学生メッセージ
解剖実習で学んだこと
第3学年/滋賀県立膳所高等学校出身
第2学年では解剖実習で解剖学を学びます。「やっと医学部っぽいことが始まった!」という期待と同時に、ご献体を目の前にして、今までに経験したことのない緊張を感じました。解剖実習は日々学びの連続で、臓器の構造、筋肉の位置、血管や神経の走行など、実際に解剖しなければ見えてこないものがたくさんありました。一番印象的だったのは心臓の解剖で、心臓を実際に手に取った時の感覚やその時の感情は今でもはっきりと覚えています。解剖実習を通じて人体について具体的にイメージできるようになり、また、医師を志す気持ちがより強くなり、とても貴重な経験ができました。
臨床実習について
第6学年/私立大谷高等学校出身
いよいよ臨床実習が始まり、白衣に袖を通した時は、喜びと同時に身の引き締まる思いでした。臨床実習では、それまで座学で学んできた多くの知識が、臨床の現場でどのように活かされるのかを学ぶことができます。外来で予診を取る実習では、患者さんから必要な情報を漏れなく聴取することや、得られた情報から鑑別診断を想起することの難しさを痛感しました。また、手術見学では、医学書で読むだけではイメージしづらい手技を実際に自分の目で見ることでよく理解することができました。臨床実習は毎日が新しい学びの連続で、とても充実した時間を過ごすことができます。
全人的医療体験学習を通して学んだこと
第2学年/私立清風南海高等学校出身
私は臨床医を目指しているので、第1学年から実際に患者さんと関わることができる全人的医療体験学習を履修しました。患者さんへのインタビューを通して、日々の生活や感情など、病気以外の側面を深く知ることができました。また、インタビューした患者さんの主治医である先生からフィードバックをいただけ、実際に患者さんの心情を知るためにどのように耳を傾け反応すれば良いかということや、地域医療に関わる医師としての想いなど、沢山のことを学びました。今後はこの授業で学んだことを活かし、患者さんの生活に寄り添っていける医師になりたいと思っています。
まだ誰も見たことがない世界
第4学年/私立洛南高等学校出身
高校までは、教科書に問題の解法と正解が書いてあり、それをただ覚えれば事足ります。しかし、大学からはそう上手くはいきません。特に医学は、人類が知らないことだらけです。このことを私に初めて気付かせてくれたのは、この研究医養成コースでした。
研究では、この世で誰一人として答えを知らない問題に取り組みます。知識を身につけるのも楽しいですが、誰も知らないことを最初に知るのって、もっとワクワクすると思いませんか?私は物理学の研究室で、アルツハイマー病の発症に関わるとされるタンパク質の実空間観察を中心に研究を行っています。ワクワクすると思った人、考えるのが好きな人、なんだか興味がある人は是非一度研究室へ!
「学びたい」に動かされた
第3学年/Johnson & Wales University出身
入学前の私は、大学でホスピタリティマネジメントを学んだ後、ホテル業界で経験を積んでいました。医療とは関係性の薄い経歴を持つ私ですが、医学を学び社会に貢献したいという強い思いから学士編入という選択をしました。
多様な学生がいる中で刺激を受けながら、勉強だけでなく部活動や学校行事に取り組み、滋賀医科大学で過ごす充実した日々に有り難みを感じています。学習の中で生じる疑問について先生に教えていただく時間は勉強を進めていく中の楽しみの一つです。
これまでの経験を活かしながら、地元である滋賀の医療に貢献することを目指しています。
不安の乗り越えかた
第1学年/福岡県立明善高等学校出身
受験生の皆さんは、今、大きな不安や悩みを抱えているかもしれません。私自身も模試等で思ったように成績が伸びず、大きなプレッシャーを感じていました。そんなプレッシャーや不安の中でも受験勉強を続けていくためには、自分の中で確かな成果を一つひとつ積み上げていくことが大事だと思います。私はこれまでに使用した問題集やノートを机の上に積み上げていくことで心の支えにしていました。日々の愚直な積み重ねが試験本番の最高のパフォーマンスにつながるはずです。受験勉強は苦しいことも多いかと思いますが、これまでの自分を信じて頑張ってください。
受験に必要なもの
第1学年/滋賀県立守山高等学校出身
この大学案内を読んでいる人の中には、受験が近付いてきていることで緊張して、なかなか物事に手がつけられなくなっている人もいると思います。そこで、私が考える「受験を目の前に控える皆さんに必要なもの」を紹介します。
それは、人を頼る力です。自分のことを客観的に視ることは、かなり難しいです。自分の努力が足りているのか、今何をすればよいのか分からなくなったときには、自分の周りの人、両親や先生、同じ目標に向かっている友人などに相談してみましょう。よいアドバイスがもらえたり、気持ちが楽になったりします。受験会場では一人ですが、そこまではたくさんの人が支えてくれます。ぜひ、周りの人を頼りながら、勉強に励んでください。春に会えることを楽しみにしています。
アメリカでの2ヶ月間の研究留学を経て
第4学年/私立同志社女子高等学校出身
第1学年から研究医養成コースに所属して、生理学の研究を行っていました。第3学年の研究室配属で、アメリカのメイン州にある、マウスを用いた研究で権威のある研究所に2ヶ月留学を行いました。眼の疾患に関する実験に参加して、マウスの個体管理や投薬など多くの手技を経験することができました。また、性別、国籍、出身学部など様々なバックグラウンドを超えて熱く議論する研究者の姿や、短時間の勤務でも集中して結果を出すという意識の強さに刺激を受けました。滋賀医科大学には、アメリカ以外にもたくさんの協定校があるので、皆さんもぜひ海外留学の魅力を感じてみてください!
