【高校生大募集!】 大学の授業を体験してみませんか?(高校生対象・受講無料・オンライン講座)〜オープンユニバーシティ夏期講座〜

東京都立大学オープンユニバーシティ夏期講座について

本学オープンユニバーシティでは、夏期講座の受講生を募集します。

高校生のための大学授業体験シリーズは、大学で教育・研究に携わる教員が、オンラインで講義します。オンライン講座ではいつでもどこでも学べるようzoomでのライブ配信とともに録画したものを見逃し配信として開講の翌営業日以降7日間実施します。

講座は、文系・理系問わずジャンルは多岐に渡りますので、興味・関心のある講座がありましたら是非お申込ください。

※現在、夏期講座の申込受付中です。


【オンラインスペシャル】人類学「再」前線 〜いま、人類学の可能性について考える〜

▽7月13・20・27、8月3日、9月14・21・28日、10月5日(土) 14:00〜15:30 (全8回)

■担当教員 綾部 真雄 社会人類学研究室 教授

 人間とはとても興味深い「種」です。地球上のすべての人々が、ホモ・サピエンスというひとつの種に属しながらも、地域や国などによって実に多様な考え方や生き様があり、またそれがゆえにすれ違ったり衝突したりすることもあります。グローバルな次元での共通価値を追い求める動きも活発に続けられてきていますが、近年の世界の動向を みるにつけ、その試みは必ずしも成功しているようには見えません。
 こうした⼈間の「性(さが)」を長い間見つめ、またそれについて草の根レベルで問い続けてきたのが⼈類学です。⼈類学は⼈間を多様性と普遍性の双方、あるいはその間の関係から理解しようとします。そのための代表的な⼿法がフィールドワークであり、⼈類学者は世界各地に赴いて人々と暮らしを共にし、人々の生の声に耳を傾けつつ、常に変わっていく世界と私たちが向き合うための方法論や視点を提供してきました。いわゆる伝統的な社会に関する研究であると思われがちですが、現代の⼈類学は、先進国の都市社会の動向、⼤企業やスタートアップ企業についての研究まで幅広く行います。単に哲学的な思索に身を委ねるだけでなく、社会を能動的に変えていくための提言やコンサルティングを行うこともあります。
 本講座では、「⼈類学「再」前線」と題して、東京都立大学社会人類学研究室の教員を中⼼とした様々な地域や分野の専門家が、多彩な視点から⼈類学の現在位置について講義します。コンテ ンツ⾃体の新旧にかかわらず、それぞれがいま最も伝えたいことを中⼼に講義内容を組み⽴てる。だからこそ「「再」前線」です。

詳細・申込はこちらから


【高校生のための大学授業体験シリーズ】探求の楽しさを一緒に体験しましょう!

▽<1> 7月27日、8月3日(土) 14:30〜17:30 (全2回)
▽<2> 8月31日、9月7・14・21日(土) 14:30〜17:30


■担当教員 板倉 孝信 大学教育センター 准教授

 本講座は高校生の皆さんが取り組む探究学習のテーマについて、講師や大学院生と一緒に考える機会を提供するものです。学年や⽂理は問いませんし、テーマを検討中の方を大歓迎します。探究活動の持つ楽しさを我々と一緒に体験しましょう!

<1>テーマの検討方法について講師や院生と一緒に考えてみよう!

●第1回 ガイダンス・テーマ検討作業(前半)[7月27日(土)]

 @講師・院生による自己紹介/講座概要に関する説明(30分)

 A受講者による自己紹介/作業グループへの配属(30分)

 B個⼈によるワーク実施/グループ内での意見交換(90分)※途中休憩あり

第1回は全員で自己紹介をした上で、ガイダンスとグループ分けを行います。4〜5名を1グループとして、各グループには院生が司会として参加します。受講者はテーマ検討用のワークシートを各⾃で記入しながら、院生や他の受講者と意見交換を進めます。

●第2回 テーマ検討作業(後半)・全体総括[8月3日(土)]

 @個⼈によるワーク実施/グループ内での意見交換(90分)※途中休憩あり

 Aグループワークの全体総括/講師による全体講評(30分)

 B講師による探究講義/受講者からの質問受付(30分)

第2回は第1回に引き続き、テーマ検討用のワークシートを記⼊しつつ、グループ内での意見交換を継続します。検討作業が全て終了した後、各グループの代表や司会が全体総括を行うと共に、講師が全体講評を行います。最後に講師の探究講義を実施します。

<2>探求構想を発表して講師や院生からアドバイスをもらおう!

