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詫摩佳代教授が第42回サントリー学芸賞を受賞しました!
法学部 詫摩佳代教授が著書『人類と病 ―― 国際政治から見る感染症と健康格差』(中央公論新社)の業績で第42回サントリー学芸賞(政治・経済部門)を受賞したことを、公益財団法人サントリー文化財団が発表しました。12月15日に贈呈式が行われます。


詫摩佳代先生

『人類と病 ―― 国際政治から見る感染症と健康格差』について


「人類の歴史は病との闘いだ。ペストやコレラの被害を教訓として、天然痘を根絶し、ポリオを抑え込めたのは、20世紀の医療の進歩と国際協力による。しかしマラリアはなお蔓延し、エイズ、エボラ出血熱、新型コロナウイルスなど、新たな感染症が次々と襲いかかる。他方、現代社会では、喫煙や糖分のとりすぎによる生活習慣病も課題だ。医療をめぐる格差も深刻である。国際社会の苦闘をたどり、いかに病と闘うべきかを論じる。」(中央公論新社ホームぺージより引用)

選考委員の牧原 出氏は(東京大学教授)「本書は、現代日本の外交史家が、国際政治史の視座でこの問題に取り組んだ最良の入門書である。そこでは、感染症対策という課題と健康増進という課題とが、重なり合いつつも独自の二つの争点を持つ楕円構造として、描かれる。」と評しています。

サントリー学芸賞について(サントリー文化財団発表より)
毎年、前年1月以降に出版された著作物を対象に選考し、広く社会と文化を考える、独創的で優れた研究、評論活動をされた方を「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門に分けて、顕彰しています。1979年の本賞創設以来、受賞者の数は今年度を含め354名にのぼります。

今回の選考過程は、2019年1月以降に出版された日本語の著作を対象に部門ごとの各選考委員より優れた作品が推薦され、2回にわたる選考委員会での審議を経て、受賞者および作品が決定されました。選考に際しては、個性豊かで将来が期待される新進の評論家、研究者であること、本人の思想、主張が明確な作品であることに主眼が置かれています。また、代表候補作品だけでなく、これまでの一連の著作活動の業績を総合して選考の対象としています。

関連リンク
詫摩佳代教授 教員紹介
「第42回サントリー学芸賞決定」プレスリリース
※選考委員の牧原 出氏(東京大学教授)による選評も掲載されています。
中央公論新社「人類と病」