芸術・スポーツ文化学科(岩見沢校)

芸術・スポーツ文化を多角的に追求し、地域の活性化と文化振興に貢献できる人材を育成

 芸術やスポーツの文化価値を、地域のさまざまな課題解決へ活用し、また、それを新たな文化ビジネスへつなげる発想を持つ、地域再生の核となる人材養成を行うことを目的とした学科です。
 この学科には、芸術・スポーツビジネス専攻、音楽文化専攻、美術文化専攻、スポーツ文化専攻の4つの専攻が置かれています。
 文化振興という学科の目的を達成するために、ユニークなカリキュラムを設けました。芸術とスポーツを専門とする学生全員が文化を理解するための基礎的知識を身に付ける文化基礎科目、芸術とスポーツの共通部分を再発見する文化共通科目、地域で実際に文化的な活動を行う上で必要な基礎知識を学ぶビジネス科目、そして地域における文化活動を実際に企画し実践する地域実践プロジェクト科目です。さらに各専攻には、芸術・スポーツビジネス、音楽文化、美術文化、スポーツ文化について、より専門性の高い授業が用意されています。

専攻・コース

 芸術・スポーツ文化が持つ多面的な価値を学んだうえで、マネジメントの知識や組織の運営に関する実践的能力を身に付け、芸術・スポーツ文化と社会との関係を取り結び、社会に活かしていく人材を育成します。

 芸術・スポーツ文化を核とし、経済学、経営学、政策学、地域学、マーケティングなど様々な切り口からアプローチすることで、今後持続可能な社会を作っていくなかでも必要となる新しい視点や知識を得ることができます。また、プロジェクトや実習に参加してマネジメントを実体験し、一部は地域や各種団体とも連携しながら、芸術・スポーツ文化を社会に活かす実践力を養います。
 専門的な知識、技術により国内外の舞台において音楽の感動を表現者として自ら発信するとともに、音楽文化を地域社会に広められる人材を育成します。

声楽コース

 レッスンでは基本的な発声を学び、いろいろな声楽曲を中心に学びます。「舞台表現演習」「重唱」などでは、オペラなどから声のアンサンブルを通して表現力を磨きます。

鍵盤楽器コース

 1年生から各研究室に所属し、毎週個人レッスンを受けます。「伴奏法」「ピアノアンサンブル」等でアンサンブル能力を育み、「ピアノ指導法」では模擬レッスンを通じて指導力を高めます。

作曲コース

 「作曲理論」と「作曲実技」の実習を通して、伝統的な音楽書法技術の習得、さらに現代のさまざまな音楽語法やコンピュータを用いた技術の研究と幅広い応用力を養成し、自身の音楽作品作曲と発表を行います。

管弦打楽器コース

 専攻楽器全てに専門講師が付き、実践的な個人レッスンを受けます。管弦楽、吹奏楽、室内楽等を通して、伝統と先進の両面から学べます。

音楽教育・音楽文化コース

 音楽教育と音楽文化を実践的・理論的に学習できます。音楽教育では、実践を通して音楽の素晴らしさを自ら体感し、指導能力を身に付けます。音楽文化では、民族音楽や舞踊等の音楽文化をグローバルな視点からとらえ、研究します。
 多様化する芸術表現に対応し、表現者として確かな技術と創造的構想力を有する人材や、幅広い視点から美術に精通し、美 術による地域の活性化を促すことができる人材を育成します。

 多様な芸術表現に対応するため、実技分野として、油彩画、日本画、書、彫塑、現代美術・空間表現、木材工芸、金属工芸、イラストレーション、メディアコンテンツ、まちづくりデザイン、映像、アニメーションなどを学び、専門的な創造性を高めることができます。また、理論分野として、アートマネジメント美術、芸術学、美術教育があります。理論だけにとどまらず実践的に研究をすることにより、心豊かな活力ある社会の形成に寄与する指導力を高めることができます。美術文化専攻では、幅広い視点を獲得しながら地域活性化に貢献できる人材を育成します。
 競技スポーツ、フィットネス、アダプテッド・スポーツ、アウトドア・スポーツなどの特性を科学的に探求・理解して、地域の人々の暮らしを豊かにできる人材を育成します。

スポーツ・コーチング科学コース

 座学や実技の授業、そして実践活動の場としての各種スポーツ教室等を通じて「スポーツ振興と共に地域社会の活性化」へ寄与できる人材を育成しています。指導を効果的に行うため、専門基礎としてのスポーツ運動学やスポーツ心理学、スポーツ教育学等を学びます。さらに、実践的な専門性を高めるために、コーチング理論やアダプテッド・スポーツを含めた各種スポーツの指導法を学びます。

アウトドア・ライフコース

 「北海道がキャンパス」を合言葉に、広大な自然を生かしたアウトドア・アクティビティを体験し、地域の人々がうまく自然と関わりながら共に生きていくための知恵や文化を学びます。そして人と人の関わり方も同時に見つめます。さらに、学生のうちから教える立場に立つ実践授業を学びながら、指導力向上を図ります。