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経済学部
ようこそ、私たちの経済学部へ・・・

 皆さんは「大学での勉強」にどのようなイメージを抱いていますか。高校までの学習の多くは「正解が1つ」しかないような知識の習得が中心ではなかったですか。少しヘンな質問をしましょう。「100円の鉛筆を2本買いました。全部でいくら?」答えは1つ、「200円」ですね。同じように、教科型の入学試験でも、「正しい」答えにマークしなければ得点できません。

 これに対して、大学では「正解がいくつもありうる」問題に対して、皆さんが自分の頭で考え、自分なりに答えを見つけ、自分の意見をもてるようになることが大事になります。とはいえ、「正解が1つ」型の基礎知識の習得が軽視されるわけではありません。そうした知識が土台にあるからこそ、自分の頭で考えることができるようになるからです。

 経済に関する例で説明しましょう。2008年の後半、日本を含む世界各国の景気は同時に悪化しました。その背景にはアメリカのサブプライム問題があったといわれます。では、サブプライム問題とは何でしょうか。ここで詳しい説明はできませんが、どうやら、お金の貸し借りに関係がありそうだ、ということがわかったとしましょう。お金の貸し借りには必ず「金利(利子率)」というものが登場するので、さらに質問することにします。「金利とは具体的にどのようなもので、どんな種類がありますか?」そう、この「金利とは?」は、おそらく基礎知識に属すると考えられます。しかし、「サブプライム問題に端を発するといわれる世界同時不況がなぜ起こったのか、日本はどのような経済政策をとるべきか」という大きな問題になると、いくつも答えがありそうですね。こうした問題を基礎知識なく「自分の頭で考えろ!」といわれても困っちゃいます。

 もうわかりましたね。基礎知識をしっかりと習得し、それらを土台に、あるいは、道具にして、自分が関心を持った(専門的)問題を自分の頭で考えられるようになることこそが、大学での勉強の核心といえるのです。

 というわけですから、國學院大學経済学部での皆さんの学習・研究も、基礎的な科目からスタートすることになりますし、そうした基礎的な科目のいくつかは「必修」といって、単位の修得(一定以上の成績をとって合格すること)が義務付けられてもいます。一年生で学ぶことになる『日本の経済』はその1つで、上に述べた「金利とは?」を最初に学ぶのもこの科目になるでしょう。そうした基礎的な知識を習得して、準備が整ったら、皆さんは(広い意味での)経済学の大海原へと船出することになります。もちろん、どんな船旅にするかは、皆さんの自由です。
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