教室を飛び出して「エスニシティ」と「多文化共生」を学ぶ坪谷ゼミの活動を紹介!

受験生の皆さんこんにちは!私たちは坪谷ゼミの2年生です。今回のヨコ知リ!の記事では、横浜市立大学の国際教養学部のゼミ、特に私たちが所属する坪谷ゼミについて紹介していきますよ!

そもそもゼミ(演習)ってなに?

横浜市立大学の良いところとして、少人数で学べる「ゼミ(演習)」があります。ゼミとは専門性の深化と同時に、さまざまな学問領域を融合させて、深い思考力と柔軟な発想力の修得を目的とした学びの場です。1年次では広く様々な学問に触れ、2年次ではクラスター※1とゼミの選択により専門的に学ぶことができます。国際教養学部のクラスターには「国際社会論」、「国際文化論」、「人間科学論」、「都市政策」があり、この4つから新しい問題の解決法を見つけます。
2年次になると選択したクラスターとゼミで、1年次で学んだ多角的な見方を活用して、学問の融合による深い思考力と柔軟な発想力や問題解決能力を身につけます。ゼミ生との多角的な議論の中で、よりよい社会のための課題の分析方法を模索します。各先生の専門を知るとともに、自分が関心のある課題の解決に役立つと思うクラスターを見つけ、ゼミの選択をしてみてください!

詳しくはこちら⇩
国際教養学部 | YCU 横浜市立大学 (yokohama-cu.ac.jp)

※1 クラスター 関連する学問領域の科目群。

国際教養学部教養学系 坪谷ゼミとはどんなゼミ?

私たちの坪谷美欧子ゼミではエスニシティ論について学びます。エスニシティとは、20世紀半ば以降に生まれた概念で、社会学のなかでは比較的新しい学問領域といえます。言語、宗教、生活様式、帰属意識などで分類される社会集団を分析する概念です。ゼミの時間は、ディスカッションを中心として、日本に暮らす外国にルーツを持つ子どもや多文化共生などなどについて幅広く研究します。文献講読を中心とした座学のほかに、イベント開催やフィールドワークなどの活発な活動を行う点が私たちのゼミの特徴です!優しい坪谷先生のもとで学ぶことができ、生徒が自発的に様々なことを提案し実現できる点でゼミに柔軟性 のあるところもポイントです!
以下では私たちの今年行った活動を抜粋して紹介します。

横浜市国際局とのディスカッション

「横浜市多文化共生まちづくり指針 」 改定に向けてディスカッションを行いました。この指針はグローバル化が進む日本で、市内の多文化共生の推進を目的とし作成された横浜市オリジナルのガイドラインです。ディスカッションの前に国際局からいただいた素案段階の書類に目を通し、大学生の視点から疑問や意見 をグループで出し合いました。当日のディスカッションでは指針で多く取り上げられている外国人と横浜市民の交流の場である「国際交流ラウンジ」について「認知が低いので、そこにたどり着ける人がそもそも少ないのではないか?」や、「多文化共生において日本人に対する周知 も必要なのに外国人にばかリにフォーカスが当たりすぎているのではないか?」などの疑問や意見を投げかけ 活発なディスカッションを行い、横浜市の多文化共生施策の一端に関わることができました。

指針について詳しくはこちら⇩
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/kokusai/kyosei/machishishin.html


横浜市国際局の方から指針について説明を受けている様子



※詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.yokohama-cu.ac.jp/admissions/yokoshiri/academics/2023/tsuboya_semi.html