学生の声

工学部

努力すれば社会で必要とされる”考える力”を獲得できる大学です。

私は入学時「建築」「土木」の違いについて全く知りませんでしたが、初年度の先生方のリレー講義で違いを含めて各分野の魅力について理解を深めることができました。2年でどちらに進んだとしても両方を履修できますが、それぞれの専門分野をしっかり学び、4年では自身の卒業研究を行う事になります。
最も印象に残っているのは「建築構造設計製図」という授業。これまで学んだコンクリートや構造力学の知識などを使い、橋梁の設計図面の読み方を学びました。橋梁工学の本一冊を読みこんだことで、かなりしっかりとした知識を獲得できました。その後の研究の土台にもなったし、総合して考え、自分の言葉で説明する力の基礎にもなりました。単純に覚えることが苦手だった自分にもとても合う講義だったと思います。
九工大では専門分野を学びながらも社会で必要とされる能力が身につく講義がたくさん用意されています。(男性)

手を動かして学べる学習が充実。頭と体で深く理解できるのがいい。

幼い頃は新幹線のメンテナンス業務など、裏方に興味を持っていた私ですが、今は航空機の内装に携わりたいと考えています。安全性への考慮はもちろんのこと、限られた空間の中に機能的にデザインする必要がある仕事です。お客様が利用される様子を自分の目で確認できるのも魅力的ですね。印象に残っている授業は「工場実習」学内工場で工作機械を使います。この時は減速機をつくりました。図面を見ながら材料にケガキをして加工します。動くようにつくらねばならないので、精度に気をつけながらの慎重な加工が求められます。図面を書くうえで加工手順や方法が想像しやすくなるなど、大変よい学びを得られたと感謝している授業です。 私の所属する機械知能工学科では、実習も充実しています。何よりも実際に手を動かして学べるので、理解が深まると感じています。(女性)

ロボットや機械などを思い通りに動かすことができる制御工学が学べる。

幼い頃から算数や理科が好きで、高校では物理に興味を持ち進路は工学部にしようと決めました。しかし志望校が決まらない私に父が「九州に就職率が高くて、企業からの評価が良い大学がある」と勧められ、九州工業大学のオープンキャンパスに参加しました。それまで参加したほかの大学のオープンキャンパスに比べ、在学生の方と直接お話しする企画が多かったことや、知能制御工学コースの見学で間近で動くロボットハンドや、実際に先輩方が作ったロボカーなどを見て、とても興味を持ち受験を決めました。
もともとロボットや機械に興味はありましたが、高校の普通科を卒業し、プログラミング未経験で機械に詳しいというわけでもなかったので入学当初は正直不安でした。しかし、課題を一つ一つこなすうちに、不安もなくなりました。その中で特に印象に残っているのは制御工学実験IIIです。制御工学実験Vでは4週間かけて1つの実験に取り組みます。最初はなかなか難しくて分からなかったことも同じ実験班の友人のアドバイスや先生方のご指導で理解が深まりました。 私が所属する知能制御工学コースでは他にも様々な実験を行っています。座学の授業だけではなかなか理解出来なかったことも、実験を通して実際に自分の手を動かし、目で見て機械の動きを確認することで理解が深まったと思います。(女性)

人工衛星を打ち上げる! 子どもの頃から夢見た世界へ

小さい頃から星が好きで、宇宙関係の仕事に憧れていました。 九工大を選んだのは、宇宙工学の研究が充実し、学生が行うプロジェクトも活発だから。入学後、衛星開発プロジェクトに参加しました。「扇龍弐号」の打ち上げの頃でした。先輩たちを目標に頑張り、やがて自分たちが主体となり、2年間全力で衛星開発に取り組みました。自分たちの手で開発した衛星が打ち上がる喜びはかけがえのないものです。3年次にはPBLの授業でロケットを製作。4人グループで完成させたロケットを、実際に平尾台で打ち上げました。ロケットが帰ってきた時はとても嬉しかったです。 今後、宇宙工学の知識、衛星開発プロジェクトの経験を活かして、人工衛星の開発や打ち上げの手助けを行う仕事がしたいと思っています。九工大は、やりたいことを全力で出来る大学です。受験生の皆さん、いま学んでいることは大学での基礎となります。たくさん勉強してください。(女性)

