「Tongaliアイデアピッチコンテスト2024」で2つの学生チームが優れた成績を収めました

 令和6年11月9日(土)に開催された「Tongaliアイデアピッチコンテスト2024」において、本学から出場した2つの学生チームが優れた成績を収めました。
 「Tongaliアイデアピッチコンテスト」は、大学生・中高生などが社会課題や自身の挑戦したいテーマに基づく斬新なアイデアを発表し、その実現を目指すための起業家精神や挑戦意欲を育むことを目的として開催されています。今年は過去最多の184チームがエントリーし、予選・準決勝を勝ち抜いた計15チームが決勝の舞台でプレゼンテーションを行いました。
 本学からは、2つの学生チームが決勝に出場し、それぞれのアイデアが高い評価を受け、下記のとおり受賞しました。

チーム「GIVELOVE」
テーマ:「GIVELOVE 〜困ったシニアとその家族と、大学生をつなぐ見守り・お手伝いサービスで、温かなつながりを〜」
代表:北川 愛子(きたがわ あいこ)(地域科学部2年・起業部所属)
受賞:Tongali賞3位、海外チャレンジ賞、名古屋銀行賞、名鉄賞

チーム「Hundale(ハンデール)」
テーマ:「教員の負担を減らし教育をより良いものに」
代表:船曳 巧馬(ふなびき たくま)(教育学部1年・起業部所属)
受賞:野村證券賞

 12月5日(木)には、受賞した両チームの代表学生が学長室を訪れ、コンテストで披露したアイデアの詳細や成果を吉田学長へ報告し、今後の展望について語りました。
 地域科学部2年の北川さんは、「介護施設でのボランティア活動を通じて、多くのシニアの方々が社会的に孤立し孤独を感じている現状を目の当たりにし、シニアと地域や学生をつなぐ仕組みとしてGIVELOVEを提案しました。今回の受賞を励みに、来年には起業をして本格的に課題解決へ向けて活動していきます」と語りました。また、教育学部1年の船曳さんは、「オーストラリアへの留学を通じて、現地の教員は子どもたちと向き合う時間を多く確保している一方で、日本の教員は業務が多岐にわたり、子どもと接する時間が限られてしまっていることを感じました。そのため、教員の負担を軽減して子どもたちと向き合う時間を増やす仕組みを考案しました。今後は日本の教育現場での実習などを経験して、より良い教育を行うための解決策などを考えていきたいです」と語りました。
 吉田学長は、「起業部の先輩たちが築いてきた実績や姿勢から学び、さらに挑戦を続けられているみなさんを頼もしく思います。これからも新しいことに挑戦し続け、社会をより良くするアイデアの実現に向けてがんばってください」と激励しました。
 本学は今後も、学生たちのアイデア実現を支援し、地域や他大学との連携を強化して、新たなイノベーションの創出を目指してまいります。

※Tongali(Tokai Network for Global Leading Innovation):
東海地区を中心とした大学・高専が連携して、学生たちの起業家精神を育むことを目的に多様な支援やイベントを提供する起業家育成プロジェクトです。本コンテストは、その一環として、学生が社会課題の解決に向けたアイデアを発表し、実現への第一歩を踏み出す場として開催されています。


受賞報告の様子


記念写真
(左奥から)大藪副学長、吉田学長、上原教授/(左前から)北川さん、船曳さん


関連リンク
Tongaliアイデアピッチコンテスト2024