●第1回 講師・大学院生によるガイダンス[8月31日(土)]

 @講師・院生による自己紹介/講座概要に関する説明(30分)

 A受講者による自己紹介/構想発表の日程調整(30分)

 B講師による探究学習講義/院生による研究紹介(90分)※途中休憩あり

第1回は全員で自己紹介をした上で、ガイダンスに入ります。自己紹介の時にそれぞれの探究テーマについて簡単に説明していただきますので、ご準備下さい。次回以降の発表担当を決定した後で、講師と院生から探究講義と研究紹介を行います。

●第2〜4回 受講者による探究構想の発表[9月7日・14日・21日(土)]

 @受講者による探究構想のスライド発表(15分×最大5組)

 A講師・大学院生からの助言・コメント(15分×最大5組)※途中休憩あり

第2〜4回は受講者が交代で自分の探究構想を発表します(各回最大5組)。発表者はパワーポイントなどの資料をZoomの共有機能で提示し、内容を説明します。発表後にまず大学院生からアドバイスを受け、講師や他の受講者のコメントを聞きます。

※第2〜4回のうち、ご自身が発表しない回は欠席しても構いません。

詳細・申込はこちらから

<1>https://www.ou.tmu.ac.jp/course/detail/7465
<2>https://www.ou.tmu.ac.jp/course/detail/7466


【高校生のための大学授業体験シリーズ】なぜ理系で英語が必要なのか 理系大学を満喫するための実践英語

▽8月3日(土) 15:00〜16:30 (全1回)

■担当教員 吉田 真 システムデザイン学部 助教

  「理系にも英語は必要だ」と念仏のように聞かされてきたあなた!
その理由を本当に理解していますか?この講座で体験する理系の実践英語は、受験対策ではありませんが、合格後の大学生活ではきっと役立つはずです。
 現在の理系の学問体系は、過去の研究者たちの発⾒の積み重ねで成り立っています。これらの発見は、学術論文というかたちで、⼈類全体の共有の知的財産として、過去から未来に受け継がれてゆきます。このときに当然ながら共通言語が必要であり、現在の世界情勢では、それが英語であるというわけです。理系の分野で活躍するということは、論⽂という知的財産を読んで活⽤し、⾃らの発⾒を論⽂に書いて知的財産に付け加える、ということなのです。ノーベル賞や、そのパロディーであるイグノーベル賞を日本⼈が受賞したというニュースを聞いたことがあると思います。彼らもみな英語で論文を書いているのです。
 教科書などは、学術論文という⼀次情報をもとにしてまとめあげた二次情報であるといえます。このような二次情報が日本語で提供されることは、日本における理系のすそ野を広げることにつながっています。しかし、理系の大学に進学して高みを目指す⼈たちには、英語の⼀次情報にふれるのに不自由しないだけの英語能力が必要なのです。
英語で会話をする必要にせまられることもあるかもしれませんが、あまりこわがることはありません。英語は共通言語であり、もはや英語を母語とする⼈たちだけのものではありません。英語を母語としない⼈と話す機会の方が多くても不思議ではありません。お互い様なので、聞き取れなかったら遠慮なく聞き返してよいのです。
 この講座では、限られた時間ではありますが、「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」の四つの能力が理系でどのように活用されるのかを体験します。

