を通して、地域と深く関わることができたのはとても貴重な体験でした。生き物が好きで面白い人がたくさん集まる場所なので、様々な経験をして学生生活を充実させてください。
小浜海産物株式会社
2018年度卒(女性)
海外での研修で見つけた目指したい道
在学中の海外研修で訪れたアメリカのフィンドレー大学で、救急の現場を実際に見て、そこで働く日本人看護師から日本とアメリカの看護スタイルの違いなどを聞き、将来は海外で看護をしてみたいと思うようになりました。就職は、災害救護支援や国際活動に力を入れている赤十字病院へ。現在は脳神経外科と神経内科の混合病棟で、脳伷塞や脳出血による半身麻痺など介護度の高い患者さんの看護に当たっています。看護師のほか保健師の国家試験受験資格が取得可能なこと、養護教諭の教員免許状が取得可能なことに魅力を感じ、県大を選びました。少人数制なので、グループに分かれて行う看護実習でも1グループに1人先生がついてくださり、実習先の病院に同行してくれます。慣れない環境の中、知っている先生が病棟にいてくれるのはとても心強かったです。
看護の専門科目以外の一般教養や「福井を学ぶ」など福井に関する科目があるのも魅力の一つ。他にも部活やサークルなど、大学ならではの多様な人との交流を楽しんでください。
福井赤十字病院
2020年度卒(女性)
幅広い知識とスキルを武器に相談者に寄り添った支援を
現在は市役所の福祉政策課福祉総合相談室で、主に住民の生活の困りごとに関する相談業務を行っています。相談者の抱えている課題は一朝一夕で解決できるものではありません。時には長い付き合いになることもありますが、関係機関と連携しながら相談者と共に生活について考え、生活状況の改善に努めています。卒論では、地域と一体になって行う包括的な支援体制(重層的支援体制)の実現に向けて、支援が届いていない人に支援機関の方から働きかける「アウトリーチ支援」の形態について研究しました。複数の機関が関わりながら適切な支援を行うためには、それぞれの特色や役割の把握が重要であり、幅広い知識が求められます。本学科では社会福祉の多分野を学び、相談支援技術など実践的なスキルも習得できるので、研究にも今の仕事にも大いに活かすことができました。
県大での4年間は、多様な学びを通して自分の新たな可能性や進みたい道を見つけることができる4年間です。様々な刺激や学びを得て成長してください。
福井市役所
2022年度卒(男性)