医工連携・産学連携の成果物「ゼメックス先端可動カニューレ」が第13回 Medtec イノベーション大賞を受賞

 2025年4月9日(水)から11日(金)に東京ビッグサイトで開催された Medtec Japan 2025(医療機器の製造・設計に関する展示会)に合わせて行われた、第13回 Medtec イノベーション大賞表彰式にて、ゼオンメディカル株式会社による「ゼメックス先端可動カニューレ」が Medtec イノベーション大賞を受賞しました。
 「ゼメックス先端可動カニューレ」は、本学との共同研究により開発した技術を採用した内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)検査用のカテーテルであり、先端部に人工血管用材料を用いることで、簡易な構造ながら耐久性に優れ、先端部の急峻な可動屈曲を可能にしました。
すでに国内で数多く使用されており、これまでのカテーテルでは困難だった検査を短時間で成功させた報告が相次いでいます。
 9日(水)に行われた最終審査において、本共同研究の主要メンバーである米道渉研究員(ゼオンメディカル株式会社高岡工場技術開発グループ)がプレゼンテーションを行い、本学の山田篤史特任准教授(創発的研究センター先端医療研究開発部門)および稲富理准教授(内科学講座(消化器内科))と共創的な医工連携・産学連携を実施した点が高く評価され、受賞に至りました。