保健医療学部

生老病死に向き合い、
常にその人らしくあることができるよう、
生活に寄りそい健康を支えます。
保健医療学部長 大日向 輝美

地域の保健・医療を担う医療人をめざして
 我が国に押し寄せる少子高齢化のうねりは、保健・医療・福祉の新たな枠組みを必要とし、人々のニーズは多様化・複雑化しています。治療・回復を目的とする従来型の医療から、疾病・障害を防ぎ健康に生きるための保健・医療へと時代は移りつつあり、地域での生活と一体化した地域包括ケアシステムへの転換が進められています。こうした動きは、健康を生活面から支える看護・リハビリテーションの価値観に符号するものです。とりわけ保健・医療・福祉に多くの課題を抱える北海道にあって、人々の健康と生活に直接関わる保健医療職は、これからの社会で一層求められる人材として、その役割は益々大きくなると考えられます。
 このような改革が進められるなか、我々の社会は、2年前には予想しえなかった苦難に襲われました。CO VID -19感染症により人々の健康と生活の安寧は脅かされ、生活様式の変更が余儀なくされています。はからずも最前線に立つ保健医療職に注目が集まっていますが、社会機能としての役割の重要性が取り上げられる一方で、人材の不足や制度の不備など、保健・医療に内在する課題も顕わになりました。看護師・理学療法士・作業療法士は、他者の喜びが自分の喜びとなり、自分の喜びが他者の喜びとなる、極めて人間的でやりがいのある専門職ですが、そうした実践活動は歴史や社会のありように規定された様々な課題を内包して営まれています。保健医療職を目指す皆さんには、現実を多面的に見つめて本質に迫る思考力を培い、保健・医療を改革・改善する気概をもって、志望を固めていただきたいと願います。
 保健医療学部は1993年の開設以来、2000名を超える看護師・理学療法士・作業療法士を各地に送り出し、地域医療の一端を担ってきました。開設から30年近くを経た現在、卒業生は教育・研究・臨床の第一線で活躍しており、リーダーの役割を担う人たちも多くなっています。我々はこれからも建学の精神に則り、北海道の地域保健・医療を守り支える専門職、それぞれの分野を牽引するリーダーの育成を目指し、時代のニーズに応える取り組みを推進していきます。
 この先にあるウィズ・コロナ、アフター・コロナの時代は、私たちが未だ経験したことのない世界です。未来を生きる人々の命と健康を守るために、医療職として貢献したいと願う皆さんのはじめの1歩を、札幌医科大学から踏み出してください。
 
ここからはじまる看護専門職としてのキャリア
―命と健康を守り生活を支える―


看護学科の強み
1 少人数制を活かした共同学習により能動的に学ぶ姿勢とコミュニケーション力を育成
2 1学年前期から看護専門科目を配置した看護実践能力を育むカリキュラムと充実した学習環境
3 臨床と教育の連携により医療現場を身近に感じながら学ぶことができる指導体制
4 一連の研究過程の実践から科学的根拠にもとづき看護の専門性を追求する研究能力を育成

(取得できる資格)
■看護師(看護師国家試験受験資格)
最先端で活躍するスペシャリストを養成
理学療法のNEXT STAGEへ!


理学療法学科の強み
1 各専門領域に国内トップレベルの専任教員による先進的な教育環境

2 少人数による問題解決型教育
シームレスな臨床教育による実践力育成

3 大学院への高い進学率
卒後の臨床研修環境を整備

4 多岐にわたる分野で活躍する卒業生
教育・研究機関、福祉・行政、企業など

(取得できる資格)
■理学療法士(理学療法士国家試験受験資格)
臨床でのリーダーを育成する実践教育、
時代が求めるプロフェッショナルへ。


作業療法学科の強み
1 高い専門性と充実した指導体制
2 多領域を経験できる実践教育
3 先駆的な多職種連携教育・カリキュラム
4 卒業生の多彩なキャリア─教育・研究・地域・世界で活躍─

(取得できる資格)
■作業療法士(作業療法士国家試験受験資格)