工学部材料化学科の木田拓充講師がマテリアルライフ学会 総説賞を受賞しました

7月4日〜7月5日に東京工業大学(東京)にて開催されたマテリアルライフ学会第35回研究発表会において贈賞式が行われ、本学工学部材料化学科の木田拓充講師が総説賞を受賞しました。

マテリアルライフ学会の総説賞は、昨年度一年間にマテリアルライフ学会誌に掲載された論文・総説の中で、特に優れた論文・総説に対して与えられます。なお、今回総説賞として選出された総説は、マテリアルライフ学会誌Vol. 35,No.3,pp.66-71(2023)に掲載されています。

総説賞について

題目

放射光X線を用いたポリエチレン配向フィルムの延伸過程で生じる構造変化の解析

受賞者

木田拓充

概要

配向ポリエチレンフィルムの一軸延伸過程で生じる構造変化を、ステップサイクル試験過程において放射光X線を用いたWAXDおよびSAXSのin situ測定を行うことによって、結晶性高分子のユニークな変形メカニズムが明らかにされている。短時間での構造解析を可能とする放射光X線を用いた測定の有効性を理解するうえでも非常に優れた論文である。