学長メッセージ
2024年度から学長に就任しました南谷 佳弘(みなみや よしひろ)です。秋田大学を代表してご挨拶申し上げます。
大学への進学や就職、研究者や教育者への道を選ぶ際には、それぞれの個人が持つ夢や目標が重要な要素だと思います。秋田大学は「あなたの夢を実現させよう」を最も大事な理念として掲げ、学生や研究者一人ひとりの夢や目標を尊重し、その実現に向けて積極的に支援しています。秋田大学の夢はあなたが夢を実現させることだからです。最近の科学技術は目覚ましく進歩しています。特に人工知能や情報通信技術は急速に進歩しています。これらの技術は今や日常生活や医療などの身近なところにも組み込まれています。もはやこれらの技術無しでは社会生活を営むことすら難しくなっています。一方、これらの技術発展は我々の目の前に新たな可能性を大きく広げています。私たちの社会は、古くは狩猟社会(Society1.0)に始まり、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)へと発展してきました。それに続く未来社会がSociety5.0です。Society5.0で実現する社会では、情報通信技術で全ての人とモノがつながり、今までにない新たな価値を生み出すことが可能になります。また、人工知能により、必要な情報が必要な時に提供されるようになります。そして、ロボットや自動走行車などの技術を用いたイノベーションを通じて、希望の持てる社会を作ることができます。秋田大学は大都市圏ではなく、地方に位置しています。私たち秋田大学は自然豊かな地方において、Society5.0が目指す未来社会を実現させることを目標にしています。Society5.0が実現すれば、私たちが秋田大学で育てる高度な専門職や研究者が、住む場所によらずに活躍できるようになります。そうなれば、大都市のような過密な住環境に敢えて住む必要はなくなります。秋田のような自然豊かな環境の中で、通勤時間などに制約されずに余暇を楽しみながら、専門職や研究者としての自己実現が可能になるでしょう。
現在の秋田大学は、国際資源学部、教育文化学部、理工学部、医学部とそれぞれの研究科を擁しており、優れた成果を上げてきました。国際資源学部は、資源・エネルギー不足の日本において、その問題を地球規模で解決するための研究・開発を行っています。そして世界をリードする研究を遂行するとともに、この分野のグローバルリーダーを輩出しています。教育文化学部は、日本でトップクラスの教員を育て上げ、全国学力テストで生徒達の成績が長年日本一の秋田県を支えています。理工学部は、地方公共団体や地域の産業界と連携して、風力発電や航空機など地域における新たな産業や雇用の創出に貢献しています。また本学における情報通信技術の開発と応用を担ってきたことで、秋田大学の発展に寄与してきました。医学部は、医師不足解消のため多くの医療人を育てて、秋田県内外や世界の医療に貢献してきました。また日本全国に指導的立場の医師を多く輩出しております。附属病院は県内唯一の特定機能病院として最先端の医療を提供しています。最近では新型コロナウイルス感染症のパンデミックの際に、秋田県のコロナ対策をリードして、多大な貢献をしてきました。また、先進ヘルスケア工学院は医学系研究科と理工学研究科の強みを活かした教育と研究を行い、超高齢化社会を支える人材を育成しています。
令和7年度から新たな情報系人材の育成の場として情報データ科学部(仮称)を設置します。そして人工知能や情報科学技術などの最先端の研究と教育を行うとともに、既存学部の情報ハブとして秋田大学全体の連携を強める役割を担って、Society5.0の実現に貢献します。秋田大学は、このような取り組みを通じて、「あなたの夢」を実現させ、世界中の人々が豊かな未来社会の恩恵を享受できるよう、これからも尽くしてまいります。
国立大学法人秋田大学長 南谷 佳弘
大学への進学や就職、研究者や教育者への道を選ぶ際には、それぞれの個人が持つ夢や目標が重要な要素だと思います。秋田大学は「あなたの夢を実現させよう」を最も大事な理念として掲げ、学生や研究者一人ひとりの夢や目標を尊重し、その実現に向けて積極的に支援しています。秋田大学の夢はあなたが夢を実現させることだからです。最近の科学技術は目覚ましく進歩しています。特に人工知能や情報通信技術は急速に進歩しています。これらの技術は今や日常生活や医療などの身近なところにも組み込まれています。もはやこれらの技術無しでは社会生活を営むことすら難しくなっています。一方、これらの技術発展は我々の目の前に新たな可能性を大きく広げています。私たちの社会は、古くは狩猟社会(Society1.0)に始まり、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)へと発展してきました。それに続く未来社会がSociety5.0です。Society5.0で実現する社会では、情報通信技術で全ての人とモノがつながり、今までにない新たな価値を生み出すことが可能になります。また、人工知能により、必要な情報が必要な時に提供されるようになります。そして、ロボットや自動走行車などの技術を用いたイノベーションを通じて、希望の持てる社会を作ることができます。秋田大学は大都市圏ではなく、地方に位置しています。私たち秋田大学は自然豊かな地方において、Society5.0が目指す未来社会を実現させることを目標にしています。Society5.0が実現すれば、私たちが秋田大学で育てる高度な専門職や研究者が、住む場所によらずに活躍できるようになります。そうなれば、大都市のような過密な住環境に敢えて住む必要はなくなります。秋田のような自然豊かな環境の中で、通勤時間などに制約されずに余暇を楽しみながら、専門職や研究者としての自己実現が可能になるでしょう。
現在の秋田大学は、国際資源学部、教育文化学部、理工学部、医学部とそれぞれの研究科を擁しており、優れた成果を上げてきました。国際資源学部は、資源・エネルギー不足の日本において、その問題を地球規模で解決するための研究・開発を行っています。そして世界をリードする研究を遂行するとともに、この分野のグローバルリーダーを輩出しています。教育文化学部は、日本でトップクラスの教員を育て上げ、全国学力テストで生徒達の成績が長年日本一の秋田県を支えています。理工学部は、地方公共団体や地域の産業界と連携して、風力発電や航空機など地域における新たな産業や雇用の創出に貢献しています。また本学における情報通信技術の開発と応用を担ってきたことで、秋田大学の発展に寄与してきました。医学部は、医師不足解消のため多くの医療人を育てて、秋田県内外や世界の医療に貢献してきました。また日本全国に指導的立場の医師を多く輩出しております。附属病院は県内唯一の特定機能病院として最先端の医療を提供しています。最近では新型コロナウイルス感染症のパンデミックの際に、秋田県のコロナ対策をリードして、多大な貢献をしてきました。また、先進ヘルスケア工学院は医学系研究科と理工学研究科の強みを活かした教育と研究を行い、超高齢化社会を支える人材を育成しています。
令和7年度から新たな情報系人材の育成の場として情報データ科学部(仮称)を設置します。そして人工知能や情報科学技術などの最先端の研究と教育を行うとともに、既存学部の情報ハブとして秋田大学全体の連携を強める役割を担って、Society5.0の実現に貢献します。秋田大学は、このような取り組みを通じて、「あなたの夢」を実現させ、世界中の人々が豊かな未来社会の恩恵を享受できるよう、これからも尽くしてまいります。
国立大学法人秋田大学長 南谷 佳弘