農学部

「食・環境・健康」の未来を担う生命科学のフロンティアに立つ

 21世紀は生命科学の時代といわれています。農学部は、生物および化学関連分野を基軸に、生命科学分野の基礎研究を行いつつ、「食・環境・健康」の3本柱を支える研究・教育を推進しています。微生物・動植物・生態系・生物資源を対象として、分子レベルから地球レベルまでの広い視点で研究する生命系総合学部です。生物現象を中心とした自然現象の探求から社会への貢献までを見据えた教育プログラムを通して、自然を探求することの難しさと楽しさを学び、現在人類が直面している食・環境・健康に関するさまざまな課題を解決する能力を身につけることができます。
 毎年、高い資質と意欲をもった学生が入学し、1951年の創立以来これまでに、約10,200名の学士、 約6,000名の修士、 約2,000名の博士を国内外に送り出してきました。卒業生の多くは、農林業はもちろん、食品産業、製薬・化学工業に関連する企業・官公庁など幅広い分野で活躍しています。
 世界と人類の「食・環境・健康」を支える熱意ある若い皆さんの参加を歓迎します。

コース紹介

農学部

生物環境科学科

生物と環境をみつめ、社会に活かす。
生態系のしくみとはたらきを探り、環境保全と生物資源の賢明な利用をめざす


 地球に広がる生物圏環境は、人類の生存・健康な生活のためには必要不可欠です。生物環境科学科では、最新のフィールドサイエンスやバイオマス科学などを学び、森林をはじめとする生物圏環境と人との共生をめざします。人類が直面する環境問題や、生物資源の持続的生産・利用に関する諸問題の解決にいどむ人材を育成します。


資源生物科学科

生命のしくみを知り、食の未来を切り拓く。
生物の巧みな生存戦略を解明し、人類の食をグローバルに支える


 資源生物科学科では、革新的な食料生産と遺伝資源の開発・保存を可能とする最新のライフサイエンスを学び、食料生産や地球環境の保全などに関わるグローバルな問題の解決をめざします。生物が長い進化の歴史の中で培ってきた生体機構や生存戦略を学び、専門性と国際的視野をもって食料・環境などの諸問題に挑む人材を育成します。


応用生命科学科

生命現象を分子のレベルで科学する。バイオの力を駆使して、人類の食と健康に貢献する

 応用生命科学科では、最新のバイオサイエンス(生命科学)やバイオテクノロジー(生命工学)についての専門知識と技術を学びます。そして、微生物、植物、動物細胞などを対象として、遺伝子、タンパク質、生理活性物質など生命を支える分子の構造、機能について研究し、食と健康など人類が直面する諸問題の解決に貢献できる人材の育成をめざします。