法学部

多様なニーズに応える授業とゼミ活動

 法学部と一口に言ってもそこで学べることは実に様々です。法学部の授業は,大きく5つの分野(@基礎法学A公法 ・ 社会法学B民刑事法学C国際関係法学D政治学)に分かれ,それぞれ「入門」「基盤」「展開」科目として提供されています。学生は,興味や関心,将来の進路に沿って授業を選択することになります。さらに,2004年度より法科大学院(ロースクール)が設立され,法曹を目指す学生のニーズにより応えられるようになりました。また本学部では,少人数ゼミを重視しています。学生は各自関心のあるテーマで研究 ・ 発表し議論を重ねていく中で,主体性をもって自ら問い,論理的に思考し,表現する力を養います。高校までの『学習』とは一味異なる『学問』の醍醐味を体感してください。

大学,そして国を越えた人々との交流の場

 法学部の教員は多彩であり,アジア,ヨーロッパ,アメリカなど様々な国から招聘された外国人教員により国際的な視点から日本の法や政治を捉え直す機会も豊富に提供されています。また,実務家による講義では,法や理論が実際に使われている現場の声を聞くことができ,今後の学習の上で大変刺激となるでしょう。このように,皆さんから求めていけば様々なバックグラウンドの魅力的な教員との出会いに恵まれることも,法学部の魅力の一つです。
 さらに,2015年度より,国際ビジネスの分野で活躍できる法的能力と語学力を兼ね備えた人材を育成するため,学部とLL.M.の一貫した教育プログラムであるGV(Global Vantage) プログラムを始めました。GVプログラムについての詳細は,Webサイト(http://www.law.kyushu-u.ac.jp/gv/) をご覧ください。

法学部自慢“ こんなこともやってます! ”…LP(ロー&プラクティス)セミナー

 法律にまつわるTV番組や小説などは数多くあるものの,実際の生活で弁護士や検察官,裁判官と出会う機会はなかなかないものです。しかし,このロー&プラクティス・セミナー(略称LPセミナー)は,現役の法律実務家が実体験に基づいた講義を1年生に行うもので,「生きた法」を学ぶ絶好の機会となっています。また,このセミナーの締めくくりとして,法律実務家と学生の実演による模擬裁判企画もあります。ぜひ,あなたも法の現場の“熱” を感じてください(LPセミナーは,教員と学生からなる「九州大学法政学会」により運営されています)。