国際学群

国際性豊かな専門的人材の育成を目指す

国際学群の教育目標は21世紀地球市民として、「地域社会及び国際社会で活躍できる人材」を育成することです。すなわち、地球規模での協調・共生と、一方で国際競争力の強化が求められる時代の中で、柔軟かつ総合的に判断できる能力等の育成が重要であるという認識のもとに、多様な社会的ニーズに対応できる人材を育てることを目標にしています。

沖縄県が持つ地理的・歴史的、文化的条件を活用した環太平洋地域で貢献できる国際性豊かな能力を育成します。

沖縄県は、その島嶼性から古琉球の昔より進取の気性に富み、東南アジアや東アジアそれに中南米の地域と深い関係をもちます。また、これらの地域には20世紀初頭以来、沖縄県から多くの人々が移民しており、現在に至るまで深い人的・文化的な繋がりができています。このような沖縄県の持つ諸条件を活かして、環太平洋地域で活躍する人材の育成は本学の最も必要とするところです。
そこで本専攻では6つのコース(@沖縄コース、A日本コース、B東アジアコース、C東南アジアコース、D中南米コース、E国際協力コース)を設け、これらの地域や分野における国際文化の理解と国際協力を担う人材の育成を教育の目標とします。

特徴

沖縄コース及び日本コース

沖縄コース及び日本コースでは地域研究を行い、沖縄文化や日本文化の継承発展及びそれを通して、特にヤンバル(沖縄本島北部)地域の発展に貢献しうる人材の輩出を目指します。

東アジアコース及び東南アジアコース

東アジアコース及び東南アジアコースでは、経済発展が目覚ましい東アジア、歴史関係の深い東南アジア、それにIT産業を中心に経済発展の可能性を秘めている南アジアについて、互いの連関を視野に入れた広域的な活躍ができる人材の育成を目指します。

中南米コース

中南米コースでは、沖縄系移民の子孫が約30万人も存在する南米地域の文化や歴史を中心に学習します。加えてブラジルやアルゼンチンの学術交流協定大学に留学の機会を与え、これらの国々の文化について体験的、実践的な理解を目指します。

国際協力コース

国際協力コースでは、広く国際社会の現状や紛争や貧困などの課題について理解を深め、国際機構やNGOや多国籍企業などの国際協力機関で活躍する人材の育成を目指します。


目指す進路・就職先

・地方公務員
・在外公館職員
・中学・高等学校教諭(英語)
・日本語教師
・国内外のNGO・NPO法人
・国内外の大学院等の高等教育機関への進学

目指す資格

・中学・高等学校教諭一種免許(英語)
・日本語教師
・情報処理
・TOEFL
・スペイン語検定
・中国語検定
・英語検定
・日本語能力試験
・実用日本語検定
・CRLA(学習チュータの資格)

他専攻の学生を対象に提供する副専攻

国際貢献副専攻 履修開始:3年次より

あなたは英語力と日本語力に自信がありますか。
国際社会で活躍するには堪能な英語力や日本語力及び日本の文化の豊かな知識が必要です。
私たちはその様な力を育てます。


特徴

国際社会で活躍しうる人材の育成

本専攻の教育目標は、開学の理念である「国際社会で活躍しうる人材の育成」を目指して地球的視野に立って行動する学生を育てることです。さらに、国際語としての英語を専門的なレベルで習得させると共に、日本人として母国語の日本語を指導したり、国際社会に自己の考えを的確に母国語で発信できる高い国語力の修得を目指します。

地域に貢献できる人材育成

教員養成を主目的とするため、開学の理念である「地域に貢献できる人材育成」を目指し沖縄県の教育に貢献する教員を育てます。教員養成では、教育者としての使命感を持ち、人間の成長・発達についての深い理解、児童・生徒に対する教育的愛情、教科等に関する専門的知識、広く豊かな教養を持つ資質の高い人材育成を目指します。

実践的な教員養成

教員養成プログラムは現場での体験を重視し、教育の知識や技術が机上のものに終わらず、頻繁な教育現場体験による、実践的な教員養成を目指します。

英語の使える日本人の育成

母国語による高い国語力を育成すると共に、「英語の使える日本人の育成」を目指し、実践力のある英語コミュニケーション能力を身につけ、国際社会で活躍できる人材育成を目指します。


