モバっちょ


学生が日本機械学会「畠山賞」および「三浦賞」を受賞
横山 大知さん(システム工学群 4年)が日本機械学会「畠山賞」を、中山 祐輔さんと蒔田 和磨さん(ともに修士課程 知能機械システム工学コース 2年)が日本機械学会「三浦賞」を受賞しました。

日本機械学会畠山賞
「畠山賞」は、4年制大学機械系学科卒業者で人格、学業ともに優秀な学生に対して贈られる賞です。

横山 大知さん(機械・航空システム制御研究室 原田 明徳講師)
研究テーマ「フライトシミュレータソフトによる模擬飛行データの利用可能性」

 航空機に搭載されている飛行管理システムを模擬する研究に取り組み、市販のフライトシミュレータにより、旅客便の実際の飛行方法や飛行性能をほぼ正確に再現できることを確認しました。そのことにより、航空交通に関する研究を進展させる十分なデータを簡易的に得られる可能性を示すことができました。
 本研究テーマを選んだ当初は、踏み出す方の足が分からないくらい先の見えないものでした。しかし、飛行機をもっと深く知りたいという研究に対する強い意志が、知識だけでなく計画性や論理的に物事をみる能力を培いました。苦労して得た結果は新たな探求心を掻き立て、研究が進むほど興味は深くなり、よい結果が得られました。今回の受賞は、本研究をさらに進めるための起爆剤となりました。これからも、航空交通に関する研究の発展に寄与できるよう研究を進めていきます。




日本機械学会三浦賞
「三浦賞」は、大学院機械工学系修了者で、人格、学業ともに最も優秀であると認められた学生に対して贈られる賞です。

中山 祐輔さん(流体工学研究室 蝶野 成臣教授辻 知宏教授)
研究テーマ「コレステリック液晶を用いたソフトアクチュエータの開発」

 コレステリック液晶を用い、形状を自由に変化させながら三次元的に駆動できるソフトアクチュエータの開発に取り組みました。この研究成果が実用化されれば、例えばがん治療の際、薬を患部に直接運ぶことのできるドラッグデリバリーシステムに応用できる可能性があります。
 早期研究室配属を受け、長い間研究ができましたので、今まで誰もやったことのない新しい原理のアクチュエータの開発に挑戦しました。実験装置も一から製作し、試行錯誤を重ね研究を進めたことで、意図したアクチュエータの動きを実現することができました。
 この度の栄えある賞をいただけたのは、蝶野教授、辻教授や先輩からの温かいご指導のもと、後輩に支えられたお陰であり大変感謝しています。今春から電子部品メーカーで製品開発に携わりますが、本学で学んだことを生かして活躍したいです。




蒔田 和磨さん(機械・航空システム制御研究室 岡 宏一教授)
研究テーマ「共鳴型非接触給電を用いた小型ベアリングレスモータの開発」

 現在、開発されているベアリングレスモータは回転子に永久磁石を使用したものがほとんどですが、永久磁石には使用温度の制限や外部環境による減磁などの問題があります。この問題に対し、使用可能な環境を拡大することを目的に電磁石のみを使用する小型で軽量なベアリングレスモータの開発を行いました。
 これまでの取り組みが評価され、栄えある「三浦賞」を受賞できて大変光栄です。手厚く指導していただいた岡教授と原田講師をはじめ、協力や手助けをしていただいた先輩方や研究室のメンバー、6年間大学に通わせてくれた両親に感謝しています。4月からはモータメーカーに就職しますが、これまで学んできたことを生かしてより良い製品を作るだけでなく、社会や環境などにも配慮したモノづくりをしていきます。