卒業生の声
大学生活の中でたくさんの経験をして、自分のやりたいことを見つけ、それに向かって頑張れ!
私は、現在、新生児集中治療室(NICU)に勤務しています。NICUには、1000g未満で出生した超低出生体重児や先天性疾患を持って生まれた新生児が入院しており、日々小さな命と向き合いながら、責任の重さを感じつつ、充実した日々を送っています。私は、高校生の時に参加した看護の一日体験をきっかけに、看護師を目指すようになり、青森県立保健大学に入学しました。大学では、多くの仲間と出会い、勉強や実習だけではなく、アルバイト、ボランティア活動などたくさんの経験をすることができ、楽しい学生生活を過ごすことができました。3年生の実習では、さまざまな分野の看護を経験し、その中で、新生児や小児看護に興味を持ち、現在の病棟で働くきっかけを見つけることができました。また、保健大学では、4学科合同で行う授業もあり、医療におけるチームアプローチの重要性を学ぶことができました。実際に働いている現在も、他職種連携の重要性を強く実感しています。
これから看護師を目指す皆さんも、大学生活の中でたくさんの経験をし、自分のやりたいことをゆっくりと見つけ、仲間とともに目標に向かって頑張ってほしいと思います。私も、新生児やその家族との関わりでまだまだわからないことが多く、悩むこともありますが、今後も日々のケアから多くのことを吸収し、児と家族の気持ちにより添うことができる看護師を目指していきたいと思います。
看護学科卒業生 Kさん
平成29年3月 卒業
大学生活での貴重な経験が、10年以上経った今でも向上心へのモチベーションになっています!
私は現在、理学療法士として病院に勤務しています。病状が不安定で高度治療室に入院している患者様に対する理学療法業務を中心に、科内管理業務の一部、後輩指導などを行っています。また、県理学療法士会支部学術部担当として、会員向け研修会の企画・運営を行っています。私が大学を卒業したのは、もう10年以上も前になりますが、大学生活での経験が今の自分を支えていると感じています。志が高い同級生に恵まれ、刺激を受けながらお互いを高めあい、共に学びました。また、他学科との合同演習では、他職種の考え方を学び、共に連携する重要性を学びました。医療資源が乏しい地域のリハビリテーションの現状を改善しようと奮闘している先生の姿を見て、人のために自分のできることをすることの素晴らしさを学びました。大学生活でのそれらの貴重な経験が、私の心の支えとなり、現在でも向上心を持ち働き続けられていることにつながっているのだと思います。
理学療法士は、患者の人生を左右するほどの責任の大きい職業であると感じています。また、日々勉強しても足りることがなく、自己研鑽を必要とする厳しい職業です。しかし、自分が学ぶこと、考えること、そして誠実に患者様と向き合うことにより、患者様やその家族に感謝される素晴らしい職業でもあると感じています。これからも、患者様に感謝される理学療法士を目指し、日々の業務に誠実に取り組みたいと考えています。
理学療法学科卒業生 Tさん
平成17年3月 卒業
精神保健福祉士として勤務して、大学での学びや経験が生きていると感じました!
近所の一人暮らしのおばあちゃん達と関わる中で、地域で暮らす高齢者の生活を支える社会福祉士という職種に関心を持ったのが高校生の頃です。青森県立保健大学であれば、生まれ育った青森の社会福祉に貢献することができると考え、進学を決めました。講義だけでなはく、演習を多く取り入れたカリキュラムでは、自分の考えを伝える・相手の意見に耳を傾ける場面が多くあります。能動的に学ぶことができる環境は、青森県立保健大学の大きな魅力だと思います。学科が異なる友人やすでに働いている先輩との交流を通じて、自分の学びたい視野が新たに広がり、精神保健福祉士という職種にも興味を持つ、ひとつのきっかけになりました。
大学生活で一番印象に残っているのは実習です。医療機関、福祉施設、行政機関などでの実習は、普段の授業では学ぶことができない、現場ならではの視点に気付くことができます。実習での学びが、実際に働いてみて、自分の考えの基礎となっていることを実感します。
現在、私は精神科病院の精神保健福祉士として勤務し、患者さんやご家族、関係機関からの各種相談や連絡調整、入院患者さんの退院支援などの業務を主に担当しています。様々なケースに関わる中で、他職種と連携する必要性、相手と一緒に考える過程の重要性を感じ、改めて大学時代に悩んだ経験がいきていると思います。これからも、先輩方や多職種、関係機関の方々、関わる全ての方々から日々勉強させていただき、本人中心の支援を行っていきたいです。
社会福祉学科卒業生 Kさん
平成29年3月 卒業
患者さんの食生活や検査値によい変化が見られときは管理栄養士としてのやりがいを感じます!
私は家族が高血圧症や糖尿病などの生活習慣病を患っていたことから家庭での食事に興味を持ち、栄養学を深く学んでみたいと思い、青森県立保健大学の栄養学科を志望しました。大学生活では素敵な仲間や先生方と出会い、とても充実した4年間を過ごすことができました。栄養学科は30人程度と少人数の学科ですが、少人数だからこそみんな仲が良く、いつも落ち着く雰囲気があったように思います。管理栄養士の就職先は病院の他、保健所や高齢者施設、企業など様々ありますが、在学中の実習で患者さん一人ひとりに寄り添った栄養サポートができる病院の管理栄養士に魅力を感じ、目指すことに決めました。勤務して4年目になりますが、個人や集団の栄養指導、担当病棟のカンファレンス・回診への参加などをしています。私が担当している病棟には主に心疾患の患者さんが入院されており、高血圧症や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病になった方がほとんどです。このような場合、疾患の再発や悪化を防ぐにはやはり退院後の家庭での食事が重要となります。その為に栄養指導をしますが、患者さん一人ひとり生活背景は違うので、同じような課題が見つかったとしても、改善案は異なります。そういった部分に難しさを感じ悩むこともありますが、患者さんの食生活や検査値が改善するなど、良い変化がみられたときは大きなやりがいを感じます。
今後も、様々な患者さんと向き合いながら知識を深め、栄養サポートの充実化を図ることで医療スタッフの一員として現場に貢献できるよう努めていきたいと思います。
栄養学科卒業生 Sさん
平成27年3月 卒業