看護学部
豊かな心と知識と技術を融合した理想の看護をめざして、4年間かけてしっかり看護学を学ぼう
高度先進医療やAIの活用など医療分野の技術革新は目覚ましく、看護にも高度な実践力が求められています。また、急速に進む高齢化によって、回復期や慢性期の患者、さらに在宅療養者が増加するなど、看護ニーズは複雑化、多様化してきています。このようなニーズに対応できる知識や技術を獲得するには、従来の看護師・保健師・助産師を合わせて4年間の教育では不十分だと言われています。愛知県立大学看護学部では、このような社会の要請に一早く対応し、助産師に続いて保健師を大学院化してより高度な実践者の育成を行うとともに、看護学部では4年間をかけて現場での通用性の高い実力ある看護師を養成します。■技術力重視の充実した学習内容
本学部では技術教育に力を入れており少人数での技術教育、シミュレーション教育を充実させ、自信をもって就職できる実践力の修得をめざします。
■愛知県の特性を活かしたユニークな科目
在留外国人への文化ケア、南海トラフ地震等を視野に入れた災害看護、海外短期留学や国際保健等を通じたグローバル人材としての基盤形成など、ユニークな科目が充実しています。
■地域の保健医療課題解決に向けた協働
看護学部には、地域や病院と協働して、看護師の実践力向上、災害対策、子育て支援、生活習慣病予防などに取り組んでいる教員が多くいます。看護学部がもっている「知」を地域に還元し、地域と協働して課題解決に取り組んでいきます。
学科
国際社会、少子超高齢社会で活躍する優秀な看護専門職をめざそう
看護学部では、21世紀の国際社会、少子超高齢社会で活躍する優秀な看護専門職として、すべての人に対する思いやりと人間愛を育み、人間相互の信頼関係のもとで、保健医療福祉施設、在宅、地域等の様々な場において活躍できる看護師の育成をめざします。看護の専門科目の授業は、看護職として臨床経験のある教員が担当します。具体的には、以下の能力や姿勢が身につけられるようにカリキュラムを編成しています。
1.文化、社会、自然に関する幅広い教養と、科学・医療の発展に向けて自己を継続して向上させる姿勢
2.看護の基礎となる知識と技術を体系的に修得し、人々の健康問題について科学的に思考し問題解決を図る能力
3.人間を全体的・統合的にとらえ、人々の生活の質の向上を考慮した看護を科学的根拠に基づいて実践する能力
4.人間の生命と尊厳を尊重し、常により良い行動を取ろうとする倫理的態度
5.保健医療福祉システム全体の中で看護を位置づけ、様々な専門職との連携・協働に必要なコミュニケーションスキルとリーダーシップを発揮する基礎的能力
6.地域に暮らす人々や在宅をはじめとする多様な場で生活する療養者のニーズを理解し、多職種と連携・協働し、地域の社会資源を活用して、課題解決を図る能力
7.国際化・多様化した社会を考慮に入れて国際的な視野から人々の健康問題をとらえ、健康の保持・増進に寄与できる能力