生物資源科学部
最新テクノロジーで人と生物資源との「共生」の新たな可能性を追求する
食料・エネルギー・環境の問題は、21世紀の人類が地球で生きつづけていくのにクリアしなければならない大きな課題です。この3つは世界全体で考え、グローバルに解決を図っていくべきものですが、地域や国から具体的な解決策を提示し、発信していくテーマでもあります。生物資源科学部では、これらの課題に対して、バイオテクノロジーなど先端技術を駆使してアプローチしていきます。そのため、グローバルな視点から人間と生物環境の関わりを捉え、各分野の専門的知識や技術を統合して課題を解決していく能力を養っていきます。さらに、地域にあってこれらの問題解決に役立つ、新しいアグリビジネスを創造していく能力も育成していきます。カリキュラムは、学科ごとの“垣根”を低くして他学科の専門科目も履修できるようにし、興味と知識の範囲を自由に広げていけるよう配慮しています。また、科学することの基本となる実験科目を1年次から取り入れ、実際の観察や実験に基づいた科学の手法や知識を習得できるようにしています。
学科の概要
教育目標
生物全般の生命現象を理解し、生物資源をより高度に利用する人材の輩出を目標にしています。教育方針
生命科学とともに食品・醸造の専門知識を学び、生物関連産業の発展に寄与できる能力の取得を目指します。カリキュラムの特長
・生物資源の高度利用に関わる基礎の確立と応用分野への展開を学習・バイオテクノロジーの各分野を学習
・植物、動物、微生物と広範な生物を対象とした実験実習
・高度な分析機器の取り扱いを学習
・食品衛生管理者資格(任用)を取得可能な科目群の設定
学生実験・研究活動
応用生物科学科では、1年生後期に化学実験、2年生前期に生物学実験を毎週木曜日の午後に行います。2年生後期から3年生前期にかけて、高度に専門性を高めた応用生物科学実験を毎週火・水曜日の午後に行います。
3年生後期からそれぞれの研究室に配属され、卒業研究を行います。
【化学実験(1年生後期)】
1年生後期、化学実験を毎週木曜日の午後に行います。
【生物学実験(2年生前期)】
2年生前期、生物学実験を毎週木曜日の午後に行います。
【応用生物科学実験(2年生後期・3年生前期)】
2年生後期から3年生前期にかけて、高度に専門性を高めた応用生物科学実験を毎週火・水曜日の午後に行います。 次の分野があります:細胞生物学分野、醸造学分野、微生物学分野、分子生物学分野、生物化学分野、生物有機化学分野、食品科学分野。
【研究活動(卒業研究・大学院修士課程・大学院博士課程)】
3年生後期からそれぞれの研究室に所属し、卒業研究を行います。
人材養成・資格取得
人材育成と教育研究の目的
生物全般を対象に生物現象を改名し、生物資源をより高度に利用することを目指します。そのため生命科学とともに、食品・醸造の専門知識と技術を学び、生物関連産業の発展に貢献できる人材の育成を目的とします。
活躍が期待される分野
・食品/醸造・医薬品/化学品
・医療・福祉
・検査・分析
・公務員・公的機関
食品業界に就職した学生が多く、学部卒業生は品質管理や、製造部門で、大学院修了生は研究部門などで活躍しています。
本学科で得られる食品衛生監視員と食品衛生管理者(任用資格)の資格が、食品業界などへの就職に役立っています。
食品製造業以外では、臨床検査や環境検査などの検査業務を行う企業、医薬品製造企業、日本赤十字社、金融機関、社会福祉法人、食品流通などの企業で活躍しています。
取得可能資格
・高等学校教諭一種免許状(理科・農業)・食品衛生管理者資格(任用資格)
・食品衛生監視員資格(任用資格)
・毒物劇物取扱責任者(任用資格)
・甲種危険物取扱者受験資格
学科の研究
カリキュラムの特長
・植物特有の生命の営みを理解するために必要な総合的な基礎学習・圃場実習や研究室専門実験・演習などの実践的な教育
・植物バイオテクノロジーを利用するための先端的な教育
カリキュラムは、植物の生物学的特徴に関する科目に始まり、植物生理、植物栽培、植物と環境の関わり、そして植物の病気に関する科目など、基礎から応用分野まで、植物生産に関する研究を行う上で必要な全ての知識を得られる構成となっています。
※生物生産科学科は、様々な企業、研究所などの産業界の方々と共同研究もおこなっています。
生物生産科学科の理念 [受験生の皆さんへ]
生物生産科学科の学生は、一年生のときから、語学や文学、社会学といった一般教養科目、情報教育、生物、化学などの専門基礎科目を受講する傍ら、秋田県立大学の特徴である「くさび形カリキュラム」に従って、専門科目の講義を受講し、やがてひとりひとりがそれぞれ興味を持てる研究分野を見いだし、分野ごとに研究室に所属して卒業論文をまとめます。生物生産科学科は、「植物」を主たる研究対象とし、その「生産」について、様々な切り口で研究を行っています。例えばそれは、「植物を生産するための研究」であり、「新しい植物を生産するための研究」であり、また「植物に役に立つものを生産してもらうための研究」であったりします。このため、生物生産科学科のカリキュラムは、植物の生物学的特徴に関する科目に始まり、植物生理、植物栽培、植物と環境の関わり、そして植物の病気に関する科目など、基礎から応用分野まで、植物生産に関する研究を行う上で必要な全ての知識を得られるように構成されています。
