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環境科学部 環境生態学科の伴教授が行った研究発表が、第17回世界湖沼会議にてBest presentation award(oral presentation)を受賞しました
 10月に茨城県で開催されました「第17回世界湖沼会議」において、環境科学部 環境生態学科の伴修平教授等が行った研究発表が、Best presentation award(oral presentation)を受賞しました。以下、研究発表の概要です。


<受賞発表の概要>
著者:
伴修平・戸田龍樹・小山光彦・石川可奈子・高津文人・今井章雄

題目:
 水草の持続的利活用を通した湖沼生態系の保全(Conservation for lake ecosystem through sustainable utilization of aquatic weeds)

発表の内容:
 近年,世界中の多くの閉鎖性水域において,水生植物(以下,水草)の異常繁茂が様々な環境問題を引き起こしている。

 一方で,水草は水質を浄化し湖沿岸に生息する生物に産卵・育成場所を提供する湖沼生態系になくてはならない存在と認識されている。

 実は,1950年以前には水草(主に沈水植物)は農地に施用する肥料として利用されており,「循環型」の社会構造を形成していたと考えられている。今日,便利で安価な化学肥料が利用されるようになり,水草は全く利用されなくなった。これらのことは,水草の効果的な利活用方法を開発することが,異常繁茂した水草に関する問題を解決する最も良い方法であることを暗示している。

 本研究では,水草を持続的に利用するための管理基準について検討し、刈り取った水草はメタン発酵で効率的にエネルギー変換し,発酵液分残渣を使って微細藻類を潤沢に培養する方法について研究・開発を行い、水草をバイオマス資源とみなした「琵琶湖里湖循環」型社会構想を提案した。