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本学教員がクマ被害軽減用の木工製品を開発しました
 本学木材高度加工研究所の野田 龍 准教授(専門分野:木材工学・森林土木学)は、横手市の木材加工・販売会社のウッディさんない株式会社と共同で、ツキノワグマによる人や農作物への被害を防ぐ「木製くい」を開発し、6月26日(金)、秋田県庁で記者発表会が開催されました。

 開発した木製くいは、高さ2メートルの丸い杉材の支柱で、これに直径約3センチの穴を30カ所以上開け、トウガラシやミントなど、クマが嫌がるにおいがついた木の栓(せん)が打ち込まれております。

 野田准教授は、約2年をかけて、大森山動物園で飼育するクマや野生のクマを対象に、ワサビなど刺激的な臭いの物質を染み込ませた木を設置し実証実験を繰り返し、クマが嫌がるにおいを絞り込むことに成功しました。

 この手法を導入することにより、クマを傷つけることなく人の生活空間への侵入を防ぐ効果が期待できるほか、自然公園の案内看板や果樹園などに設置することで木製構造物の損傷被害を抑えることも期待されます。なお、においのついた木の栓は一度取りつければ2年ほど効果が持続することが明らかになっております。

 本製品は、6月11日に特許申請済。野田准教授とウッディさんない株式会社は、今後も県内の森林で実証実験を続け効果検証を継続し、来年以降の商品化を目指しております。

★野田准教授のコメント
「開発商品は完全にクマが人里に下りてくるのを止めるものではないが、人とクマの生活圏のすみ分けにつながり、人身被害や農作物被害の軽減が期待できる。今後も実証実験を続けバージョンアップしていきたい。イノシシなど他の野生動物が嫌がる製品の開発・研究を進めていきたい」

★ウッディさんない高橋嘉男専務のコメント
「現在、製造は手作業が中心だが、量産化されれば価格が下がることが期待される。更なる実証試験に取り組み精度を高め、行政や森林所有者らに活用を提案したい」







今回の記者発表会を受け、多数のメディアにて紹介していただきました!
■紹介していただいたメディア一覧
※リンクのあるものは各メディアのページ(外部リンク)が開きます。
AAB秋田朝日放送 トレタテ!
ABS秋田放送 ニュースevery
AKT秋田テレビ
秋田魁新報
朝日新聞
日本経済新聞
毎日新聞
読売新聞
北羽新報