医学部

【ADMISSION POLICY】
医学部では、「国民の健康を支える医療人の育成」を行うため、次のような資質と能力を持つ人材を求めています。
  • 単に病気やけがを治すだけでなく、一人ひとりに最良の医療を提供するために、努力を惜しまない人
  • 健康問題に興味があり、地域医療や国際社会に貢献したいと考えている人
  • 疾患の原因を解明し、治療法を開発したいと考えている人
  • 深い人間愛と広い視野を持ちコミュニケーション能力が高い人
【教育目標】
病める人の苦痛を自らの苦痛と感じることができ、生涯にわたって医学的知識、技術の修得に努め、地域社会・国際社会の保健医療・福祉に貢献する人材および疾患の原因解明や治療法の開発に寄与できる研究者の養成を目指します。


医療人としての基盤を築き、夢に向かって邁進する

 医学科及び看護学科からなる本学部では、専門的ならびに学術的領域において独創的な研究活動を展開する一方、現代の医療・医学を担う優れた臨床医・看護専門職及び、医学・看護学研究者の養成を目指し、医学、生命科学、看護学、医療に関して学習効果の高い教育プログラムを実施しています。各国家試験を突破し、各々が望む道へと進めるよう確かな力を育むとともに、病める人や尊い生命と向き合うに相応しい人格の陶冶にも力を注ぎ、確実な成果を挙げています。
 また、地域の中核として先端医療を提供するとともに、学生の臨床実習を行う教育の場でもある医学部附属病院は、病床数618床、高度先進医療を担う特定機能病院の指定を受けた医療水準の高い施設です。


学びの特色

01 ライフサイエンスコース

 現在、医学科出身者の研究者不足が問題になっています。本学では既に2006年度から医学科学生を対象に研究者養成のためのコースを整備し、この問題に取り組んできました。基礎・臨床あわせて10数講座の協力のもと、研究方法論の基礎から研究倫理、実験、学会発表、論文執筆まで一連のプロセスを体験することで研究者の芽を育てるコースです。2012〜16年度には文部科学省の「基礎・臨床を両輪とした医学教育改革によるグローバルな医師養成」事業による支援を受け、論文実績、学会発表などの業績も順調に伸びています。研究に興味を持つ皆さんの参加を待っています。

02 チュートリアル教育

 3年次前期からは、少人数のグループで与えられた課題に取り組むチュートリアル教育を導入しています。これは、チューターと呼ばれる学習補助教員とともにそれまでに習得した知識を統合し、グループ内で討議を重ね、自ら答えを導き出していくという教育方法です。これにより、自主学習能力や問題解決能力、自己の考えを正確に他者に伝える能力、他者の考えを理解する能力など、医師にとって不可欠な能力が養われます。原則として、週2日の1時限目にこのチュートリアル教育を実施し、これと併行して、チュートリアル教育で勉強した症例に関連する講義も受けます。

03 臨床研修センター

 臨床各科の教員が協力して、質の高い卒前臨床教育の実践に努めるとともに、臨床研修センターを中心に、医学科の卒業生を対象とした2年間の初期臨床研修プログラムの充実にも努め、卒前・卒後を通して優れた医師の養成に全力で取り組んでいます。
 大学医学部が担う役割のひとつは、卒前教育→卒後臨床研修→専門医教育→生涯学習という時間的な縦軸と、地域の病院・診療所を対象とした空間的な横軸を念頭にして展開される医師教育であり、その中核として臨床研修センターが主導的な役割を担えるよう整備を進めています。

現代医療・医学を担う、優れた臨床医・医学研究者の養成を目指す

 高齢化、価値観の多様化が進む現代、医療現場には、単に病気やケガを治すだけでなく、患者さん一人ひとりにとって最良の医療を提供することが求められるようになりました。
 本学科では、新しい時代を担う医師および医学研究者の養成を目指し、幅広い知識と高度な技能の獲得とともに、人格の涵養にも重点を置いた教育プログラムを実施しています。
 目覚ましい速度で発展する医学に対し、深い人間愛と命の尊厳を基本に置いた創造と実践による教育・研究を行い、21世紀の医療を担う優れた人材を育成します。


学びのPOINT

入学生の興味と関心
◎病める人を救いたい
◎地域医療や国際医療に貢献したい
◎疾患の原因を解明し、治療法を開発したい

 ↓↓↓

得られる知識・スキル
◎深い人間愛と正しい倫理観
◎病気や怪我を診断・治療する能力・技能
◎科学的根拠に基づいた幅広い医学的知識


基礎医学

■医師としての基盤を確立
 1年次の後期から2年次の後期まで、医療の基盤となる基礎医学を学びます。
 まずは、医学を学ぶ際の基礎となる人体の正常な構造と機能を系統的に学習するとともに、医学をさまざまな視点で捉える訓練をします。その後、病気の本態、原因と発症のしくみ、薬剤の作用といった基礎知識を学び、医師としての基盤となる膨大な知識や考え方などを習得します。
 また、医学研究に興味を持つ学生を対象として「ライフサイエンスコース」が設置されています。