植物の生物学的、生理的な内容に関する科目は、生物生産科学科の全ての学生が身につけなくてはならない知識であるため、必ず履修しなくてはならない必修科目になっており、応用的な分野については、将来進みたい分野を見すえつつ、自由に履修できる選択科目になっています。
また、机上の学問だけでは身につけることのできない栽培管理や実験技術については、実習、実験、演習科目が用意されており、より実践的な知識と技術を身につけられるようになっています。
人材養成・資格取得
人材育成と教育研究の目的
植物を中心とする生物資源の機能を最新の技術と新たな視点で明らかにします。新しい農業に貢献し、植物を中心とする次代の生物関連産業の振興にも貢献できる人材の養成を目的とします。
活躍が期待される分野
・農業/園芸/緑地・農薬/肥料/種苗
・農業ビジネス/公務員
・化学/医薬品
・食料品製造
取得可能資格・取得可能受験資格
取得可能資格・高等学校教諭一種免許状(理科・農業)
・毒物劇物取扱責任者(任用資格)
・樹木医補
・食の6次産業化プロデューサー
レベル1、レベル2(認定資格)
取得可能受験資格
・甲種危険物取扱者受験資格
こんな学生を待ってます
植物バイオテクノロジーのエッセンスを理解し体験するためには、植物に実際に触れ、先端的な手法にも精通する必要がある。新しい分野に挑戦し、幅広い知識を身につける意気込みと柔軟な発想を持つ行動的な学生に来て欲しい。学科の研究
カリキュラムの特長
本学科では、環境問題に対して高い意識を持ち、フィールドで身体を使うことをいとわず積極的に問題解決に取り組む人材を養成します。・学問的素養・・・環境科学に関する基礎学力と科学的思考の鍛錬を重視します。
・正しいスキル・・・環境分析技術、フィールド調査技術、データ解析などの基礎力を高めます。
・コミュニケーション力・協働・・・専門的な事柄や知見を社会に平易に伝える能力を身につけます。
・問題発見力・市民性・・・次代を見据えたしっかりした環境観を育みます。
環境学科の学生実験と野外実習(フィールドワーク)
生物環境科学科では、2年生夏休みの「生物環境科学実習」を皮切りに、フィールドワークが始まります。実験室での作業とフィールドワークの手法をバランスよく習得できることは、秋田県立大学各学科の実験・実習の中で際立った特色であるといえます。最近の生物環境科学実習の内容は下記URLをご覧ください。https://www.akita-pu.ac.jp/bioresource/DBE/education_studysubject.html
人材養成・資格取得
人材育成と教育研究の目的
森林や耕地などフィールドに密着して最新の科学技術を駆使し、環境問題のおこらない社会の実現を目指します。生物資源の環境と調和した利用を通じて、持続可能な次代の生物関連産業の振興にも貢献できる人材の養成を目的とします。活躍が期待される分野
・農・林業ビジネス/流通・造園・環境修復/土壌修復・水質浄化
・廃棄物再生利用
・環境アセスメント/環境計量・環境プランナー
・食品/品質管理
実際に学生が取得した資格
・環境計量士(濃度関係)・危険物取扱者(乙種第1類~第4類)
・毒物劇物取扱責任者
・高等学校教諭一種免許(理科・農業)
・ビオトープ管理士
・農業改良普及員(現、普及指導員)
・公害防止管理者(水質関係第1種、ダイオキシン類関係)
・浄化槽管理士
・生物分類技能検定3級
・自然観察指導員
・簿記2・3級
具体的に身につけられる専門技術や取得できる諸資格一覧は下記URLよりご確認ください。
https://www.akita-pu.ac.jp/bioresource/DBE/education_training.html
学科の研究
研究グループの特徴
アグリビジネス学科では、3つの研究領域の下に研究グループが設けられています。教員はいずれかの研究グループに所属し、次世代型アグリビジネスの創成を目指した研究に取り組んでいます。
※各研究グループの詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.akita-pu.ac.jp/bioresource/AGRI/education_studysubject.html
人材養成・資格取得
人材養成
アグリビジネス学科は、農業・農村・食産業の未来を切り拓き、持続可能な地域社会構築を目指して、先進的な農業技術やアグリビジネスを提案する能力のある人材の育成を目指しています。取得可能資格
・高等学校教諭一種免許状(農業)・毒物劇物取扱責任者(任用資格)
取得可能受験資格
・甲種危険物取扱者試験受験資格※画像等詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.akita-pu.ac.jp/bioresource/AGRI/education_training.html