教育学部
情熱と誇りをもって子どもたちを支えられる教育者の育成
少子化、情報社会のさらなる進展など、これからの子どもたちが育つ環境を考えると、教育学部の役割はますます重要になります。子どもたちが子ども時代を十分に生き、未来を切り拓く力を身につけるためには、教師の存在は大きいものです。教育学部では、教職に対する情熱と誇りをもった力量ある教育者を育成します。
学部理念
現代社会はさまざまな問題を抱えながら、めまぐるしい変化を続けています。教育学部は、現代社会の今日的な諸問題に積極的に対応できると同時に、問題解決力をもった人材養成をめざしています。また、人間形成に重きをおき、学生一人ひとりの知的教養を磨き、芸術・文化・自然などに対する感受性を養うとともに、ひとに対して深い共感と理解を示し、専門知識に正しく基礎づけられた豊かな人格形成を目標としています。
アドミッション・ポリシー
教育学部では、次のような人を求めています。
1)変化の激しい現代において、よりよい社会の創造に貢献できる教師をめざす人
2)学校教育に高い関心を持ち、教育の諸課題に自ら積極的に取り組む意欲や熱意のある人
3)教師をめざすために必要な幅広い基礎的知識、論理的思考力・コミュニケーション能力、豊かな感受性、他者に共感する心を備えた人
学部の特色
高度な専門的見識と、多様な個性を磨く19専攻
教育学部では、初等教育コース・中等教育コース・障害児教育コースの3コースからなる学校教育教員養成課程を設けています。3つのコースはさらに19の専攻に分かれ、各専攻では現代的な教育課題への対応力や教科の指導力を身につけ、多様な得意分野をもつ個性豊かな教育者の育成を図ります。また、実践的な指導力を磨くために、附属学校園や地域の公立学校での教育実習や教育体験プログラムを用意しています。
初等教育コース
教育⽂化専攻/教育⼼理実践専攻/幼児教育専攻/国際理解教育専攻/環境教育専攻/初等理科専攻/初等英語専攻/初等教科専攻(国語、社会、算数、⾳楽、図画⼯作、体育、情報・技術、家庭の各専修)
中等教育コース
国語専攻/社会専攻/数学専攻/理科専攻/⾳楽専攻/美術専攻/保健体育専攻/情報・技術専攻/家庭専攻/英語専攻
障害児教育コース
障害児教育専攻
独自のカリキュラム構築
学生の多様な知的欲求・向学心に応えるため、幅広い分野にわたるスタッフを揃え、独自のカリキュラムを構築しています。教養教育科目では大学での学習の方向付けを図り、教職科目では子どもの成長と発達、教育方法等に関する基礎的理解を図るとともに、今日の教育に柔軟かつ適切に対応できる実践的指導力を育みます。さらに専門教育科目では各専攻別に高度な学問的見識を身につけることをめざします。また、学生一人ひとりに対する親密な指導が行えることも本学部の大きな特徴です。
情報量とスピードで就職を支援
必要なときに必要な支援が受けられるよう様々な取り組みを進めています。教育学部が独自に開発したオンライン・システム「学生進路ファイル」では、志望職種や希望勤務地、取得免許などを登録すれば、該当する就職情報のメール配信、就職カウンセリング、講師斡旋などのサポートを効果的に受けることができます。また、「キャンパス教育支援システム(SUCCESS)」では、教員採用試験速報や教員採用試験支援事業などの就職情報が配信されるため、キャンパス内の掲示では見落としがちな情報を迅速に受け取れます。
優れた正規教員採用率
卒業生の教員就職率は、全国の教育学部の中でも良好な結果を残しています。特に、臨時任用を除いた正規教員採用率は毎年上位に位置し、教員志望者の半数以上が臨時講師や非常勤講師を経験することなく新卒で正規採用される状態が続いています。教員採用試験支援やキャンパス教育支援システム(SUCCESS)など、学部を挙げて取り組んできた様々な就職支援対策が実を結んだものです。
教育データサイエンティストを養成
教育現場でもICTを活用するなど情報化が進む一方で、教育データの活用は十分になされていないのが現状です。この状況を踏まえ、教育学部では「教育データサイエンティスト」養成プログラムを実施しています。教育データ解析のための技能とその指導能力をもつとともに、子どもの学習状況や学習環境などの多様なデータを分析し、最適な指導方法や学習環境を構築できる人材を育成します。