学部長あいさつ

 国連の提唱するSDGs、あるいは我が国が進めるSociety 5.0などの将来像を見据えれば、「ものづくり」・「ものづかい」の大局的な目的は、よりよい社会の持続的発展に寄与することと言えます。このとき、限られた分野の専門的知識だけでなく、新材料の開発から、ものの使われ方としての構造的安全性、制御性、経済性、さらには生命・環境影響の評価など、広い範囲の科学・技術に対する知識を基礎として、それらを総合化することが必要です。

 専門的工学領域の「微視的」な立場と、社会性を含めた「巨視的」な「ものづかい」の立場。これらの両面からの総合的な「ものづくり」を志向すべきで、それを支える学術概念が「システム思考」です。本学部は「システム思考」の教育と研究に重点を置いています。

 高度専門技術者と研究者の育成のための教育・研究を行う、大学院システム科学技術研究科も着々と充実してきました。大学院では、工業分野のみならず、農業や林業などの地域産業との緊密な連携を展開しつつ、新しい研究成果を世界に発信していくことを目指します。

システム科学技術学部長 水野 衛