詳細・申込はこちらから


【高校生のための大学授業体験シリーズ】医療を支える機械システム工学 機械でいのちをつなぐ.臓器工学

▽8月6日(火) 14:00〜15:30

■担当教員 小原 弘道 システムデザイン学部 准教授

  「機械システム工学」とはどのような学問でどのようなことに役に立つのか知っていますか。身のまわりに沢山ある機械は、多様な部品といろいろな仕組みの組み合わせで我々の暮らしに役立っています。ロボットやカメラ、掃除機などの身のまわりのモノから、⾃動車や電車、⾶⾏機、ロケットなどの乗り物や風力・水力・火力発電所などのエネルギー、浄⽔施 設や食品工場、植物工場などの暮らしに必要不可⽋な大きなモノまで多種多様な機械が暮らしを支え、さらに我々の身のまわりにあるモノだけでなく、ソフトウェアやアプリをはじめ これらを支える仕組みであるコトまで機械システム工学が貢献する領域です。これらの機械を支える熱力学、材料力学、流体力学、機械力学を学び、それらをつなぎ活⽤するための情報や制御をはじめシステムとして活⽤するための仕組みを学びます。
 暮らしを豊かにする「機械システム工学」のなかでも、いのちをささえ、つなぐ「医療」のための「機械システム工学」が注目されています。現在の医療は⼈工⼼臓やロボット⼿術だけでなく、機械システム工学の知恵で開発された様々な医療機器が支えいのちをつないでいます。からだの中で巧みに機能をはたす臓器に学び、活用するための機械システム工学である臓器工学は、今まで治療をあきらめていた医療を支えることを可能としています。さらに、生き物の仕組みと機械を融合することで新しい機能を実現する技術をはじめソフトでウェットな機械が未来の医療を切り拓こうとしています。
 この講座では、「機械システム工学」について、身のまわりのいろいろな機械を通じて紹介するとともに、その一つである医療を支える医療機器の仕組みや原理、重要性を紹介し現在の機械と医療の関係を学びます。さらに流れと機能を考える「臓器工学」の成果の一つである体外で臓器を灌流することでいのちをつなぐことを可能とする臓器機械灌流技術について紹介し、こうした技術を活⽤した新しい医療を紹介するとともに、みなさんと一緒に未来の機械システム工学を一緒に考えます。 

詳細・申込はこちらから


【高校生のための大学授業体験シリーズ】バーチャル・リアリティの世界 日野キャンパスで都立大学のVR/XR技術を体験しよう!

▽8月19日(月) 13:00〜15:00

 当講座は高校生のための対面式講座です。東京都立大学・情報科学科で研究されているVR(バーチャル・リアリティ)・XR(拡張現実)技術を日野キャンパスで体験してみましょう。都立大学・日野キャンパスを見学できます。

<体験予定のVR/XRシステム>

・Drone Rider(ドローン・ライダー)
 ドローンに乗って、大空を飛ぶ感覚を体験しよう。VR世界に没入するための仕掛けがたくさん詰まっています。運動主体性、ハプティック・フィードバック、シースルー技術ってなんだろう?それらを解説しながら、効果を体験してもらいます。

・Asura Hands(阿修羅ハンド)
 自分の手腕の数が増える感覚を体験しよう。自分の左腕が2本になったらどんな感覚でしょか?私たちは身体拡張技術や身体性転移技術の一環として、手腕の数を増やし、それをヒトが自然に受け入れられるようにする研究をしています。仮想空間であなたの体を拡張してください。

・バーチャルリアリティの模擬講義(45分)
 バーチャルリアリティの昔・今・未来を一緒に考えるための話題を提供いたします。大学でどのような講義が行われているか、体験しに来てください。

【開催場所】東京都 ⽇野市 旭が丘6-6 東京都⽴大学 ⽇野キャンパス 6号棟1階

詳細・申込はこちらから


他にも多数、高校生が無料で受講可能な講座がございます。あなたもぜひ大学の授業を体験してみてください!

高校生受講可能な春期講座一覧

(オンライン講座)
  • 日本の魅力ある博物館・美術館シリーズ 国立歴史民俗博物館
    縄文時代展示の構築と現在
  • 「パンダ学講座」特別編 あらためて、パンダの魅力を考える
  • いま、ダイバーシティを考える 私たちの暮らしの中の「ダイバーシティ」
  • 進化心理学で読み解くヒトの配偶者選択
    我々は異性に何を求め、何を求められるのか?
  • 研究センターシリーズ 水素エネルギー社会構築研究センター
    水素をつくる・はこぶ・つかう

(対面講座)
  • 管理会計を読んでみよう 論文から読み解く多様な管理会計の研究
  • 機械学習から物理を探る


東京都立大学 オープンユニバーシティ 高校生向け講座一覧