教育学部、令和8年度入学者選抜から地域教員希望枠を導入
茨城県教育委員会と連携地域課題に対応したプログラムも新設
茨城大学は、令和8年度入学者選抜(令和7年度に実施)より、教育学部において総合型選抜を初めて導入するとともに、「地域教員希望枠」を新たに設けます。茨城県内で働く教員を目指す強い意欲を持った学生を募集し、茨城県教育委員会との連携によって茨城県における教員不足等の課題の解決への貢献を図ります。
学校教育や教員養成をめぐっては、小学校教員の不足、多様な支援を必要とする子どもの増加、AI・データサイエンス教育を推進する教員の必要性など、さまざまな課題が取り沙汰されています。茨城大学ではそれらの解決を図るため、新たな教員養成のあり方について茨城県教育委員会と議論を重ね、このほど新たな取り組みとして、茨城大学教育学部の入学者選抜における地域教員希望枠の導入が決定しました。
これは、茨城大学教育学部学校教員養成課程の教育実践科学コース、教科教育コースのうちの英語選修・理科選修・技術選修、特別支援教育コースにおいて実施するものです。これらのコース等においては、令和8年度入学者選抜から後期日程の募集を廃止し、新たに総合型選抜において地域教員希望枠を導入します。
教育学部では、令和8年度より、地域課題に対応するための新たな教育プログラムを開設する予定となっており、地域教員希望枠で入学した学生はこれらの教育プログラムを修了することで、茨城県公立学校教員選考試験(小学校など)を特別選考で受験可能となる予定です。出願要件としての出身高校・出身地等地域の制限は設けません。なお、募集人員や入試実施時期などの詳細は調整中で、今月(2024年7月)下旬を目途に公表できる予定です。
令和8年度入学者選抜の取り組みに関する太田寛行学長のコメント
茨城大学では、将来どのような社会を実現したいのかということについて、さまざまな仕組みを通じて多様なステークホルダーの方々と真剣に議論をし、中等教育と社会とをつなぐ本学の教育のあり方を展望する中で、入試改革にも取り組んでいます。
令和7年度の入学者選抜からは、工学部のうち3つの学科において「女子枠」を設置しますが、これは女性の技術者の茨城県内とりわけ県北地域での活躍を促し、この地域の人口の維持や産業の振興につなげることを企図したものでもあります。同様に、地域の産業のDXを支える人材を輩出するという観点から、工学部情報工学科の定員の増員にも取り組みます。
そして令和8年度の入学者選抜では、教育学部において、地域教員希望枠を導入することにしました。教員不足など、持続的な教育に関わる深刻かつ喫緊の課題の解決が求められる中で、茨城大学と茨城県教育委員会との間では、特に質の高い教員の養成に向けた協議や共同の取り組みを進めてきました。そうした議論や取り組みの積み重ねの中で、入学者選抜における地域教員希望枠の導入というアイデアについて共有し、準備を進めてきたところです。地域教員希望枠で入学した学生は、地域課題に対応する所定の教育プログラムを修了することで、茨城県公立学校教員選考試験(小学校など)を特別選考で受験可能となる予定です。これも茨城県教育委員会との連携によるもので、本学の入試改革として象徴的なものといえます。茨城県内で教員として活躍したいという強い意欲をもった方の入学を願っています。
今後も、高等学校の関係者はもちろんのこと、多様なステークホルダーの方々との議論を重ねながら、総合型選抜の拡充などの入試改革や、企業・自治体等と共創した教育に取り組んでいきます。
※詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.ibaraki.ac.jp/news/2024/07/18012408.html
学校教育や教員養成をめぐっては、小学校教員の不足、多様な支援を必要とする子どもの増加、AI・データサイエンス教育を推進する教員の必要性など、さまざまな課題が取り沙汰されています。茨城大学ではそれらの解決を図るため、新たな教員養成のあり方について茨城県教育委員会と議論を重ね、このほど新たな取り組みとして、茨城大学教育学部の入学者選抜における地域教員希望枠の導入が決定しました。
これは、茨城大学教育学部学校教員養成課程の教育実践科学コース、教科教育コースのうちの英語選修・理科選修・技術選修、特別支援教育コースにおいて実施するものです。これらのコース等においては、令和8年度入学者選抜から後期日程の募集を廃止し、新たに総合型選抜において地域教員希望枠を導入します。
教育学部では、令和8年度より、地域課題に対応するための新たな教育プログラムを開設する予定となっており、地域教員希望枠で入学した学生はこれらの教育プログラムを修了することで、茨城県公立学校教員選考試験(小学校など)を特別選考で受験可能となる予定です。出願要件としての出身高校・出身地等地域の制限は設けません。なお、募集人員や入試実施時期などの詳細は調整中で、今月(2024年7月)下旬を目途に公表できる予定です。
令和8年度入学者選抜の取り組みに関する太田寛行学長のコメント
茨城大学では、将来どのような社会を実現したいのかということについて、さまざまな仕組みを通じて多様なステークホルダーの方々と真剣に議論をし、中等教育と社会とをつなぐ本学の教育のあり方を展望する中で、入試改革にも取り組んでいます。
令和7年度の入学者選抜からは、工学部のうち3つの学科において「女子枠」を設置しますが、これは女性の技術者の茨城県内とりわけ県北地域での活躍を促し、この地域の人口の維持や産業の振興につなげることを企図したものでもあります。同様に、地域の産業のDXを支える人材を輩出するという観点から、工学部情報工学科の定員の増員にも取り組みます。
そして令和8年度の入学者選抜では、教育学部において、地域教員希望枠を導入することにしました。教員不足など、持続的な教育に関わる深刻かつ喫緊の課題の解決が求められる中で、茨城大学と茨城県教育委員会との間では、特に質の高い教員の養成に向けた協議や共同の取り組みを進めてきました。そうした議論や取り組みの積み重ねの中で、入学者選抜における地域教員希望枠の導入というアイデアについて共有し、準備を進めてきたところです。地域教員希望枠で入学した学生は、地域課題に対応する所定の教育プログラムを修了することで、茨城県公立学校教員選考試験(小学校など)を特別選考で受験可能となる予定です。これも茨城県教育委員会との連携によるもので、本学の入試改革として象徴的なものといえます。茨城県内で教員として活躍したいという強い意欲をもった方の入学を願っています。
今後も、高等学校の関係者はもちろんのこと、多様なステークホルダーの方々との議論を重ねながら、総合型選抜の拡充などの入試改革や、企業・自治体等と共創した教育に取り組んでいきます。
※詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.ibaraki.ac.jp/news/2024/07/18012408.html