特別展示『魚学コトハジメ』

基本情報

区分
展示

対象者
社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 教職員

開催日(開催期間)
2023年9月26日 — 2024年2月18日

開催場所
その他学内・学外

会場
インターメディアテク2階「GREY CUBE(フォーラム)」
東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE2・3F
アクセス:JR東京駅丸の内南口徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結、千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分
時 間:11時-18時(金・土は20時まで開館)
*時間は変更する場合があります
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館、ただし12月18日、25日は開館)、年末年始、その他館が定める日

参加費
無料

申込方法
事前申込不要

お問い合わせ先
050-5541-8600(ハローダイヤル)


 明治から昭和初期の東京大学で用いられていた魚学の描画教材を公開する。これまで、植物や鳥類、あるいは人体などの類似資料を展示してきたから、かつて描画資料が大学で作成されていたことを知る来館者も多かろう。お雇い外国人によって導入された教育研究活動であるが、やがて、日本人教授が自らの立ち位置をもって展開するようになって一気に普及した。

日本人による『魚学コトハジメ』に多大な役割を果たした一人が岸上鎌吉(1867-1929)である。岸上は、日本周辺海域のサバ科魚類やクルマエビ属の甲殻類などの水産上重要な海産生物の実態を明らかにすべく、分類をはじめとした基礎研究を推進した。その過程で残された描画資料には形態学、生態学および生理学など様々な側面から魚類を観察した資料が含まれるが、本展では特にサバ科の全身図を中心に公開する。

見どころの第一は、現在のように写真や動画が自由に使えなかった頃、画工あるいは研究者自身が何を図として記録すべきと考えたかの解読である。岸上が新種記載したサバ科魚類の有効性が、タイプ標本が失われてもなお認められているのは、彼が残した記載および図が標本の代わりになるほどの正確性を保っているからに他ならない。本展示に際する予備調査で初めて発見された「ユーティヌス・リネアトゥス」の全身図も今後もそのような活用が期待されるものである。記載における分析は分類学の要諦を再認識させうる。

さらに、学術描画のアート性も見どころとなる。常設展示では、同時期に残された他の生き物の図が諸処に陳列されている。今回、初公開する魚類画は、一世紀前の学術描画のあり方を広く比較点検する機会となろう。

主催:東京大学総合研究博物館

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