農学部

「農」が切り拓く新時代

学部の教育・研究方針

農学部では、持続的で循環する社会を構築するために必要な幅広い教養や倫理観を養い、5つの学科において、食料、生物資源、環境保全、農林業に関する基礎から応用までを学ぶとともに、現場で役立つ「実学」を学修した人材を輩出することを目標としています。そのために教育領域は、生産から加工・流通、環境保全など広範にわたります。一方、1年生ではどの学科にも共通した講義や実習を通して、農学全般に関わる必要な知識を築き上げます。また、学部卒業後に、さらに高度な専門知識と技術を学べる博士前期課程があります。研究面では、現場で役に立つ研究、地域社会に還元できる研究から世界最先端の研究まで、広範囲な課題に取り組んでいます。また、他学部や各センターとの共同で分野横断型の研究も盛んです。


教育や活動の特色

基礎から応用まで、マクロからミクロまで、地域から世界まで

1.「農学」の基礎を幅広く学ぶ

「農学」は多くの分野が融合して成り立っています。そこで1年生の間は、入学した学科に関わらず幅広くあらゆる分野の農学や科学を学ぶために、全員がコア科目である「農業と環境の科学」「生物資源の科学」および「コア実習」を受講し、大きな視野に立った、基礎的な素養と農学の概念を学びます。

2.広大なフィールドから微小な生物学まで

国立大学法人では珍しく、県内に広大な附属農場および附属演習林を保有しており、実践的な実習プログラムが充実しています。また、雑草管理教育研究センターおよびバイオサイエンス教育研究センターにおいて、現場に即した実習や、分子生物学などの遺伝子レベルの実験も行います。

3.地域密着型から先駆的研究まで

イチゴつみとりロボット、栃木県の土壌に合う肥料の探索、 日光国立公園の野生動物の調査など、地域に密着した研究を行なっています。一方で、炭酸ガス防虫、カラス被害対策、野菜用ワクチンの開発など、世界でも例の少ない、特徴的な研究も行なっています。また、2019年には「宇都宮大学きのこ個性化プロジェクト」にて本学初のクラウドファンディングによる資金調達に挑み、目標金額を達成しました。


学科紹介

農業や関連事業に貢献できるスペシャリストでありながらジェネラリストな素養を持つ人材を育成する

生物資源の持続的生産・管理および環境保全等を目指す

生物資源科学科では、生物資源の保全・持続的生産等に関する実践的な教育研究や、地域農業の発展に寄与する実用的技術の開発等を教育研究領域としています。生物学および化学を基礎として、多様な生物資源の特質を分子から個体のレベルで究明し、動物・植物・昆虫・微生物の機能解明とその応用技術の開発、食料等の人間生活に必要な生物資源の持続的生産・管理および環境保全等に役立つ理論と実践力を身につける教育を行います。講義だけでなくフィールド実習や実験を通して、分析能力および情報処理能力を持ち専門分野の知識や創造性を身につけた人材を養成します。

※詳細は下記URLをご覧ください。
https://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/gakka/06.html

生命・食品・環境の分野における様々な問題の解決

生命化学を農学の現場に応用

応用生命化学科では、生命の営みに関するさまざまな事象を“物質の流れ”という観点から解明していきます。授業では、基本的なツールとしての化学に加え、生物やその他の領域も総合的に学ぶことで「生命」を理解することを重視しています。そして、真に豊かな暮らしを支える科学技術の発展を図るための基本的・応用的な教育研究を行い、生命・食品・環境の分野で問題解決に積極的に取り組むことのできる人材を養成します。

※詳細は下記URLをご覧ください。
https://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/gakka/07.html

私たちの持続的な食のために 環境を学び農業を科学します

環境と調和した農業システムや豊かで美しい田園空間の創出

農業環境工学科は『環境と調和した持続可能な農業システム作り』に取り組んでいます。 土や水,作物や家畜,機械・施設や生産システム,食品や地域資源など、農業を取り巻いているモノやコトを対象として工学的なアプローチと生物学や社会科学的な手法から,環境保全と持続的な食料生産のしくみを研究しています。
農業環境工学科の教育プログラムでは,理数系の基礎科目で理論を学び,専門科目で理論の応用や実践方法を身につけていきます。これらの学びを通して,農業の生産基盤の整備と保全,生態系や農村資源の管理と運用,国際的な農業開発と支援,効率的な食料の生産や流通,消費のための技術開発やシステム構築などに取り組む人材を育成しています。
農業・農村環境の創造と管理,持続的な食料生産のための技術開発や支援など,農業と環境を学びたい人のための学科です。

