人文学部
「知」と「地」を創造する2学科の扉が開く
人文学部は、1983年に文化学科と社会科学科の2学科で発足しました。2008年に、社会科学科を法律経済学科へと改称しましたが、学部創設以来の2学科制のもと、幅広い教養と柔軟な思考力を持ち、地域社会と国際社会で活躍できる人材の育成を目的に掲げ、多くの卒業生を輩出してきました。人文学部のカリキュラムの特徴の一つは学際性であり、人文科学と社会科学の多彩な学問分野を学ぶことができます。人文科学と社会科学の役割を一言で表すと、「古今東西の人類社会の営みについて考究すること」です。世界の人びとが築き積み重ねてきた社会の仕組みや文化を知り、また今日の国際社会そして日本社会がどのような問題を抱えているのか、を考えることです。既存の価値観が大きく揺らぎつつある今日、人文学部で学び、われわれが今日生きていくこの社会のあり方を常に捉え返し、またその行く末を考えることのできる力を身に付けていただきたいと思います。
学科紹介
文化学科
世界諸地域の文化を、哲学、歴史学、考古学、美術史、図書館・情報学、言語学、文学、地理学、社会学、文化人類学といった人文科学分野から専門的・総合的に学ぶことのできるカリキュラムを用意しています。1年次から2年次には専門学習に向けて、問題意識の形成や様々な学問領域の基礎的な知識や研究方法の学習を進めます。そして3年次より演習(ゼミ)に所属し、学んできた専門の知識や研究方法を活用し、関心のある文化事象について研究を深め、4年次に4年間の学修の集大成として卒業論文を作成します。
法律経済学科
複雑で高度に専門化した現代社会を、適性や関心に沿って法学、政治学、経済学、経営学といった社会科学分野から学習するカリキュラムを用意しています。1年次は、専門学習に向けた問題意識の形成や社会科学の方法について学びます。そして2年次・3年次は、それぞれのコースのカリキュラムに沿って専門的な知識と理論的な考え方を学習します。また、3年次からは専門演習(ゼミ)に所属し、様々な社会現象を対象に考察・議論し、学んできた専門の知識や方法を活用する力を養い、4年間の集大成として4年次に卒業研究をまとめます。