医学部

人間性豊かな医師の育成と、
医学研究者となるための基礎を培います。
医学部長 齋藤  豪

新しいキャンパスで皆様を待っています
 札幌医科大学が1950年に現在の場所に開学し70年が経過しました。これまで医学部から5,960名が卒業し、北海道をはじめとする国内や海外の場で活躍してきました。そうした先輩達の活躍は、病気をもった方々の診療にとどまらず、医学研究、医学教育、医療・保健行政など幅広い分野に広がっており、それぞれの分野の歴史をつくってきました。
 皆様ご存じのように、新型コロナウイルス感染症は日本国内のみならず世界中にこれまで経験したことがない社会的・経済的混乱を引き起こしました。この中で医療、とりわけ医師がこれほど社会に注目されたこともないかも知れません。人間社会を形成するためには人々の健康は必須の条件であり、そのためには医療・医師は欠くことができない社会的インフラだからです。コロナ禍の中で北海道内においても札幌医科大学附属病院を始め、札幌医科大学を卒業した医師達が全道各地で地域住民を守るために大活躍してまいりました。
 医学部を卒業すると、殆どの人は医師になるわけですが、その進路は様々で臨床医学、基礎医学、公衆衛生などがあります。しかし、何れの分野に進んでも、そして何処に住んでいても一生涯勉強し続けなければなりません。医療は絶え間なく進歩しており、医師はそれを学ぶことを怠った瞬間に取り残されてしまうからです。札幌医科大学医学部は在学生ばかりではなく、卒業生に対しても学習のためのサポートをし続けます。
 令和3年には10年がかりの新キャンパスが完成し、医学部生、大学院生、卒業生が力一杯勉強する器ができました。また、良い医療を提供するためには、知識のみではなく様々な医療スタッフとチームを組み、最善の治療方針を決定してゆかなければなりません。医師はそのチームの中では常にキャプテンである事を求められます。そのためには学生時代から部活動、ボランティア活動などを通じ、判断力やコミュニケーション能力を養う努力は必要です。
 札幌医科大学は有意義な学生生活を送るためのソフト・ハード面のサポート体制も整備されております。あとはエネルギーにあふれた皆様を迎え、札幌医科大学が新しい時代に向けて発展出来る事を確信しております。
 
【先進研修連携枠(ATOP-M)】
 札幌医科大学は「医学・医療の攻究と地域医療への貢献」の建学の精神の下、北海道の地域医療に貢献すると共に世界へ羽ばたく医療人を育成してきました。

 医学部においては、一般選抜に「北海道医療枠」を、推薦入試には「地域枠」を設け、北海道内外の医学・医療において指導的・中核的役割を果たす医師を育成し送り出してきました。

 このたび、本学の卒後必修プログラム※が、地域医療への理解と国際性を兼ね備えた医師・医学研究者の育成を目指したものであることをより明確にするため、「北海道医療枠」「地域枠」の名称を「先進研修連携枠(ATOP-M)」に統一しました。

 札幌医科大学医学部では今後も、アドミッション・ポリシーで求めている資質を有する学生を受け入れ、地域や国際医療に貢献できる医師と、世界に通じる医学研究者を育てていきます。

ATOP-M(エイトップ-エム)
Advanced education and training opportunities program for medical students

※札幌医科大学附属病院を含む臨床研修指定医療機関で初期臨床研修を修了後、本学医学部又は附属病院の各診療科に所属し、7年間、本学及び本学の卒後必修プログラムに関連する国内外の医療機関又は研究機関において医学・医療に従事するものです。
【卒後キャリア形成モデルプログラム】
 医学部卒業後、医師として一人前になるまでには、初期・後期臨床研修を含めて約10年かかると言われますが、この期間に、いかに有益な研鑽を積めるかが、キャリア形成の分かれ道となります。

 札幌医科大学医学部「先進研修連携枠」の入学生は、卒業後2年間の初期臨床研修を経て、3年目からは本学附属病院各診療科及び医学部講座等に所属し、7年間、本学附属病院と国内外の関連する機関において充実した指導医陣のもとで研鑽を積み、専門医の資格を取得するプログラムに従事します。また、「特別枠」の入学生は、卒業後、道内の医療機関に9年以上勤務し、かつ、当該勤務期間のうち5年以上の期間を北海道知事が指定する公的医療機関等で研修・勤務し、臨床医としての研鑽を積みながら地域医療への貢献を果たすことになります。

 プログラムにおいては、大学院に進学し、研究の道で学位(医学博士)を取得するプランも選択できます。

 こうした様々な可能性を具体化するプログラムが用意されています。