※詳細は下記URLをご覧ください。
https://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/gakka/02.html

食料・農業の社会経済的問題や農村地域のくらしを問う

豊かな国民生活の構築と持続的発展のために

食料・農業・農村に深く根ざした創造的な研究
国内外の食料・農業・農村について社会科学的視点から教育・研究を行い、実践的解決能力を備え、社会に貢献できる人材を育成します。 農業経済学では、「私たちを含め、世界の人々が安定的に食料を享受していくためにはどうしたらよいか」という問題が1つの重要なテーマとしてあります。この問題を解くためには、国内生産や貿易、加工、流通といった農産物の流れや、消費者のニーズ、あるいは農業政策や農村社会の機能、関連産業の役割、環境問題や歴史的視点など、幅広い知識と経済理論に対する理解が必要です。 現在、産業に占める農業の割合はずいぶんと小さくなりました。それでは食料問題もとるに足らないこととなったのでしょうか。日本の食料自給率が低下していく現状をみても、私たちの生活にとって農業経済を学ぶことの重要性が理解できることと思います。私たちの暮らしにとても身近な問題でありながら、日本のみならず世界的規模の研究課題なのです。

※詳細は下記URLをご覧ください。
https://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/gakka/03.html

森林科学教育に対するわたしたちの理念と使命

宇都宮高等農林学校建学以来、実学、すなわち現場(フィールド)に根ざした実践的・体験的教育を根幹した農学教育をその基本的スタンスとしてきた経緯があります。森林科学科ではこの教育目標の伝統を受け継ぎ、今後の森林科学の新しい展開方向を加味しながら、よりよい教育プログラムへの改良に向けて今後も鋭意研究努力を重ねていく予定です。森林科学科の「理念と使命」は以下のように設定されています。

理念:
森林と人間との多様で持続的な関係の構築をめざす。

使命:
人間社会の持続的発展のための森林資源の利活用を探求することを通して森林に関わる実践的専門家を育成する

宇都宮大学森林科学科の教育体系

森林科学科の特色は、森林の育成、管理から生産物の加工利用までの一連の流れを基軸とし、森林の持つ木材生産機能と、環境保全機能を総合的に学習する点にあります。本学科の授業科目は、自然科学系から社会科学系までの幅広い分野から構成されていますが、特に演習林を主体とした実践的野外実習が重視されており、森林に関わる専門分野の基礎から応用にいたる科目と、実習科目が有機的に組合されたカリキュラムとなっています。

カリキュラム構成

カリキュラムでは、専門分野を体系的に学習していくために、育林学、森林社会科学、森林工学、林産学の4教育分野に大別されており、授業科目は、すべての分野にまたがる基軸科目(導入、総合)、専門基礎科目および各教育分野の専門科目の3つに分類されます。
1・2年次では、森林科学の全体像を把握するための基軸科目(導入)である森林科学論I,II,国際森林科学論、農学部コア実習(演習林での基礎実習)をはじめ、樹木学、同実習、森林測量学、同実習、森林基礎生物学、森林基礎化学、森林基礎力学、森林基礎経済学、基礎統計学など、後の学習を進める上で不可欠な専門基礎科目を必修科目として学習します。さらに学年の進行にともない、各4教育分野の根幹をなす必修科目や、幅広い分野の講義、実験、実習、演習を選択科目として学習します。また、3-4年では、学んだ知識を活用して、卒業論文ゼミ、卒業論文、森林科学総合実習、森林インターンシップなどの基軸科目(総合)に取り組み、森林技術者(フォレスター)としての総合力を作り上げます。
3年次前期の「オープンラボ」による研究室ガイダンスを経て、3年次後期から全学生が研究室に分属し、研究室での学習活動(卒論ゼミ等の演習科目)を通じて卒業研究を行ない、それを卒業論文として完成し、内容を卒業論文発表会で公開します。当該プログラムの主たる構成員である森林科学科および演習林専任教員は単独、または複数で研究分野(研究室)を構成しています。研究室は、森林生態学・育林学研究室、森林計画学、森林政策学、森林工学、砂防工学、森林資源利用学、木材材料学、演習林研究室の8研究室があります。

※詳細は下記URLをご覧ください。
https://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/hpj/deptj/forest/
※詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.utsunomiya-u.ac.jp/academic/fagri.php