目指す進路・就職先

・地方公務員
・在外公館職員
・中・高等学校教諭(英語)、日本語教師
・国内外のNGO・NPO法人
・国内外の大学院等の高等教育機関への進学

目指す資格

・中学・高等学校教諭一種免許(英語)
・日本語教師
・ガイド通訳
・CRLA
・英語検定
・TOEIC
・中国語検定
・TOEFL

他専攻の学生を対象に提供する副専攻

英語副専攻(24単位)

現代社会の多様化・多次元化する諸問題に対応してマネジメントできる人材育成

経営専攻は、本学の教育理念である「創造性豊かな人材の育成」と「地方の適切な要望、時代のニーズに応えうる」ために、現代社会の多様化・多次元化する諸問題に対応してマネジメントできる人材育成を目指します。

特徴

社会貢献ができる人材育成

経営専攻は、本学の人材育成の方針である「豊かな教養」と「深い専門性」が調和した知識、そして、職業人に不可欠な「高い倫理性」のある学生を育成します。さらに、これらを基礎に人工知能(AI)をはじめとする最新技術に使われるのではなく、最新技術を使いこなす人材を座学やグループワークを通じ養成します。

新技術活用能力

「ファイナンス」と「テクノロジー」を掛け合わせてつくられた造語の「フィンテック」、あらゆる物をインターネットとつなぐ「IoT」技術、「ビッグデータ」やAIなど技術の進歩と普及が急速に進んでいます。これらの技術革新の結果、ビジネスの枠組み、戦略や戦術、求められる技量、知識や思考に劇的な変化がもたらされます。たとえば、2015年にイギリス・オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーンは、コンピューターによって置き換えられる職種を示し、世界に衝撃を与えました。このような状況下、大学は、新技術を活用できる人材の育成が求められます。

理論と実践によるマネジメント能力向上

経営専攻では、新技術の特性や限界を理解し、テクノロジーを活用できる能力を磨きます。たとえば、AIによって、大量のデータから正しい手続きで、迅速に、客観的で、公正な数値をはじき出すことはできます。しかし、AIは、算出された数値にどのような意味があるのかについては教えてくれません。そのためAI時代には、ビジネスデータ等を正確に読み解き、その数値の意味を考え、影響予測が行える人材が不可欠です。経営専攻では、AIが出した結果から有益な情報を導き出すための理解力と推論力を理論と実践によって高めます。

価値創造と組織発展に必要なマインドとスキルの修得

経営専攻の教育体系は理論と実践の両軸で構成されています。たとえば2年生で学ぶ経営専攻系基礎演習があります。この授業では、グループワーク形式のディスカッションで考えをまとめ、報告します。報告では、データを正しく読み、理解しているかを教員や他の学生という第三者の目からチェック・評価されます。その後、検証、修正という「PDCA型学習サイクル」によって思考の完成度を高めます。さらに、学習成果がビジネスの世界へ応用できるような課題が与えられます。学生は「成長する企業」というテーマで、成長する産業や企業の選定、IR情報から企業や産業が置かれている外部環境と対応、企業業績、経営戦略、経営手法の分析と評価、ライバル企業との比較などから価値創造と発展に必要なマインドとスキルを修得します。


目指す進路・就職先

・国内外の大学院
・公務員
・商社
・金融機関
・流通業
・マスコミ
・製造業
・情報通信業

目指す資格

・日商簿記検定
・リテールマーケティング(販売士)
・ファイナンシャルプランナー
・高等学校教諭一種免許(商業)

他専攻の学生を対象に提供する副専攻

・ビジネスマネジメント副専攻

高い情報処理技術に長けた人材の育成

情報化の浸透と企業経営の国際化に伴い、民間企業は勿論のこと、国や地方公共団体のあらゆる分野で、情報活用能力及び経営的センスと、国際的視野及び感覚を備え、さらに、システム思考に優れ、問題解決ができる人材が必要とされています。特に地方県である沖縄では、中小企業の比率が高く、このような人材に対するニーズが高くなっています。具体的には、LAN/インターネット接続型ネットワークの構築・管理・運営の高度なスキルを有する人材、イントラネットとデータベース知識を有し、それらの管理・運営とコンピュータによる問題の発見及びその解決を行える人材、さらに、プログラミングやシステム設計の知識に加えてインタラクティブなWebコンテンツやWebアプリケーションを作成する知識と技術を有し、それらの管理・運営を行える人材などが必要とされています。情報技術に長けた人は、文系理系問わず、様々な分野で必要とされています。
今後、モバイル・コンピューティングやユビキタス・コンピューティングが推進される中で、コンピュータの専門家だけでなく、上記の人材に対する地域社会からの需要はさらに高まっていくと考えられます。

