学部・学科情報

生物資源環境学部

地球に生きる様々な生きものを対象に幅広い学びを展開しています

本学は、生物資源環境学部の下に、生産科学科、環境科学科、食品科学科の3学科が設置されています。3学科共通のテーマである「生物資源環境学」は「人間と自然の共生・共存の理(ことわり)」を追求し実践する学術と定義づけ、「生物生産」「環境」「食品」の三つの視点から、「自然」「生物」「人間」の関係を教育研究します。
各学科では、それぞれの視点から石油などの化石資源ではなく、動物や植物といった生物資源の活用を探っています。地球温暖化や砂漠化、オゾン層の破壊…。生物資源環境学は、豊かさとひきかえに失いつつある美しい地球への再生をはかる学問です。ここには、ずっと未来の地球を考えた学びが広がっています。

新しい生産技術を開発する生産のプロフェッショナルへ。

学ぶ対象は、わたしたちの生活と関わりの深い植物や動物です。
これらの生物資源の特性を集団や個体から細胞・分子・遺伝子レベルまで幅広く解明し、バイオテクノロジーなどの先端科学技術を活用して、生産技術の開発を目指すための教育研究を行います。

コース案内

生産科学コース

農業技術開発者及び生産者の基礎となる知識・技術を身につけた人材を目指す

生産環境制御コース

施設栽培の生産環境制御・最適化、ICTの活用に対応できる人材を目指す

先端バイオコース

バイオ技術を研究開発で活用できる人材を目指す


研究分野

石川県で唯一、農学に関わるほとんどの科目を学べます。

石川県の特色ある農産物を研究テーマにしています。

植物基礎系

植物遺伝学、植物栄養・生理学、植物保護学、植物病理学を基礎とする4分野からなり、幅広い視点から植物について学び、バイオテクノロジーを駆使できる人材の育成を目指します。

植物生産系

食用作物学やそ菜園芸学、果樹園芸学に代表されるように、実際の植物生産にかかわる科目を学び、これからの時代に適した生産技術の習得や技術開発を図ります。

動物生産系

動物生産の基礎から応用までを扱っています。具体的には、動物繁殖学に加え、栄養学や管理学といった飼育に関係した分野についても学びます。

生物資源管理系

植物・動物生産、土地や水など自然資源の管理、農業経済・経営、地域農業の振興、農産物流、農業政策、途上諸国問題、国際農業問題を経済学的・生産システム学的に学びます。

※詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.ishikawa-pu.ac.jp/undergraduate/bioproduction_science/

人と自然が共に生きる豊かな環境の実現を目指す。

土・水・大気などの知識をベースに、環境や生態系と人の活動のかかわりを解明し、環境と調和した農業基盤や社会基盤の整備および国土の管理について研究します。
即戦力として活躍できるよう環境にかかわる実験・実習科目も充実。
環境とは何かを現場で体験・学習するために、キャンパスを飛び出し、さまざまな環境に触れながら学べる実習も数多く行っています。

コース案内

環境科学コース

自然に関する広範な視点を持ったエンジニアを育成する
※環境科学科から「先端バイオコース」の内容も履修が可能です。

里山活性化コース

里山里海の自然を利活用した地域振興・社会環境整備に携わる人材を目指す


研究分野

目指すのは、自然と人間が共生・共存する地域社会の実現です。

白山山頂から能登の海岸まで多様な自然環境を活用したフィールドワーク

田園資源活用系

健全な田園環境の保全・形成に資するため、田園を取り巻く土壌圏・水圏・大気圏のエネルギーや物質循環に関する基礎的知識の学習と田園資源を活用した低炭素社会の構築に資する技術やシステムについて教育研究を行います。

生物環境保全系

豊かな生態環境の形成に資するため、植物、動物、微生物の生態についての基礎的知識とこれらの生物間の相互作用や人間活動との関わりを理解するとともに、生物と共生する社会を目指した生態系保全に関する教育研究を行います。

水環境管理系

持続可能な食料生産や農業・農村の多面的機能の発揮のために、人の安全、景観及び生態系に配慮した農業水利施設の保全と管理、並びに自然災害、気候変動、人間活動による環境負荷に対して強くてしなやかな水環境の保全と管理に関する教育研究を行います。

里山里海創生系

人と自然が共生し、安全で活力と魅力にあふれる地域社会を形成するため、里山里海創生に関わる環境情報の収集と解析、生態系を基盤とした防災・地域活性化、地域再生のための計画理論・実践手法などの教育・研究を行います。

※詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.ishikawa-pu.ac.jp/undergraduate/environmental_science/

先端科学の技術で食の世界に秘められた可能性に迫る。

バイオテクノロジーなどの先端技術を活用し、食品の加工・貯蔵・流通技術の開発に取り組みます。
さらに、食品の安全性や機 能性を解明し、供給システムや健康の維持増進に関する教育研究を実施。
分子レベルから、製造・加工・流通の技術や方法、 栄養や衛生の問題など多岐にわたる「食品」の知識や技術を身に付けるため、生産現場や食品関連企業での研修も行います。

コース案内

食品科学コース

食品業界で求められる幅広い知識・技術を身につけた人材を目指す

6次産業化コース

生産、加工からマーケティングまで総合的な知識を身につけた人材を目指す

研究分野

6次産業化を視野に入れた総合学問「食品科学」を学びます。
最先端の研究設備を使った食品の成分・機能性・安全性等の分析や加工製造技術の開発を踏まえた食品の高付加価値化に取り組みます。

食品基礎系

食品科学研究の基礎を支える分野として、食品素材の特性、生体分子の構造と機能、食品の流通について、物理、化学、社会科学を基盤として学びます。

食品製造系

食品のさまざまな開発・製造・加工技術について学びます。また、授業で食品製造に実際に取り組むことで、知識だけでなく、食品業界で即戦力として活躍できる力も身につけます。

食品機能系

機能性評価学や食品化学といった授業、食品調理などを通じて、食品の最大の特性とも言える栄養成分と、その機能に関する科目を深めていきます。

食品安全系

食を通した健康増進に貢献するために、HACCPを代表とする衛生管理、食品の成分分析、食品成分の保健効果といった食の安全と健康に関係した分野の教育研究を行います。

※詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.ishikawa-pu.ac.jp/undergraduate/food_science/