総合教育院

■総合教育院紹介
 科学技術は、人間の生活をより快適で充実したものにしてくれる文化の極めて重要な要素であり、近代社会の形成と発展に重要な役割を果たしてきました。その一方で、ますます複雑化する社会と世界は、環境問題を始め、多くの課題を私たちに突きつけています。それらを解決し、人間と世界の関係をさらに豊かなものにするために、科学技術も新たな段階に入ることが求められています。

 こうした状況の中で「指導的技術者」は、自然、環境、社会、人間に関する深い知識と理解をもち、科学技術を人間の営み総体の中に位置づけて考えられる、自立した世界観をもつことが必要であると私たちは考えます。総合教育院は、この要請に応えるべく、学部課程の一般基礎科目として、リベラル・アーツ(人文科学・社会科学・自然科学の諸分野)及び保健体育、外国語を担当し、学術の基礎的な資質や幅広い知識、そして現代社会に不可欠な国際性を育むことを目標としています。博士前期課程では、共通科目として人文科学・社会科学と計画・経営科学の分野を担当し、学部課程の教育を発展させていくことで、狭い専門にとらわれない視野を培います。また、個々の教員は、博士後期課程の指導にも関わっています。

 なお、グローバル工学教育推進センター国際交流部門と連携して担当する留学生に対する日本語・日本文化の教育も、本教育院の大きな特色の一つです。
■社会文化
 幅広い知識と豊かな国際性を備えた「指導的技術者」を育成するためには、社会文化学・人文学的教養を身につけることが肝要です。本分野はグローバル工学教育推進センター国際交流部門と一体となって、社会文化学・人文学の教育を行っています。哲学、思想、文学、歴史や日本およびアジア・欧米の文化などの研究成果を社会的に広い視野を持つ技術者の育成に活かしています。

■自然科学・基礎工学
 本分野では、数学、物理学、化学を中心とした自然科学と体育・スポーツ科学の教養を行っています。また、専門系と連携して、それぞれの研究分野において独自の研究を進めています。これにより、異なる分野における専門的な技術を自然科学の立場から統一的に理解し、深みのある豊かな自然科学教育を行っています。

■計画・経営
 本分野の中心は、社会学(消費社会学、フェアトレード)、法学(民法、知的財産法)、経済学(マクロ経済学、ミクロ経済学)、商学(マーケティング、デザイン)、経営学(生産管理論、アントレプレナーシップ)などの社会科学の知識を提供しています。

■コミュニケーション
 「指導的技術者」に必要なコミュニケーション能力を養うため、この分野では3つの外国語(英語、フランス語。中国語)と、留学生対象の日本語教育を行っています。また、コミュニケーションに関する諸科目を設け、言語のしくみと働きを学習できる機会を提供しています。