特徴

地域経済の活性化と地域産業の振興

情報システムズ専攻は、地域社会からの要望に応えて、大学創設以来掲げてきた地域との連携をさらに強化しながら、情報技術による地域経済の活性化と地域産業の振興を連携して推し進めます。
このことを第一の特色とします。

決断・行動できる自律した人材を育成

第二の特色としては、情報技術による地域経済の活性化と地域産業の振興を支える担い手として、企業組織内および複数の連携組織間において協働・調整しながら、決断・行動できる自律した人材を育成します。

情報技術を発展させることのできる人材を育成

第三には、沖縄県の地理的・歴史文化的特性、とりわけ人的・物的交流が盛んで、国際的開放性が高い地域を基盤とし、実践に基づく情報技術を発展させることのできる人材を育成します。


目指す進路・就職先

・地方公務員
・高等学校教諭(情報・商業)
・医療機関
・情報技術者
・コンピュータメーカー
・ソフト開発
・電機メーカー
・ネットワーク管理者
・金融機関(銀行、証券会社等)
・国内外のNPO・NGO法人
・国内外の大学院等の高等教育機関への進学等

目指す資格

・高等学校教諭一種免許(情報)
・シスコシステムズ認定資格CCNA
・.com master
・基本情報技術者
・ITパスポート
・診療情報管理士など

他専攻の学生を対象に提供する副専攻

ネットワーク技術副専攻/システム開発副専攻/情報管理副専攻/デジタルコンテンツ副専攻

「診療情報管理士」の養成校

※全国で76校

特徴

診療情報管理士とは

「診療情報管理士」(Health Information Manager)とは、カルテ(診療録)の内容精査と管理を行うライブラリー作業だけではなく、得られた診療情報をデータベース化し、WHOの勧告する国際疾病分類(ICD)に基づきコーディング作業を行い、さらにデータベースの分析と解析を通して医療の質を保証し、医療ニーズの分析を行う専門職です。医学的な専門知識を持つ「診療情報管理士」は、病院経営の場で即戦力のある貴重な人材として高いニーズがあります。このような医療現場、地域社会の要請に応え、高い情報処理能力を有し、幅広い教養と専門的知識を身につけた人材を育成していくことが本専攻の目標です。本専攻では、医療情報管理のエキスパートとなるために、医学的領域、診療情報管理領域、IT領域、経営領域の4つの専門領域を学ぶことができます。

診療情報管理士の教育機関

名桜大学は、「診療情報管理士」認定試験に必要な全科目を履修することができる認定大学です。「診療情報管理士」を養成する認定大学及び専門学校は、全国で76校(2017年8月30日)あり、全国的にみても国公立大学では2校のみです。病院の医療部門や看護部門には多くの専門職が勤務していますが、事務部門においてはOJT(On The Job Training)が一般的であり、高等教育機関として医療系事務人材を育成している大学は限られています。名桜大学診療情報管理専攻では名桜大学型リベラルアーツを基礎としつつ国際疾病分類の専門家と名乗るにふさわしい診療情報管理士を育成し、変化の激しい医療系事務分野でも取り残されない人材を社会に送り出すことを目標にしています。

充実した教育環境

大学生活の4年間で幅広くアカデミックな教養を深めながら、認定試験合格の為の勉強をすることができます。そのため、他大学では取得できない資格をもって就職活動をスタートすることができます。
病院をマネジメントするためには、医学的知識やIT技術は欠くことのできないスキルであるため、医学・医療を教授する医師、医療制度・診療録の専門家である診療情報管理士、診療録をデータベース化するIT技術を指導する教授陣、それぞれの分野の専門家が「診療情報管理士」の資格取得に向けて指導を行うことができます。診療録をデータベース化し、病院経営にも参画できる専門的な知識と技能をもち、医療の安心・安全に貢献できる専門職を育成します。


