応用生物科学部オリジナルサイトへ 応用生物科学部では,安心かつ安全な食の安定供給,高機能性食品の開発と健康の増進,環境と調和した食料生産,自然生態系及び人間の生活環境の修復と保全,人と動物の健康と福祉の向上などに強い意欲を持って学習に励もうと志す学生を対象として,生物科学と生命科学の学理を究明し,それと関連した技術を開発し,その成果を生物産業に応用することを目指す人材,すなわち,農学系科学で社会を変えようとする者を育てます。この教育理念・教育目標を達成するために,全学共通科目,教養基礎科目,専門基礎科目,専門科目の4つの教育群を通じて基礎学力と社会通念に裏付けられた応用生物科学を教育し,a.大学人たるリテラシー(広義)獲得,b.社会通念獲得,c.農学系科学通念獲得,d.応用生物科学の学術スキル獲得,e.実践力の5つの能力を卒業時に保証します。
課程
応用生命科学課程
応用生命科学課程は,化学と生物学を基礎とする広範囲な生命科学教育を行います。本課程では,1・2年生は,全員が有機化学,生化学,微生物学などの基礎的な科目を学び,3年生になると「分子生命科学コース」と「食品生命科学コース」とに分かれて専門性の高い科目を体系的に学びます。食品・医薬品・環境・健康などの生物産業(バイオ産業)の諸分野で活躍できる人材を育成します。
生産環境科学課程
生物科学を基盤として,動物・植物・微生物の機能を開発し,持続的な生物資源生産や環境管理に関わる専門教育を行います。3コースからなり,「応用植物科学コース」は,持続可能な植物生産と食料の安全安定供給,「応用動物科学コース」は,持続可能な動物生産と多様な動物種の保全,「環境生態科学コース」は,自然生態系と人間社会が調和した地域環境の創出,に関わる知識と技能を教育し,生物生産及び環境保全・修復に携わることのできる人材を養成します。
共同獣医学科
動物の病気の診断,治療及び予防を行うことにより,牛,豚,鶏などの産業動物や犬,猫などの伴侶動物の健康を保つという重要な使命を持っています。また,動物からの人に伝播する人獣共通感染症の予防,食品衛生及び環境衛生を通じて人の健康増進にも深い関わりをもち,広くは生命科学の研究と発展に寄与しています。共同獣医学科では鳥取大学農学部と共同で,より高度な獣医学教育を行います。動物の病気の発生原因,診断および治療に関する知識や技術の習得に加え,両大学での合宿式授業による体験学習や,動物倫理やプレゼンテーション能力を養う少人数での基礎教育をはじめ,両大学を結ぶ遠隔講義シズテムによる授業等,これまでにない発展的な教育が用意されています。