地域を知り、人を知ることができる貴重な機会
第2学年/滋賀県立彦根東高等学校出身
私は地域医療に関心があり里親学生支援事業に参加しました。昨年度の宿泊研修では、湖に浮かぶ日本唯一の有人島である沖島の診療所を見学したり、長浜市役所の方々と一緒に街づくりについて考えるワークショップに参加したりするなど、貴重な体験をさせていただきました。医療従事者の方々だけでなく、行政機関や地域の住民など多様な方々と交流する機会が設けられているのは研修の大きな魅力の一つだと思います。研修先の地域を散策する時間もあり、名所や名物も楽しめます。私は県内出身ですが研修を通して初めて知ることも多く、出身に関わらず滋賀に親しむ良い機会になると思います。
焦らず、自分のペースで。
第1学年/滋賀県立東大津高等学校出身
私は自分に全く自信がなく、常に受験を恐れていました。思うように結果が出ず、勉強に対するやる気がどんどん失われてしまっていました。やる気が出ない、モチベーションが上がらない瞬間は、誰にでも必ずきます。実際、私も何回もありました。
でも、勉強したくない気持ちをそのままにしておくのではなく、単語帳を見るだけでもいいので、軽い勉強だけは毎日続けてほしいです。思うように勉強できなくても、自分を責める必要なんてありません。気持ちが下がっている時は、自分が無理なくできそうな量で十分です。きっとその小さな行動を、やっておいてよかったと心から思える日が来ると思います。
看護学臨地実習で得たもの
第4学年/滋賀県立虎姫高等学校出身
大学に入学して気づけばもう4年が経つことに驚いています。看護学臨地実習では、私が想像していたよりもはるかに大きなものを得ることができました。実習中は実際に患者さんと深く関わる機会が多く、毎日出てくる新たな悩みや感情に戸惑ったり、自分の知識、技術不足に落ち込んだりすることばかりです。でも、一緒に悩んでくれるグループのみんなや親身にアドバイスをくださる先生方に支えられて乗り越えることができました。大学の附属病院だからこその多職種連携が非常に印象的で、自分の将来についてのイメージを持つ良い機会にもなったと思います。
不安、焦りは自分を奮い立たせてくれる
第1学年/私立立命館守山高等学校出身
受験生の皆さんは、受験に対して大きな不安や焦りを感じていることと思います。当時の僕もそうでした。受験の天王山と言われる夏休みに病気にかかり勉強できなかったことや、どれだけ勉強しても模試の成績が上がらない日々が続き、入試本番が近づくにつれてますます不安や焦りが大きくなり、とくに直前期はかなりの精神的苦痛も感じていました。しかしこのような状態の中でも、絶対に合格するという気持ちが絶えなかったからこそ、直前期はこれまで以上に勉強に打ち込むことができ、自分の学力が大きく向上したと確信しています。このような精神的苦痛から目を背けて勉強する方がいいと考える人もいるかもしれませんが、僕はそうは思いません。こういった感情は時に自分を奮い立たせてくれる強い燃料になります。どうか最後まで頑張ってください。ぜひ滋賀医大で会いましょう。
保健師課程ならではの魅力
第4学年/私立京都成章高等学校出身
私は、保健・医療・福祉分野など、幅広い知識と専門性を持って、人の一生に寄り添うことができるところに魅力を感じ、保健師課程を選択しました。
保健師課程では、事例展開やロールプレイを通してグループワークや意見交換を行い、より実践的な知識と技術の習得を目指しています。地域のトータルコーディネーターとして多職種連携についての理解を深めることで、自分には無かった視点や考え方を知ることができ、広い視点からの考察ができるようになったと感じています。
保健師課程での『「患者」である前に「生活者」』という視点は、保健師でも看護師でも大切な考え方であると思うので、自身の視野や進路選択を広げるためにも、ぜひ一度保健師課程を検討してほしいと思います。
学びの広がる助産師課程
第4学年/滋賀県立膳所高等学校出身
私は、4年間で助産師国家試験の受験資格が取得できるカリキュラムに魅力を感じ、助産師課程を選択しました。
臨床での事例を想定したアクティブラーニングでは、ケアに必要な知識・技術以外に、どのように女性や新生児・その家族と関わるか、という態度も身につけることができます。演習環境も整っており、シミュレーターや実際の分娩室で実践的な助産技術の獲得が可能です。講義や演習以外にも、助産所での家庭訪問の実習や高校生への性教育授業の実施などを通し、助産師としての役割について視野が広がりました。
また助産師課程は少人数で、仲間や先生方とのあたたかくアットホームな雰囲気の中で濃い2年間を過ごせることも大きな魅力です。
訪問看護コースでの学び
第4学年/鳥取県立鳥取東高等学校出身
私は元々地域医療に興味があり、学生の頃から具体的に学ぶことのできる訪問看護コースに魅力を感じ、本学への入学を志しました。
コース自体が少人数のため、先生方や仲間との距離が近く何でも相談しやすいこと、そして雰囲気がとてもあたたかいことが魅力です!
コースでは、在宅環境での看護を想定したシミュレーション演習やロールプレイによる模擬退院前カンファレンスなどを実践的に行っています。また、実践の後はみんなで振り返り、改善点や工夫点を考え次へと繋げることで、在宅での看護やその思考力を、みんなで学び、養っていくことができます。また、退院調整部門での実習では、外来から病棟、そして地域へと継続的に繋がる看護や多職種連携の実際を学びました。