目指す進路・就職先

・医療機関(診療情報管理士)
・医療関係企業(医薬品、医療機器、医療システム開発など)
・国内外の大学院等の高等教育機関への進学等

目指す資格

・診療情報管理士

国際化、少子高齢化の進展、ライフスタイルの多様化等により観光が地球規模で展開し、観光産業の社会的ニーズが高まっています。

沖縄県は観光立県として数多くの観光振興策やリゾート開発プロジェクトが県全域において計画・運営されているが、この分野に関わる人材が質・量ともに不足しており、観光産業の振興をリードするスペシャリストの育成が急務となっています。観光産業専攻においてはこうした社会のニーズに対応し、地域社会及び国際社会に貢献できる実践能力のある人材を育成します。観光産業は歴史や文化をはじめ、健康や自然、交通運輸、都市計画等様々な要素を持つ裾野の広い産業です。特に、本学は本島北部地域に位置し、リゾートホテルの集積地であると同時に「やんばる」と呼ばれる国の天然記念物や貴重な固有生物が生息する自然に恵まれた地域に立地している。そのため、当専攻においては3つのコース(観光政策・ビジネス、環境・エコツーリズム、観光文化ガイド)を設け観光人材を育成します。

特徴

産官学連携の中での人材育成

開学以来掲げてきた地域との連携をさらに強化し、産官学連携の中で人材育成を図っていきます。例えば、観光産業専攻の提供する特徴的な科目に「エコツーリズム」「ホテル実務」などがあります。「エコツーリズム」は地域住民や行政、事業者・観光客の関わり方やその経緯、地域の取組み等について、沖縄北部の市町村と産官学連携の中で学んでいきます。また、「ホテル実務」はホテルの協力のもと、長期にわたりホテルの基本業務を体験的に学びます。複数の部署をそれぞれ数週間ずつ実習することにより、ホテルについての知識と実務経験を兼ね備えた人材の育成をめざします。3年次より配置される専門演習(ゼミ)においては、産官学連携のもとフィールドワークなどを行うことにより、より実践的な人材育成を図っていきます。

地域に貢献できる人材を育成

名桜大学は沖縄北部に位置します。「やんばる」の森に抱かれた場所にあり、その自然は本学学生にとって貴重な教育・研究活動の場となっています。また、沖縄は日本有数の「リゾート・エリア」であり、「美ら海」という特徴を持った場所で観光を学ぶことが出来ます。その教育・研究活動を通じて自然・環境に配慮した観光振興や歴史・文化プログラム等、広い視野を持ち様々な観点により、リーダーシップの取れる人材を育成します。著名ホテルや観光施設、空港や観光協会など沖縄で観光産業に従事している卒業生も多く輩出しています。

リーダーシップのとれる人材を育成

沖縄県が掲げる「スポーツコンベンションアイランド」構想や健康保養型観光にみられるように、ニューツーリズムが注目されるようになっています。ニューツーリズムとは、観光資源としては気付かれていなかったような地域固有の資源を新たに活用し、体験型・交流型の要素を取り入れた旅行の形態です。理論と実践をバランスよく学べるカリキュラムが本専攻の特色でもあり、ますます多様化していく観光業界に対応し、様々な状況でもリーダーシップの発揮できる人材育成を目指しています。

国際観光を視野に入れた人材を育成

観光産業は今後の日本を担う重要な産業です。近年、その重要性は増し、世界各国から日本・沖縄へ多くの訪日観光客が訪れるようになりました。本専攻の特色ある科目である「海外インターンシップ」は、学内及び沖縄の企業にて事前研修を行いキャリア教育の基礎を身に付けた上で、主にアジアにあるホテルや旅行会社など、観光産業関連の企業にて3週間から4週間の間研修を行います。現地で生活をしながら、国際感覚、国際的ビジネスマインドを養い、世界に羽ばたける人材の育成を目指します。また、英語・中国語・韓国語など様々な実用外国語を含めた教育・指導を行うことにより、国際的視点を持ちながら地域を担えるリーダーの養成並びに国際観光の方向性を戦略的にコーディネートできる人材を育成します。


目指す進路・就職先

・旅行業
・宿泊業
・航空運送業
・運輸業
・地方公務員
・国家公務員
・国内外のNGO・NPO法人
・国内外の大学院等の高等教育機関

目指す資格

・国内旅行業務取扱管理者
・総合旅行業務取扱管理者
・国内旅程管理主任者
・総合旅程管理主任者
・観光英語検定
・地域通訳案内士
・全国通訳案内士
・キャンプインストラクター

他専攻の学生を対象に提供する副専攻

観光ビジネス副専攻