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第139回『天からの手紙』
 大阪にある私たちのオフィスでも、今年も何度か雪(というより霙?)を見ました。寒い寒い…と言いながらも雪が降ってくると少しウキウキしてしまうのは、雪国育ちではないからなのでしょうか(笑)前回は雪の結晶がなぜ六角形かについてお話ししましたね。では今回は予告通り、『雪の結晶の種類』についてご紹介します!

 雪の結晶は縦にも横にも成長する、と前回お伝えしましたが、そのように成長しやすい条件、というのが研究の結果分かっています。例えば、私たちの思い描く雪の結晶のように平面的に成長しやすいのは、温度-15℃あたり、湿度110以上(過飽和状態)のとき。同じ湿度でも温度がもう少し高い-12℃あたりや、もう少し低い-18℃あたりだと、六角形の板状になりやすいとされています。縦に育った六角柱は-20℃あたりで見られやすいそうです。上空の気温・湿度によって変化するので、地上にいながら上空の大気の様子が分かるということですね!!

≪雪の種類(抜粋)≫
針状結晶:六角柱が細長く成長したもの。-10℃までの比較的温度の高い状態で、水蒸気量が多いとこうなることが多いようです。本当に1本の針のようなものから、組み合わさったものまで色々あります。
板状結晶:板状に成長したもの。-10℃〜-20℃でよく見られます。水蒸気量が多いと枝が伸びて複雑な形に、少ないと単なる六角形になります。いわゆる雪の結晶(樹枝状結晶や羊歯状六花など)が多く分類されるのはこれ。

角柱状結晶:六角柱状に成長したもの。針状結晶と同気温でも水蒸気量が少ないとこのようになります。よくある板状結晶とは異なり、見つけるのは困難だそうな。

 雪の研究には日本人が深く関わっているようです。雪の結晶の形を決めるものを「中谷ダイヤグラム」と呼ぶそうです。これは昭和11年に世界で初めて人工雪の製作に成功した、北海道大学の中谷宇吉郎(なかやうきちろう)教授が発表したもの。中谷教授は雪のことをこう言ったのだそうです。「雪は天から送られた手紙である」。あなたも手紙を受け取った日には、じっくりと読み解いてみてはいかがでしょうか。

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