卒業生インタビュー
消費者と生産者が一体となり日本の晨業を支える社会の実現を目指す
農林水産省東北農政局(2023年卒業/女性)現職を志望したきっかけや理由をお聞かせください。
消費者と生産者が一体となって日本の農業を支える仕組みを構築し、農作物が安定して供給される社会を実現したいと考え、現職を志望しました。現在はみどりの食料システム戦略の推進及び補助金業務を担当しています。在学中に学んだ事、印象に残っているエピソードをお聞かせください。
在学中は植物や動物について幅広く学びました。生産科学科では家畜人工授精師という資格が取れるのですが、2年の夏休みに1か月間毎日、宝達志水町にある畜産試験場に通い、朝から夕方まで座学や実習に仲間とともに励んだことが特に印象に残っています。大学での学びがどのように役立っているかをお聞かせください。
植物、動物、生産システム、経営経済といった大学での幅広い学びは、現在の私の仕事、国内農林水産業の生産力強化や持続性の向上を目指す「みどりの食料システム戦略」を推進する上で大いに役立っています。在校生へのメッセージをお願いいたします。
やりたいことをやり尽くしてください!大学の4年間はあっという間なので後悔のないように。途上国が抱える農業の課題を解決し、生活改善に貢献したい
日本工営株式会社(2020年卒業/男性)現職を志望したきっかけや理由をお聞かせください。また現在の仕事内容をお聞かせください。
きっかけはカンボジアの研究調査に携わったことです。その一環でカンボジアを訪れ、流量観測や研究報告を行いました。研究調査を通して、大学で学んだこと、自身の身に着けた知識が途上国の発展に貢献できることを実感し、開発コンサルタントとして海外で働くことに興味を持ちました。入社後は、日本国内、インドネシア、ケニアで農業施設に関わる調査、計画、設計、施工管理の業務に携わっております。それぞれの途上国で農業に関する課題は異なっており、業務は広範囲に及ぶため、勉強の毎日です。
在学中に学んだ事、印象に残っているエピソードをお聞かせください。
大学院に進学したため、3年間、カンボジアに関する研究を行ってきました。研究のテーマはカンボジアのトンレサップ湖を対象に、人工衛星画像の解析から湖の水循環を観測する方法を開発するというものです。日本国内では、主にGIS(地理情報システム)を用いて、衛星画像に写る湖面と木々のある陸地との数値パラメータとの違いを分析しました。カンボジアを訪れた際には、湖の流量観測、水質調査をサポートし、現地の大学生との交流やローカルの食事などカンボジアでの生活を楽しみました。カンボジアでの経験も含め、研究調査で様々なことに挑戦できたことが印象に残っております。
大学での学びがどのように役立っているかをお聞かせください。
開発コンサルタントは発展途上国の課題解決のために様々な知識と技術が求められるため、どの授業の内容も役立っています。調査業務では、授業で学んだ水の流れに関する計算が求められ、施工管理の現場では、実際に演習で行ったコンクリートの品質検査が行われていました。また、研究調査で用いたGISソフトの解析技術は、土地情報の更新、水田エリアの推定、栽培面積の集計、農家の行動範囲の図式化、井戸のデータベースの構築と様々な場面で私の業務を支えています。在校生へのメッセージをお願いいたします。
途上国の発展に貢献する仕事がしたいと思うようになったのは、大学、大学院で学んだこと、経験したことがあったからだと思います。皆さんも大学での生活を通して、夢や目標を見つけ、それを達成できることを願っております。お互い、農業を通じて社会に貢献していけるよう頑張りましょう!大学での知識を活かし地元の食の安全に貢献しています
株式会社アルプ (2022年卒業/女性)現職を志望したきっかけや理由をお聞かせください。また現在の仕事内容をお聞かせください。
私は大学で学んだ食の知識を活かすことができ、地元に貢献出来る仕事をしたいと考えていました。今の会社では北陸を中心に食品検査事業を行っており、自分がしたい仕事と会社の業務内容が一致し現職を選びました。
業務内容は石川県を中心とする全国から来る食品内に含まれる微生物検査を行っています。主に食品内に含まれる食中毒の原因となる微生物や衛生指標菌に汚染されず、安全に食べられるよう検査をしています。食品は惣菜から生肉・デザートまで多種多様な食品を扱い、スーパーマーケットや工場やレストランなどの依頼を受け検査を行っています。