臨床医学

■地域医療、チュートリアル・・・自ら学ぶ実践的教育
 地域医療に貢献できる医療者を養成するために、その現状を理解し、これに特化した知識と技術を身につけることを目的とした地域医療学が導入されています。1年次から4年次にかけて、地域医療とへき地医療の違い、地域における予防医学の重要性、専門医療への対応(がん、重症心疾患、周産期医療等)および地域医療における診療所(開業医)の役割等、地域医療の現状・魅力・意義などを学びます。
 3年次前期からは、少人数のグループで与えられた課題に取り組むチュートリアル教育が始まります。これは、それまでに習得した知識を統合し、グループ内で討議を重ねながら、自ら答えを導き出していくという教育方法であり、医師にとって不可欠な自主学習能力、問題解決能力、自己の考えを正確に他者に伝える能力、他者の考えを理解する能力などが養われます。


臨床実習

■Bed Side Learning・・・ 医療の現場で学び、備える
 入学初期から医師としての倫理観とモチベーションを向上させるために、市中病院での実習を行っています。
 4年次の1月からは、76週にわたる臨床実習が始まります。少人数のグループですべての診療科をまわりながら、指導医のもと、医師として患者さんとかかわりながら、知識・技能・態度を体得します。6年次の10月に臨床実習が終わると、いよいよ卒業試験です。

深い人間愛と広い視野を持つ、人間性豊かな看護専門職を育成

 看護学はケアを追究する学問であり、その基盤となるのは人間学です。本学科では、人間・健康・看護を探究する実践科学としての看護教育に主眼を置いたカリキュラムにより、高度化・専門化する現代医療に対応できる専門知識と技能を習得するとともに、病に苦しむ患者さんやその家族を心身両面から支えるために不可欠な、豊かな感性や幅広い教養、品性の涵養にも注力しています。
 少子高齢化が進むなか、看護職の担う役割はますます重要になっています。本学科では、社会的ニーズを的確に捉え、急速に進展する保健・医療・福祉の動向にも目を向けつつ、創造と実践による教育・研究を行い、質の高い看護を提供できる優れた看護専門職者として、将来指導的立場で活躍できる人材を育成します。


学びのPOINT

入学生の興味と関心
◎豊かな人間関係を築きたい
◎みんなの健康を守りたい
◎看護界をリードしたい
◎看護職として世界で活躍したい

 ↓↓↓

得られる知識・スキル
◎対象者の尊厳と権利を擁護できる、豊かな人間性
◎健康問題について、創造的に解決する力
◎科学的な根拠に基づいた看護実践力
◎看護専門職および多職種と協力し連携する力
◎社会の変化を敏感に捉え、地域ケアに貢献する力
◎将来に向けて主体的・継続的に学習できる、自己研鑽力


看護基礎科目

■看護実践の基礎となる、知識・技術・態度の習得
 講義と実習室での体験学習を通し、看護実践の基礎となる知識・技術・態度などを習得するとともに、ケアの対象となる人間についての学習を深められます。主体的学習を促進して学習を深める方法を学ぶ中で、コミュニケーション・スキルの基礎、情報に対する科学的な見方や考え方から、論理的思考などについても学習します。
 看護基礎科目には、人間関係論などの人間の心理的側面を追究する科目、人体構造・調節論や生体観察法、疾病・治療論など身体および疾病による身体的変化と治療的アプローチである人間科学としての医学科目、社会福祉行政論や情報管理論、環境保健といった保健福祉環境に関する科目があり、人間と健康を幅広く学習します。


看護専門科目

■看護の教育・研究・実践の発展に寄与できる高い能力を養う
 看護専門科目には、基礎・母性・小児・成人・高齢者・精神・在宅・地域看護学があります。専門知識・技能は講義を聞くだけではなく、教員-学生間の活発な質疑応答、ディスカッション、演習における模擬患者・看護者体験、プレゼンテーションなどの能動的学習を積極的に取り入れています。
 1年次の「看護とは何か」から始まり、学年進行により「看護の根拠」となる理論や概念を学びます。3年次後期になると、看護を深く理解し適切に実践できるようになるために、医療機関や地域施設での臨地実習などを通し、専門的な知識と医療人としての態度を伴った技術を習得します。患者さんとコミュニケーションをとり、患者さんの病態や心の状態、社会的な問題など個別のニードを把握し、査定した上で看護の必要性を導き出し、看護実践ができることを目指します。最終学年では、統合実習や看護研究を学生主体で進めることにより、今までに学んだ看護をさらに深め、看護観を醸成します。