自分が開発したものが実際に動く。その瞬間を見てみたい

地元の大学で,将来の選択肢も多く,就職に強い。そんな理由から九工大の電気電子工学科を受験しました。実際,コンピュータやさまざまな電気・電子機器,半導体,エネルギーなど,幅広く且つしっかりと学ぶことができ,よい選択をしたと思っています。3年次のPBLでは,4人のチームで,Wiiリモコンを改造し,マットを踏むとゲームの操作ができる仕組みを作りました。他学科や高専と合同で行う発表会でアイデア賞をいただき,とても嬉しかったです。小さい頃からアニメや漫画が好きで,作品に登場するロボットやマシンを発明する人になりたいと夢見ていました。
現在,研究室ではC言語を中心にプログラミングをしていますが,その他の言語も学びたいと考えています。将来は,製品の一部ではなく,製品全体の開発に携わる仕事がしたいと思っています。自分が開発したものが実際に動く様子を見る時が来ることを目指し,頑張りたいと思います。(女性)

大学で化学の世界にのめり込んだ。新しい照明の開発に挑戦したい

子どもの頃、大工をしている祖父を見て、自分も何か作りたいという思いをずっと持っていました。高校時代に化学が好きになり、化学系の学科で知識が高められそうな九工大の応用化学科を選びました。大学で原子や電子など目に見えないものを学び始め、身の回りの物の性質などが分かるようになり、ますます化学の世界にのめり込んでいきました。現在、蛍光体の研究をしていますが、今ある蛍光体よりさらに強く発光する蛍光体を作りたいです。その蛍光体をLED照明に活用できたり、新しい省エネルギー照明を作れたりすればいいなと思っています。友達と一緒にランニングを始めましたが、研究で行き詰まったときなどは、リフレッシュかつ良い刺激になります。受験生の皆さん、一人でプレッシャーを抱え込まずに、先生や親、友人など周りの人たちを頼りながら、受験勉強を楽しんで下さい。(男性)

金属は面白い! 将来は、自動車の軽量化や鋳造・溶接技術の研究開発がしたい

金属の凝固に関する研究に取り組んでいます。金属は造り込む方法次第で様々な性質に変化するのが面白いです。印象に残っているのは鋳造の授業。自分たちで作製した砂型に、溶けた金属を流し込んで素材を造ります。実際に作業を行うことで、教科書を読むだけでは気づけないことも学べました。また、私はグローバル・エンジニア養成コースに所属しており、韓国の協定校で研究発表を行う機会がありました。海外の学生と交流することで、国際的な視点の必要性も痛感しました。将来は自動車業界で、アルミボディを用いた車体の軽量化や、鋳造・溶接技術に関する研究開発に挑戦したいです。(女性)

「材料」の研究を生かし火力発電の高効率化に貢献したい

モノの性能は材料の特性によって決まると言われます。日本のモノづくりに材料の分野で関わりたいと思い、この学科を選びました。1年次に工学や材料の基礎知識を、2年次は材料を詳しく学び、グループワークでアルミニウムの接合後の強度について調査しました。3年次では専門的に接合技術を学ぶとともに実際のモノづくりを体験しました。4年次では研究を行います。僕のテーマは「次世代高効率火力発電の構造用材料の耐酸化性評価」。次世代超耐熱鋼の開発を目的として、今開発している材料が高温下でどの程度酸化しにくいのかを評価し、なぜそのような性質を有するのか、解明に取り組んでいます。この研究で得たことを生かして、火力発電のボイラに用いられる材料の開発や評価を行う仕事に就き、将来は、世界の火力発電の高効率化に貢献したいと思っています。 今ハマっているのは釣り。研究の合間に、仲間と楽しい時間を過ごしています。(男性)