都市環境学部

誰もが明るく暮らせる活力ある都市を実現できる人材を育成します

都市環境学部では、都市環境を構成する自然、人間、社会、物質、エネルギー、情報、構造物・人工物、公共政策などをキーワードに、進展する都市機能と環境問題の関連性、大都市におけるエネルギーの高度利用・安定供給、インフラの老朽化と更新、大規模な災害への対応、都市・地域経済の活性化、少子高齢化への対応、多様な人々との共存、行財政運営のあり方など様々な課題を掘り下げて学び、研究します。大都市における人間社会の理想像についての学際的アプローチ、副専攻の導入、学部の提供する専門科目の履修や大学院進学の奨励、実験・実習・フィールドワークや課題解決・提案型演習の重視と多彩なインターンシップなどを通して実践的かつ多角的な判断能力や構想・提案力を養っていきます。
フィールドワークや地理情報システムなどの手法を用いて、人と自然の相互関係を考えます

地理環境学科について

地球の環境を多岐にわたって調査・分析・研究し、人間との関係や課題について考察します。フィールドワークを重視しており、自らの五感を使って学ぶワクワク感あふれる学科です。学科には、「地形・地質学」「気候学」「環境地理学」「地理情報学」「都市・人文地理学」の5つの研究室を設置。また、地理情報システム(GIS)も積極的に活用するなど、様々なタイプの地理学を基礎から学べる日本で唯一の学科といえます。もちろん、大学院進学の道も開かれています。

求める学生像
T自然の成り立ち、人間と自然の関わり、地域の違いに興味のある人
U野外で調査したり、自然を観察したり、地図を使うことが好きな人
V身近な地域から地球規模に至るさまざまな環境問題・自然災害・社会問題に幅広く関心を持っている人
W自ら課題を発見し、それを解決するための努力ができる人
自然や環境と共生し、安全で豊かな社会基盤を創造する市民のための工学です

都市基盤環境学科について

都市基盤環境学科では、未来を担う専門家を育てるために、「社会基盤分野」「環境システム分野」「安全防災分野」の3コースで、総合的な視野と素養を備えた人材育成を目指します。また、国際共同研究や東京都の土木技術支援・人材育成センターとの連携大学院協定、都庁インターンシップなどを通じて、「都市の基盤整備と維持管理」「環境の保全と創造」「自然災害の軽減」を、実感を持って学ぶことができるのも本学ならではの特徴です。

求める学生像
T都市基盤環境学科で学修するための十分な基礎学力を持つ人
U広い視野と柔軟な思考力を持ち、社会や自然とのつながりを論理的に考えられる人
V豊かな教養を備え、地域社会や国際社会で活躍する意欲のある人
Wバイタリティにあふれ、困難な問題にチャレンジしていける人
安全・快適な都市環境の実現・改善に、建築学と都市的視点からアプローチします

建築学科について

 一般の建築学だけでなく、都市に関する理論や技術も多面的に学び、それを活用する人間と社会との関わりも総合的に理解し評価できる知識と思考能力を養成します。特に、大都市東京が抱える課題として、既存の建築資産を活用した都市づくりに積極的に取り組み、建築ストックを活かすための技術開発は、国際的にも高い評価を得ています。これは、学科全体の中核的なテーマであり、その最新の成果が授業や研究に活かされていくことも特色の一つです。

求める学生像
T数理、人文、社会、語学などの総合的な基礎学力を持っている人
U建築及びその集合である都市に大いに興味があり、学習意欲及び行動力がある人
V的確な論理を構築し、それを適切に表現できる能力がある人
W造形や空間デザインに興味があり、それを美しく表現する意欲のある人
対話型・問題発見解決型の教育で、環境と豊かに調和した応用化学を研究します

環境応用化学科について

基礎化学を中心としながらも、工学としての化学に軸足を置く応用化学、材料化学に関する教育と研究を行っています。特にSDGsを視野に入れ、地球環境と共生しながら、人類や都市社会が持続的に発展していくために必要となる化学を指向し、それに貢献できる人材の育成を目的としています。研究面では10を超える研究グループが世界トップレベルの研究を行っており、研究室で体験する卒業研究が、皆さんをグローバル化に対応できる研究者、技術者へと育てていきます。

求める学生像
T都市の環境問題やエネルギー問題に関心があり、「化学の力でそれらの課題解決に貢献したい」と考えている人
U都市社会・生活の持続的な発展に役立つ新材料や新デバイスの開発に意欲がある人
V応用化学・材料化学に関する専門知識を活用して、将来「国際社会で活躍したい」という意欲がある人
W入学後も「旺盛な好奇心」、「自主的に考え行動する力」、「未来を切り開く強い意欲と意識」などを発揮できる素質を兼ね備えた人
観光の基盤となる地域環境や文化の保全と適正利用を進め、地域の魅力や価値を創造する方法を研究します

観光科学科について

本学科では、工学や理学といった理系分野をベースに、「観光を科学する」ことを目標としています。観光の基盤となる地域の環境や文化の保全や資源の適正利用を進め、観光を活用して地域の魅力や価値の向上、地域経済の向上といった地域づくりを進め、総合力と専門性を身に付けるための教育、研究を目指しています。自然環境マネジメント領域、地域計画・マネジメント領域、行動・経営科学領域の3領域において、実践的な計画・実現手法を探求、研究します。

求める学生像
T自然環境や歴史・文化、芸術、産業などの地域資源の保全・活用や、観光地経営に関わる、理系や人文社会系の講座や演習に興味のある人
Uもの・人との共生や交流を通して、人に夢や活力を与える観光を学ぶ意欲を有する人
V観光の調査から計画、実践までの技術を身につけ、社会に貢献する意欲を有する人
複雑な課題を創造的に解決するための都市に関する政策科学を提供・実践します

都市政策科学科について

東京を含む日本の都市が、複雑な課題を創造的に解決していくためには、都市づくりの政策立案能力が必要となります。都市政策科学科では、都市問題を理論的・実践的に解決する教育・研究を少人数教育で実現します。従来の都市政策コース、都市システム科学域の二つの組織の良い面を引き継ぎながら、様々な授業、現場体験型授業、少人数のワークショップ、卒業研究などを通じて“都市に関する政策科学”を提供・実践していきます。

求める学生像
T都市の抱える複雑な問題に対して、学究的かつ人に対して優しい心で(Cool Head, but Warm Heart)チャレンジしていくことができる人
U大学で学んだ都市づくりの政策立案能力を活かし、社会に貢献したいという気持ちのある人
V講義、現場体験型授業、少人数のワークショップ、その他大学における他者と交わる活動等を通して自己を研鑽していこうという意欲のある人
W自主的に考え行動する力を持つ人