機械工学課程
課程・専攻紹介
機械工学は、機械の設計、製作、運用などを幅広く対象とする学問分野であり、機械工学課程・専攻は、機械・システムデザイン、材料・生産加工、システム制御・ロボット、環境・エネルギーの4分野から構成されています。グローバル化、労働人口の不足など未曾有の厳しい状況に置かれた我が国の未来を切り拓くには、課題を設定し、それを解決できる高度技術者・先導的人材の育成が急務です。このような人材の育成には、自身が専攻する分野に留まらず、他の分野へも積極的に取り組み、これらを連携させ、かつ全体を包括的に取りまとめて成果を出すことのできる能力の涵養を可能とする教育・研究体制が求められています。
これに応えるために当系では、上述した4つの研究分野に対応する4つのコースを設け、またコースごとに4つの計16の研究室体制を敷いています。具体的には、機械力学、材料力学、熱力学、流体力学の4大力学を基に物理現象を解析する認識工学系研究室、及び材料工学、先端加工学、システム科学を連携させるものづくり・設計工学系研究室です。
当課程・専攻では、これらの分野の学術・技術を相互に連携・連鎖させ、近未来のサステイナブル社会構築に向けた革新的な機能・構造材料、次世代ロボット、環境、エネルギー、未来型ビークル、生体・医療・診断などの主要産業分野で活躍できる実践的・創造的かつ指導的技術者・研究者の育成を目指しています。