学部の特徴

◆幅広い分野を学び、他者と協力するスキルを磨く
 総合政策学部は、社会が抱える諸問題をさまざまな価値観から多面的に捉えることを重視しています。そのため、社会・人文科学から自然科学まで幅広い分野を学べるカリキュラムを組んでいます。

 このような幅広い分野を学ぶことで、すでに自分の学びたいことを決めている人も広い視野でそれを捉え直すことができますし、具体的な学びで迷いを持っている人でも、1・2年次の間に自分の考えを深めていくことができます。

 また、社会問題の解決にはさまざまな分野のとの協力が必要であることから、キャリア教育科目によって他者と協力するための就業力スキル(社会人基礎力)を身につけます。

◆専門を絞り込み、深く掘り下げるカリキュラム
 2年次から、履修コース・ゼミを選択するためのカリキュラムがスタートし、3年次より正式に、「法律・行政コース」「経済・経営コース」「地域社会・環境コース」の3つのコースのいずれかに配属されます。それぞれのコースに講義科目、実習科目、演習科目(ゼミ)、卒業論文・研究を置き、自分が興味を持つ分野を深く掘り下げることができるようになっています。

◆「グローカルな視点」と「現場から学ぶ実践」が柱
 今日の社会情勢は、「グローバル」という言葉で表すことができるでしょう。同時に私たちの日常生活は、地域社会においてローカルな形で展開しています。つまりローカルなところに根ざし、グローバル社会を視野に入れた思考と行動が求められているのです。本学部ではこのように「グローバル」で「ローカル」、すなわち「グローカル」な視点で政策を考え、経済活動を捉え、社会・環境の諸問題に対処する教育を重視しています。

 さらに「現場に学び、現場から学ぶ」を柱に、ヒアリング・環境調査・地域社会調査といった技法で社会の現象や問題点と向き合い、理論や知見、方法論を駆使して問題の分析・解明を試みます。そして解決に向けた専門知識や力量を身につけ、多角的な視点から現実社会を捉えることを目指します。