理学部 鈴木凌助教、日本結晶成長学会第18回奨励賞

理学部の鈴木凌助教が、日本結晶成長学会第18回奨励賞を受賞しました。
鈴木助教は、2018年にタンパク質結晶におけるX線動力学的回折現象の観測に初めて成功したことを論文で発表。その成果と今後の結晶成長学の発展にも大きな貢献が期待できると評価されました。
タンパク質の一種であるグルコースイソメラーゼ結晶を用いて、ロッキングカーブの振動現象の観察に初めて成功したこと、さらに、動力学的回折理論に基づいた定量的な解析の成功に加え、この振動現象がX線の動力学的回折によるものであることを明らかにしたことが評価され、奨励賞受賞に至りました。
今後も鈴木助教のめざましい活躍が期待されます。

<受賞題目>
「タンパク質結晶の動力学的回折の観測」

<鈴木凌助教からのコメント>
この度は素晴らしい賞を頂くことができ、大変うれしく思います。対象の研究は主に2018年3月にPNAS誌に発表した成果になります。同成果で2019年12月に行われた第16回アジア結晶学連合国際会議(AsCA 2019)での受賞(https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2019/200213_hunamori_suzuku.html)に引き続き、大変光栄です。実は本研究成果は別の目的で進めていた実験の途中で意図せずに発見しました。日頃の実験からほんの些細なことも見逃さない、気づくことの大切さを実感しました。引き続きこれからも努力を惜しむことなく、研究活動に邁進して参りたいと思います。

2020年度 日本結晶成長学会賞受賞者
横浜市立大学橘研究室